昨日夕方(現地時間)チェックインした今回宿泊のホテル、初めてでしたが定宿(と言ってもここ3~4年)と違ってかなりイマイチであります。
コネクトルームを希望したのがいけなかったのか、案内された部屋はなんと最上階の8階。この地の高額アパートメントでは、最上階は屋根裏部屋としてメイドルームのイメージと聞いたことがあるので嫌な予感がしたのです。
果たして2基あるエレベーターのうち、1基は7階止まり。つまり我々の部屋へ行く為には、7階止まりのエレベーターのドアが開いたら、一度他の階のボタンを押してドアを閉め、あらためて8階行きのボタンを押さなければならないわけです。
廊下も狭く段差(数段の階段がある)があるなど昔間違って泊まったNYのツーリストホテル並(1泊で退散した)のプアさを感じてしまったのであります。
不便なだけならまだ我慢できるのですが、定宿と同じレベルのレートなのに、部屋は狭めでして、TVも小さくバスルームも狭い。
リニューアルしたといっても大きな改造は出来なかったのでしょう、シャワーブースは床が洗濯機のパン(丸形)のようなものが埋め込まれております。ドアの鍵も一応カードキー対応なのですが、如何にも急ごしらえといった感じでチープ。これなら定宿のように昔ながらの鍵の方がまだ威厳があるというものです。そしてバスルーム内のバスタオル掛けはヒーターがない。
これが4つ星以下のホテルなら仕方ないと思うのですが、今はどういう位置づけかわかりませんが、昔はベスト5に入っていた有名ホテルでありますから落胆は大きかったのです。日本で言えば、旧御三家といわれた
ホテル オークラ
みたいな存在でしょうか。今どき、いざというときの宿泊で「オークラかリッツ・カールトンか」と聞かれて
オークラ
を選ぶ女性は皆無に近いと思うのですが、そんな位置づけのホテルに泊まってしまったのであります。まあ、同じリッツでも、パリのリッツはやはり設備が古いままでイマイチと聞いておりますから、ホテルは最新のものにどんどん乗り換えなければならならないのかもしれません。定宿にはコネクトがないと言われたのですが、最新のマンダリンにチャレンジすれば良かったと後悔しております。
さて掲題です。チェックインしてブログをアップしてから寝ようと思ったのですが、ちょっとお腹が空いてきたので20時過ぎに食べに行くのを決意。
当地は25日とクリスマスイヴでして、ホテル内の3つ星などレストランは無理だろうと、思い出したのがホテル近くの観光客専門と言われた自称アルザス料理店。
人が溢れるシャンゼリゼ通りのその店は、ラッキーにも飛び込みですぐ入れたのであります。というかこの店、わざわざ予約するほどのものではないかもしれません。
でも店内は満席。以前から生牡蠣の種類が豊富なので今回もそれをオーダーしたのですが、昼と違って夜のメニューには見慣れない牡蠣の名が書いてあったのです。
Belon 0000
ナンバー1とか3とかのランクは食べておりましたが、この「0000」とは何ぞや。下記の写真を見ていただければわかるのですが、価格も1ヶ8.5ユーロとかなり高い。
即座にスタッフに聞いたところ現物を持ってきてすぐわかりました。大きさが3倍はある牡蠣なんですね。ブロンは小さいものだと思っていたのですが、この牡蠣は違いました。
参考に、普通のブロンを横に置いた写真をアップしておきます。
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左端のナンバー1ブロンの3倍はあります。
肝心のお味ですが、デカイだけでナンバー1のブロンの方が味は強いような気がしました。話のタネには面白かったですが、再度食べる必要があるのかどうか。最後はいつものシュークルートで〆たのですが、食べ終わる頃突然私の本名を背後から呼ばれてびっくりしたのであります。
すわ「ずこ」でも現れた(でも彼が海外へ行ったという話を聞いたことがない)のかと緊張したのですが、振り返って見たら女性なんですね。どこかで見たことあるかなと思っていたのですが何と
昼間の飛行機のCAたち
でありました。結構な人数でしたから、チームで食べに来ていたのでしょう。
この店、CAのオススメ店なのかもしれません。