店評価ブログを更新しています

友里征耶掲示板では、私の株投資の反対売買で「りそな」を空売りして儲けられたとの書き込みがありました。本音としては悔しい思いで一杯ですが、見栄を張らせていただくと、「少しでも皆様のお役のたつことが出来きまして光栄であります」と述べさせていただきます。

遅きに失したと思いますが、菅首相が自民党総裁・谷垣氏に入閣要請をしたと読売オンラインにありました。
1000年に一度の大地震と津波、そして日本史上最悪の原発事故が起こって1週間も経ってからの救国内閣への行動。あまりに危機感がなかったとしか思えません。でもしっかり谷垣氏は拒否したようです。表向きは

入閣は大連立と同じで、責任の所在が不明確になるだけだ

ということですが、要請した大臣ポストが

?原発問題担当相

こんなポスト、今のこの状態で引き受ける人はまずおりますまい。
野党なのでどれほどの情報が入っているかわかりませんが、国会議員なら福島第一原発事故の収拾がどのくらい厳しいかはわかっているはず。
後手後手にまわった結果の現段階で、しかも直接頼まず首相周辺の側近を通しての入閣要請、引き受ける奇特な人がいるとは思えません。
単なるアリバイ造りで要請しただけならわかりますが、本気で入閣をしてもらおうと考えていたとしたら、菅首相、まったく人の心の機微がわからない

自己中心なKYオタク

であると私は考えます。

系統からの電源確保によって2号機の緊急冷却装置の起動を目指しているとの報道もありました。友里掲示板への書き込みにもありましたが、なぜ事故発生直後の放射線流出の少ない時期にこの対策をとらなかったのか、不思議であります。
電気系(系統)は素人同然の友里、一般人的な疑問なのですが発電機は系統へ繋がっていたはず。緊急停止で遮断機を切ったと思いますが、系統へ繋がっている他の電源経路があったのではないか。それともメインの遮断機を切ってしまうとすべてが系統から完全に孤立してしまうものなのか。
発電所の電気系統の勉強をもっとしておけば良かったと悔やんだ次第であります。
2号機や1号機で電源が復旧したとして、地震、津波そして爆発といった影響で果たして緊急冷却装置が毀損されていないのか。今となっては無事に起動することを祈るばかりであります。

本日(土曜日)の計画停電は需要が供給を下回るとの判断で行われないようです。でも東電はしっかり大口需要者に調査したのでしょうか。
確かに土曜や日曜は、工場など大口電力需用者が休みの場合が多いですが、停電で仕事にならないと昨日を休みにして今日土曜日に操業する工場があると私は聞いております。
数時間とはいえ平日の昼間に停電したら、段取りや後始末で工場はほとんど稼働時間をとることが出来ません。平日を振り替えて、計画停電をしない土日にフル稼働しようとしている工場も結構多いのではないかと私は考えるのです。そうなったら思惑通りの電力需要量ではなくなります。私の推測が杞憂に終わることを祈っております。

さて店評価ブログの更新を今週から復活することにしました。
銀座のスープカレー「スパイス・ピエロ」と広尾近くのお好み焼き屋「天現寺亭」をアップしております。お立ち寄りいただければ幸いです。

なお、「週間食日記」は今週もお休みとさせていただきます。

日本が大きく転換してしまうのか?

昨日、自衛隊のヘリと特殊消防車で計60トンの水が主に3号機の炉へ投下・放水されたようです。残念ながら警視庁の高圧放水車の水は炉に届かなかったとか。
被爆という危険を承知の上、最前線で頑張られた自衛隊の方々に頭が下がるばかりでありますが、ここでは冷静に結果を見てみたいと思います。

水蒸気が上がったので冷却に一定の効果があった

と東電は発表しました。確かに30トン(ヘリと消防車でそれぞれ30トン)と聞きますと、とてつもない量の水のように感じる方もいらっしゃるでしょう。でも私は知人に

30トンは家庭のバスタブ60個分くらいだ

と話して驚かれてしまいました。
10センチ立方の水(縦・横・高さが10センチ)は1リットルでありまして、重さはだいたい1キログラム。よって1トン(1000キログラム)はその1000倍であります。
小学生高学年か中学生のレベルだと思いますが、立方体の容量(ひいては重量)は一辺の長さの三乗に比例しますので、1000倍は一辺を10倍にした容量です。つまり1トンの水は

