ランス・YANAGIDATEが半額以下に?

政府が介入し、日銀が最後のカードを切ったのに円高傾向がとまりません。いつの間にか82円台に突入しております。
中国問題や小沢強制起訴、国会開催で目立たなくなっているようですが、政府が断固としてやると言っていた

円高対策

はどうなったのか。当初の介入の時、赤い官房長官は

1ドル=82円が日本の防衛ライン

と手の内を晒してしまって多くの批判を浴びました。防衛ラインを変更したのかもしれませんが、どちらにしても一国の介入が無駄に終わることは今までの経緯が証明しております。
ここは風邪と同じで、中途半端な熱の時に無理して解熱剤を使って長引かせるより熱をいっきに出させてしまう、つまり

なるようにしかならない

との放置も重要な選択ではないでしょうか。どうせ外交含めて菅政権は

無策

が基本方針でありますから、円高対策だけ頑張っては全体のバランスを崩すというものです。

さて昨日、読者の方から掲題の情報をいただきました。
レストランの食事だけではなく、オーダーメードのスーツ、美容・エステ、レジャーなどを50%以上の割引で販売する

格安クーポン

のサイトがあるとは知らなかった。

http://goti.jp/coupons/tokyo/

居酒屋に近い廉価な店や売れないメーカーのスーツだけかと思っていたのですが、なんと一時期注目されたシェフの店が出ているではないですか。ランス・YANAGIDATEのコース料理がなんと

13,750円 → 4,500円 の67%OFF

とあります。しかもこのクーポン、100枚も売り出されていて

完売

となっております。

http://goti.jp/coupon/89

本当に1万3000円コースであったなら、67%オフなら原価に毛が生えた程度しか上乗せしていないことになります。一日にそう何組も入っていないと思われるこの店で、100枚も発行してしまって大丈夫なのでしょうか。

不景気が更に深刻になっている現在、フレンチは特に厳しいとは思いますが、こんな割引を堂々と開示してしまって店のブランドイメージの低下を招かないか。
もともとブランドと言われるほどのイメージではない店だったと開き直られたららそれまでですが、普通の感覚なら半額以下の割引をしている店に対して

そんなに流行っていない店には行きたくない

と思うのが一般感覚であると考えます。

貧すれば鈍する

という言葉もあります。日頃から背伸びをした営業(支店を増やすとか)をせず余力を保ち不景気で苦しい時期も堪え忍ぶ、これが店のイメージを保ちながら不景気を乗り切る最善の方策ではないか。

もしくは、そのような割引はサクラ的な知人にだけ配って公にせず、店の盛況さを演出するべきだと考えます。