「ぎをん か波羅」がコンセプト変更して再開

「山玄茶」の○月コースだ、「大渡」の最新コースだ、と写真入りで自分のブログに提携している店紹介をしまくる京都の料理店宣伝屋・関谷江里氏。
かなり前から赤いオバサンと言われていましたから、赤い官房長官仙石氏より「赤」に関しては先輩格か。

数年前、京都の観光客相手の豆腐料理屋「順正」(客単価3?5千円)が京都コンプレックスの東京なら、どんな店でも繁盛するとの安直な考えで西麻布に出した鉄板焼き「ぎをん か波羅」。
どちらかというと廉価な店に分類される豆腐料理屋が客単価倍以上の店を運営できるのか。しかも豆腐ではなく鉄板焼きで。

友里読者の追求に「ぎをん か波羅」の広報であるとカミングアウトした関谷さんのバックアップもむなしく、私の予想通り集客に苦労していたのは以前のブログで書きました。その後広報担当を小山薫堂氏に変更しても集客に大きな改善はできなかった。

意地があるとはいえもうそろそろかな、と思っていたところの閉店情報に友里は安堵していたのですが、再びゾンビのようによみがえってくるとは予想外でありました。
まずは広報に再就任したのか関谷さんの宣伝ブログをご覧下さい。

http://erisekiya.cocolog-nifty.com/kyototokyo/cat20049151/index.html

再開した店は鉄板焼きを封印し、創作和食の店(どうみても京料理ではない)になったようです。
しかし本店(豆腐料理屋)の3倍以上の値付け(1万2000円)のコースを出してくるその厚かましさに私は驚きました。
そこらのダイニングと同じく料理人の顔がまったく見えない(見せない)お店。
観光客相手の店が東京を舐めきって「京ブランド」だけで出してきた店だけに、和食に変更したとしてもその根性が変わらない限り東京で受け入れられるとは思えません。

最近は関谷江里さんに疑問を呈する京都の料理人も多くなったと聞いております。
至極当然のことだと思うのですが、それでも彼女に店宣伝を任せた「順正」、見る目がないと言ってしまえばそれまでですが、ほんと、懲りない経営者であると私は考えます。

ランス・YANAGIDATEが半額以下に?

政府が介入し、日銀が最後のカードを切ったのに円高傾向がとまりません。いつの間にか82円台に突入しております。
中国問題や小沢強制起訴、国会開催で目立たなくなっているようですが、政府が断固としてやると言っていた

円高対策

はどうなったのか。当初の介入の時、赤い官房長官は

1ドル=82円が日本の防衛ライン

と手の内を晒してしまって多くの批判を浴びました。防衛ラインを変更したのかもしれませんが、どちらにしても一国の介入が無駄に終わることは今までの経緯が証明しております。
ここは風邪と同じで、中途半端な熱の時に無理して解熱剤を使って長引かせるより熱をいっきに出させてしまう、つまり

なるようにしかならない

との放置も重要な選択ではないでしょうか。どうせ外交含めて菅政権は

無策

が基本方針でありますから、円高対策だけ頑張っては全体のバランスを崩すというものです。

さて昨日、読者の方から掲題の情報をいただきました。
レストランの食事だけではなく、オーダーメードのスーツ、美容・エステ、レジャーなどを50%以上の割引で販売する

格安クーポン

のサイトがあるとは知らなかった。

http://goti.jp/coupons/tokyo/

居酒屋に近い廉価な店や売れないメーカーのスーツだけかと思っていたのですが、なんと一時期注目されたシェフの店が出ているではないですか。ランス・YANAGIDATEのコース料理がなんと

13,750円 → 4,500円 の67%OFF

とあります。しかもこのクーポン、100枚も売り出されていて

完売

となっております。

http://goti.jp/coupon/89

本当に1万3000円コースであったなら、67%オフなら原価に毛が生えた程度しか上乗せしていないことになります。一日にそう何組も入っていないと思われるこの店で、100枚も発行してしまって大丈夫なのでしょうか。

不景気が更に深刻になっている現在、フレンチは特に厳しいとは思いますが、こんな割引を堂々と開示してしまって店のブランドイメージの低下を招かないか。
もともとブランドと言われるほどのイメージではない店だったと開き直られたららそれまでですが、普通の感覚なら半額以下の割引をしている店に対して

