閉店の嵐! 表参道ヒルズ

昨日ホイットニー・ヒューストンが急死したという報道を聞いて友里は椅子から転げ落ちそうになりました。
薬物依存からか最近は全盛期の声量や音域にはほど遠いと感じておりましたが、48才で人生に幕を閉じてしまうとは思いませんでした。結婚を機に薬物に手を出したとも聞いておりますが、この手のアメリカンドリームの主人公が身近な人物の悪影響によって破綻していくのはいつものお約束か。
新作映画は撮り終えているというので公開されると思いますが、あの

ボディガード

を久々に見たくなりました。一度失った声は全盛期のような状態に戻らないと思いますが、若すぎる死、残念であります。

さて昨日のブログでも触れましたが、先週ちょっと訪問した表参道ヒルズ。簡単な昼食かスパークリングをとろうと中を歩いたのですが、昼過ぎとはいえ週末なのにそれは寂しいものがありました。
3階のカレー屋でもと思ったのですが、いつのまにかハンバーガーなどアメリカンダイナーみたいな店に変わっておりました。その他の飲食店に変わりはなかったようですが、行列(といっても数人)が出来ていたのは

やさい家めい

だけ。ビュッフェスタイルのサルヴァトーレでさえ、入り口にベビーカーが山積みになっておりましたが、空席がかなりありました。
それでは地下のワイン切り売り店(色々なワインをグラス売り)でスパークリングでも飲んで帰ろうと降りていったら、その店がなんと 

ドイツ料理店

に変身しているではないですか。まずは店看板をご覧ください。

 ドイチェ・ドイチェ

そういえば一昨年だったか、この前店で前払いのカード(これを機械に投入するとワインがでてくる)をつくっておりました。店が潰れたのでこのデポジットカードは紙切れ、もとい、ただのプラスティックになったようです。

仕方ないので表通りに面した「krukku 3」へ入ったのですが、何気なく見たフロアガイド、友里は不謹慎ながら

大きなネタを見つけた

と飛び上がったのであります。地下3階から3階までテナントが列記されているフロアガイドでありますが、よく見ると何やら小さな紙がいくつも貼られているのです。よく見ると

1/9(月)をもって営業を終了いたしました

これが1つや2つではないのです。友里必死に数えましたら紙は全部で6片。
そのフロアガイドの一部を貼り付けます。

 

フロアガイド

携帯での撮影なので写りが悪い点、ご容赦ください。
つまりこの6店(飲食店とは限りません)が

1/9(月)に一斉に閉店

となっていたのです。前述のドイツ料理やアメリカンダイナーなどもっと前から変わっていたようですが、なぜに1/9に6店も集中しているのか。友里はここで「契約期間に関係があるのか」と考えたのであります。

この手の再開発ビルは、テナントを誘うときにはあの手この手のヨイショや褒め上げ(貴店が選ばれました。貴店にふさわしい立地です。とか)で必死に勧誘してきますが、実際の契約は再開発ビルに大きなアドヴァンテージがある内容となっております。
集客に苦しみ赤字が続いたからといって簡単に撤退できない(違約金など)契約内容なのですが

世間知らずの店主たち

は深く考えず、また強く交渉せずあとで後悔する羽目となるのであります。

表参道ヒルズのオープンはネットで調べたところ2006年2月11日。2012年1月9日は6年足らず中途半端な気もしますが、推測するに違約金が発生しない撤退時期が

6年後

だったのではないか。残り1ヶ月分の賃料を払いながらも1/9で泣く泣く撤退したと友里は考えます。
友里は世の飲食店オーナーだけではなくすべての店主に声を大にして言いたい。

古くはアークヒルズ、そして六本木ヒルズにこの表参道ヒルズ。三井系ではミッドタウンや交詢ビル、銀座ベルビアなどを見てみろ。
オープン数ヶ月後から集客が悲惨な店ばかり