縦・横・高さが1メートルの立方体

となるのです。家庭のバスタブには大小がありますが、イメージ的にはこの半分くらいの容量ではないか。よって私は

バスタブ60個分

と言ってしまったのであります。
ヘリの水投下を見るとかなり分散されてしまっております。3号機の炉にどれほどの水が届いたか。消防車の水がすべて入ったとしても、30トンと言いますと30立米ありますから、

一辺の長さが3メーターチョイの立方体の水(3x3x3=27立米)

でしかないのです。
30トンという数字とは違い、非常に小さい容量であることがわかります。
私は使用済み燃料の貯蔵プールの容量を知りませんので軽はずみなことは断言できませんが、何百本もの燃料棒を浸しているプールが3メーター四方レベルであるとは思えないのです。もっともっと大きいのではないか。

プールに全量が届いているとは限らず、しかもそのプールの容量を東電や政府は開示せず、しかも放水は1日で3メーター四方の水だけ。
命をかけた自衛隊員の皆さんの努力の割には、その効果は非常に限定的ではないかと私は考えます。ただし、やらないよりはやった方が良いのは当たり前。
投下や放水に加えて、さらなる効果的な冷却方法を与野党、殺・親小沢、右左の枠を超えて、全英知を結集して考えていただきたいものです。

昨日中に完成予定だった系統から引き込んでの電源確保。放水を優先したので完成は今日にずれ込むようです。
決して不安を煽るわけではありませんが、電源が復活しても、天井が吹っ飛んだ3号炉内の非常用冷却装置が果たして稼働するのか。
このリスクも考え、次の二の矢、三の矢を考えておかなければならないと思います。

3/16のブログで、東電管内の発電量の不足が今後も長期間続く可能性が高いと書きました。
警視庁の放水車の水が炉内に届かなかったのは、放射線量が高くて近寄れなかったと聞いております。つまり、かなりの放射線が今なお炉外へ漏れているということであります。
20キロ圏内にある第二福島原発もおそらく運転再開はもう難しい。柏崎刈羽の7基全稼働も難しいのではないか。建設中の原発も一時凍結と発表されました。休止中の火力を立ち上げても、不足分をカバーするのは厳しい可能性があり、しかも数週間で休止していた火力発電所をフル稼働できる状態に持って行くことも不可能。?

計画停電は少なくとも数ヶ月、もしかしたら年単位で実施せざるを得ない可能性があるのです。

現在関西地方へ出張しているのですが、こちらは電力不足ではありません。
中部電力、関電、中国電力、四電、九電の電気を回してもらえばよいと考える方もいらっしゃいますが、東と西では周波数が50ヘルツ、60ヘルツと異なります。そのまま流し込むことは出来ず、周波数変換をしなければならないのですが、この変換器の容量が少ないことから、西からの買電は限界があるようです。

だいたい1つの国で、周波数が異なるのは世界に例がないのではないか。発電機の導入が東と西で分かれてしまった(欧米と別々)ことが原因ですが、電力会社間の覇権争いが災いしたのか、周波数統一はされないまま。コストの無駄だけではなく、今回のようなリスク低減という大問題も先送りされたままでありました。?

自力で電力をまかなうことは難しく、余所から買ってくることも難しい東電管内。通勤機関だけではなく工場などの操業も長期間停滞することは必須であります。
不安を煽るわけではありませんが、現在の対応で必死なのか、この先の展望や対策を政府や大マスコミが発信しない不思議。
欧米各国では原発の見直しが検討されているとか。下手すると中京以西の原発の稼働も問題視されることになるかもしれません。友里掲示板では

西日本は生産設備が毀損されてないから全国への供給は大丈夫

との書き込みがありましたが、その西日本の関係会社の工場を私は昨日確認して参りました。?

この4月までの原材料や部品の納入は確保したが、それ以降はめどが立たない

といった生産設備(早い話が工場)があるのです。
生産設備(工場)は自衛隊のように自己完結な組織ではありません。設備が毀損されていなくても、原材料や部品の供給を東日本に頼っていたら、機能停止の可能性もあるのです。

未曾有の危機と言ってしまうと不安を煽ると怒られるかもしれませんが、日本国民はかなりの長期間

相当な覚悟を決めて生活しなければならない

と私は考えるのです。しかもそれは、福島第一原発の事故が早急に収束したとしての前提であります。

親も殺も関係ない。勿論与野党の枠も関係ない。御用学者や佐藤尚之氏といった自己陶酔・楽観主義の人の意見ばかりを聞くのではなく、本当のことを言ってしまう人たちを巻き込んでこの国難を乗り越える英断を、菅さんはじめ現政府に望むばかりであります。

体面やセクト主義を捨て、そして己を捨てて国民のためだけを考えろ

と望むのは友里だけではないでしょう。

佐藤尚之氏(さとなお)が電通退社!