そんなに流行っていない店には行きたくない

と思うのが一般感覚であると考えます。

貧すれば鈍する

という言葉もあります。日頃から背伸びをした営業(支店を増やすとか)をせず余力を保ち不景気で苦しい時期も堪え忍ぶ、これが店のイメージを保ちながら不景気を乗り切る最善の方策ではないか。

もしくは、そのような割引はサクラ的な知人にだけ配って公にせず、店の盛況さを演出するべきだと考えます。

景気は二番底? 銀座はガラガラ

掌返すという言葉は週刊誌のためにあるのでしょうか。本日発売の新潮、文春の新聞広告を見て私は驚きました。
1ヶ月前までは、小沢批判の大合唱で間接的も含めて菅氏の応援に回っていた両誌。それが一転して「亡国内閣」(週刊新潮)、「日本をどんどん悪くする菅政権よ」(週刊文春)と論調を変えてきました。

まあ時の権力に対しての検証がジャーナリズムでありますから、今の姿勢は良いと思うのですが、1ヶ月前の小沢叩きは何だったのか。当時の権力者は菅さんではなく小沢さんだとマスコミは考えていたのかもしれません。

しかし今朝の読売を読んで唖然としました。先日ASEMでなんとかとりおこなわれた菅首相と温家宝首相の会談。一般には

日中関係は改善に一歩踏み出した

と評価されているようですが、この対談に日本側の通訳が同席していなかったというのです。
英語がしゃべれないほど語学に疎い菅さんが中国語を話せるはずがありません。菅さんはじめ日本側は

温家宝さんについていた中国人通訳

を通して25分話し合ったというのです。本来重要な会談は民間企業であっても双方が用意した通訳が互いにチェックして誤訳、曲訳を防ぎます。
中国人通訳は正確に温家宝首相の発言を訳したのか、自分の発言は正確に温家宝に伝わったか、サル首相はわからないまま会談を終えたというのですからお笑いです。

野党(社民除く)が小沢の証人喚問要求、「説明責任」を連呼しておりますが、自分たちの拙い質問で国民の前に説明させる自信があるのか。

週刊誌ネタからの追求がせいぜいですから、結果は知れております。今は外交や経済など問題が山積み。慣れないパフォーマンスをするよりも、本業の国会審議に専念した方が国民のためと思わないところが、彼らの自分勝手なところであります。
公開での公判で白黒つけるのが決定したのですから、それが最良の国民への説明となるのがわからない(わかろうとしない)のでしょう。

昨日も書きましたが今回の小沢強制起訴、百万が一「有罪」となったら検察の権威は取り返しがつかないほど失墜することでしょう。検察が起訴を断念(有罪に出来ないと判断)した案件、ド素人の判断の方が正しかったと世に知らしめることになるからです。

大阪地検の不祥事に続いてこの「有罪判決」がでたら、検察は不正だけではなく「無能」まで晒してしまいます。
こうなったら日本の「検察制度」は完全な崩壊状態。検察あっての裁判所、検事と判事の仲を考えたら、判決は「無罪」1つしかありません。
小沢系議員はうちひしがれている暇があったら、

検察の判断よりド素人(11人の平均年齢がなんと31才弱)の判断が正しかったら検察は崩壊する

とマスコミを通じて世にしゃべりまくれば良いのです。このような注目裁判に「跳ねっ返り」の判事を担当させるはずがありませんから、検察の望み通りの判決を出してくれるのは鉄板であります。

さて昨晩、銀座をちょっとブラブラしてからある鮨屋(予約済み)へ入りました。
時間つぶしでまずはスペインバルへ入店。18時を越えているというのに、まったく客がおりません。バーではなくバルにこの時間帯に客がいなくて大丈夫なのか。

対面にある「すしざんまい7丁目店」を外から覗いたら客が見当たりません。1階でこれですから地下は推して知るべし。他の廉価な寿司店も「美登利」を除いて大変ではないか。

では高額店はどうかと言いますと、これまた厳しいという話を聞きます。赤坂の3つ星店は別にして、銀座の3つ星(数寄屋橋ではありません)は満席を保っておりますが予約は結構簡単に入ります。
他の鮨店も状況は苦しいようで、昨晩訪問した店も人気店で予約が難しかったのですが満席ではなかった。
いや鮨店に限らず、フレンチ、イタリアンと過半の店が苦しいのではないでしょうか。
マンション販売の活況が言われていますが、景気は確実に落ち込んできていると考えます。

菅首相、温家宝さんと「対談ごっこ」をやっている暇はありませんぜ!