ではないか。飲食店オーナー達はじめ店主たちには、刀折れ矢尽きて泣く泣く撤退した店の存在を自覚していただきたいのです。

特に再開発ビルでの飲食店経営、ビルに勤める人相手(昼食や帰りの一杯)の廉価な店以外は成り立たないビジネスモデルであるということを、多くの先人たちの失敗でそろそろ学ぶ時期に来ているのではないでしょうか。

 

 

 

最近訪問した店 実名短評編 2012-1

読売新聞が原子炉圧力容器の件でトボけた報道をしております。
商業用原子炉54基の中で、5つの炉は予測より脆くなっていることが読売新聞の調査でわかったと叫んでいるのですが・・・

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20120211-OYT1T00846.htm?from=main3

どんな調査かと思ったら

原発を持つ電力会社10社に関連温度などをアンケートで尋ね、取材で補足した

なんとこの程度のもの。肝心のことを覆い隠す隠蔽体質の電力会社が、素直に正直な回答をしてくると思っているとしたら

読売新聞はオメデた過ぎる

のではないか。自分たちに都合の悪いことを決して発表しない電力会社。こんな会社にアンケートし取材したところで、ロクな情報が得られないと思うのは友里だけではないでしょう。
しかもこの5基のサイト名をはっきり挙げていない軟弱さ。電力会社に配慮する弱腰報道と言えるでしょう。 

さて先日、表参道にいく用事がありましてついでに表参道ヒルズへ立ち寄りました。その閑散さは後日ブログで述べようと思っておりますが、本日は何か昼食をとろうと店を物色した結果、釣られたのが「野菜そば」でありました。

つけ蕎麦タイプで蕎麦の上に野菜が乗っているのでヘルシーと考えたのですが、カフェみたいな店内のスタッフ全員は「3」の背番号がついたTシャツを着ているのです。不思議に思って店名を確認したら 

krukku 3 

クルック? 思い出しました。原宿の奥でミスチルの桜井氏や3つ星和食の神田氏たちのコラボで立ち上げた変なヘルシー料理店であります。当時早速突撃しまして

2006年「わざわざ行く必要のない店」、「CP悪すぎの店」の10店の1つ

と評価しておりました。当時のブログをご覧ください。
そんな店の支店が表参道ヒルズに進出しているとは驚きでありました。いやこのグループが生き残っていたということ自体が驚きであったのです。
850円の野菜そば、乗っている野菜は

キャベツ、葱、人参などが少々

とまったく物足りません。選んだ汁は

焦がし葱風味の黒酢ゴマだれ

でしたが、黒酢とゴマだれがマッチしていないというか、中途半端ではっきり言って美味しくない。焦がし葱も変な甘みを出しているだけでダメ出しであります。
この野菜そば、ほとんどの客が頼んでおりましたので、携帯で撮った写真を最後に貼っておきます。

野菜そば

 

 

店評価ブログを更新しました

昨日行われたデ杯ワールドグループ1回戦のクロアチア戦。日本期待の錦織選手、ジャイアント馬場級の身長を誇る格下選手(ランキングは錦織20位、相手は40位)にストレート負けという完敗でありました。
私は試合をみていないのですが、新聞報道によりますと

一回もブレークポイントを迎えることが出来なかった

とありますから、相手サーブではまったく歯が立たなかったのでしょう。
ラリーに持ち込めなかったのが敗因とのことですが、自分のサービスゲームは、サービスエースをとらない限りラリーに持ち込めたはず。それをブレークされたのですから、ラリーでも敵わなかったのではないでしょうか。

ラリーで勝れば、相手サービスゲームをブレークできなくとも自分のサービスゲームを落とすことはないですから、タイブレークへ持ち込むことができ勝機もあったのではないか。
相手のカロビッチ選手が 

身長だけではなく動作もジャイアント馬場級

ならラリーで楽勝だったはずで、この高身長でも動きはシャープだったのだのでしょう。世界一の弾丸サービスだけでは世界に通用しないからランキングは40位止まりのはずですから、錦織の実力(20位)もまだまだ額面通りではないと考えます。

さて店評価ブログに、赤坂から高輪白金へ移転したフグ屋「めうが」と、西麻布の廉価天麩羅店「坊野」をアップしております。
ぜひお立ち寄りください。