自他共に株下手と認められる友里が言うのもなんですが、昨日の掲示板でもちょっと書いた株の話、本日の株式市場はかなり下落するのではないか。
昨日の市場は買い気配で始まりました。終値もかなり上昇しました。でもこれは前日までに空売りした大手機関が「利確」のための買い戻しを入れたのを底打ったと勘違いした個人投資家が飛びついてしまった結果ではないか。ここで飛びついてはいけないとしましたが、珍しく私の株予想は当たるのではないでしょうか。

80円をはるかに切る円高ドル安に加え、NYダウの200ドル以上の急落。どう考えても本日の株式市場は厳しい始まりとなるでしょう。
出来れば日経先物を売りたかったのですが、信用取引や先物取引を封印しているだけに(本当は保証金を積む余力がない)、手をこまねいて見守るだけでした。

それでは連日の原発問題です。昨日は時間当たり1ミリシーベルトを超えてしまった(原発正面辺り)との報道がありました。アメリカも自国民に50キロ以上離れろとの警告を出したようです。
不安を煽るわけではないですが、放射能の人体的な影響の有無は別にして、原発事故という事態はかなり深刻になっていると思います。株の予想と同じく、私の原発への懸念も外れてほしいのですが現状は厳しい。

菅さんも日本国のトップなのですから、仮定(福島第一が最悪の事態になった場合)とはいえ

?東日本が潰れるかもしれない

なんて発言は控えてもらいたかった。また側近だか政府高官だか知りませんが、そんな話をマスコミに自慢げに話してもらいたくない。それこそ世の不安を煽るだけではないか。

新聞社やTVもいい加減にジャーナリズムを取り戻し、真相究明に努力したらどうなのか。せめて政府発表の矛盾点をついたらどうなのか。
報道では4号機だけではなく、3号機の燃料一時貯蔵プールの冷却にも高圧放水車を投入するとあります。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110316-OYT1T00789.htm?from=main1

ちょっと待って。停止していた4号機の貯蔵プールに使用済みの燃料棒があるのは理解できますが、稼働中だった3号機の建屋にも使用済みの燃料棒があったのか。
そうなると、建屋が吹き飛んだ1号機や2号機(稼働中だった)のプールにも使用済み燃料棒があった可能性があるのではないか。
写真を見る限り上部が完全に吹き飛んでいますから、使用済み燃料棒の有る無しに関わらず、貯蔵プールはすでに吹き飛んでいると思うのは友里だけでしょうか。
この点を疑問視するマスコミ関係者、TV解説者が皆無なのが私には理解できません。

政府、東電、東芝、IHI含め関係の方々の全力対応により、これ以上の被害が広がらない事態収拾を信じておりますが、せめて大マスコミは本来の責務である真相究明に関して、この原発問題で一度くらい本気になってもらいたいものです。

自身の危険をかえりみず、果敢に現場で対応されている東電関係者、自衛隊、警察関係者の方々には頭が下がるばかりであります。菅さんの最悪予測がはずれることを祈っております。

さてこの震災対応なのか、「さなメモ」では佐藤尚之氏(さとなお)が「震災ボランティア連携室」のスタッフに加わるとの発表がありました。

http://www.satonao.com/archives/2011/03/post_3159.html

自己陶酔、売名といった動機を友里はこの際問いません。少しでも震災復旧・復興に己を殺して役立っていただきたいと思います。

このボランティア参加がきっかけではないと思いますが、佐藤尚之氏が今月で電通を退社するとの情報が入りました。
彼は自覚がないようですが、彼の知名度の根源だった電通内でかなり浮いていたのは事実。決して好まれた人物ではなく人望もなかったようで、今回の独立劇も電通内では冷ややかに見られているそうです。
過去に電通を退社してよりビッグ(古い)になった人はいますが、50前後と遅きに逸した感もある今回の退社。
独立してから己の背中にあった看板(勤務先の威光)の大きさを思い知った人が多いのは歴史が証明しています。
ボランティアでは食べていけませんから、電通勤務時代には殺到していた講演などでやっていけると踏んでの退社と言われているようですが、果たして電通の看板なく

元電通

という肩書きだけでこの未曾有の不景気の中通用するのか。
この大震災を想定していなかった独立劇なだけに、友里掲示板のナハハ氏(すでに賞味期限切れか)と共に今後をウオッチしていきたいと思います。