サブプライム問題からの信用不安が止まりません。アメリカ、日本と株式市場の暴落が止まらず、売りヘッジを多くかけている方以外は毎日寝つきが悪い日々を過ごされていると思います。この友里もヘッジが足りずやや苦戦、早く市場が回復することを祈るばかりであります。
本が売れず執筆依頼もなくなって株や為替のディーリングでかろうじて生計をたてていたJ.C.オカザワも、この局面でかなりピンチに陥っていると漏れ聞きました。
下がり続けるモニターを食い入るように見つめ続け(そんなに見たって持ち株は上がりませんぜ)、気もそぞろでメールのやり取りも停滞しているとか。ヘッジの売りをかけろとアドヴァイスしていたんですけどね。追証の連続で自己破産しないことを願うばかりです。ブログネタの対象者が一人減るのは友里にとっても痛手でありますので。
さて、「店評価ブログ」に、海外経験がプアだからか、これがロンバルディア料理専門店と勘違いした過食のオコチャマ・来栖けい氏と自称ジャーナリストの犬養裕美子さんが絶賛する広尾のイタリアン「ペルゴラ」と、「ラミティエ」とは比べ物にならない食後感(悪い意味で)だった中野のフレンチ「ガルゴティエ・ササキ」をアップしました。お暇な時にお立ち寄りください。
作成者アーカイブ: tomosato
「店評価ブログ」を更新しました
勘違いの極致、ミシュランガイド出版記念パーティ
11月6日発行の日刊ゲンダイに、ミシュランガイドの発売日3日前、11月19日に行われる出版記念パーティーの記事が載っておりました。
なんでもミシュランの星獲得を噂されている店へ招待状が届いているとか。
「カンテサンス」、「赤坂 菊乃井」、「ガニエール」、「銀座のある老舗寿司店」などなど。
しかし、ミシュランいやガイドブック総責任者のナレ氏は何を勘違いしているのでしょうか。評価対象者を自身の出版のお祝いに駆けつけさせるという傲慢さ。厨房を放り出してでも駆けつけろ、ということですから、まともな思考とは思えません。
星獲得→海外含めて注目度急上昇→千客万来→利益増大 の図式が考えられますから飲食店経営者、シェフが星を獲得できるかどうかに神経をつかっているのはよくわかります。しかし、評価する側が対象者をはっきり言えば呼びつけるこの傲慢、何を考えているのか。
有名店であろうと老舗であろうと、「俺様に一目置いて揉み手で駆けつけてくる」といい気になっているとしか思えません。評論側に評価対象者が媚びへつらう、これは形を変えた「癒着」といっても過言ではないのではないか。周りに媚びへつらうシェフをはべらした出版パーティーを開いて注目度を上げ、販売部数を上げたいのでしょうが、こんな見え透いた傲慢戦略に尻尾を振って駆け付けるシェフも情けないというもの。
11/19は平日の月曜ですよ。昼か夜か知りませんが、シェフたちにその間は店を離れろ、と強要しているようなものです。現に、「カンテサンス」は営業日なので最初は断ったそうですが、どうしても出席をとの要請で「臨時休業」にして馳せ参じるそうです。当日の予約を断ったのかどうか知りませんが、19日に行こうと思っていた客を無視し、ミシュランの傲慢さにひれ伏した岸田シェフやグラナダ社の志の低さにがっかりしました。所詮単なるタイヤ会社が発行するガイドブックではないか。
有名・人気シェフを周りにはべらして悦に入るナレ氏の姿が思い浮かびますが、ミシュランガイドの発足精神はこんな軽薄、傲慢、勘違いだったのでしょうか。
フランスからトロワグロも駆け付けると聞きました。他にも東京へ支店(提携店も含めて)を出している3つ星シェフ(たとえばガニエールとか)の多くが馳せ参じると思うのですが、プライド高いフランスシェフが3つ星もらえずファーストクラス使ってパリから来日するとは思えません。つまり駆け付けるフランス人シェフの関係店はどれも高評価であることが誰でも推測できます。
10/29のブログにも書きましたが、今回の東京版は日本語版と英語版のみ。
東京へ食べに来る外人は英語で充分との判断だそうですが、パリの3つ星店の主要客であるアメリカ人くらいしか対象に考えていないということだと思います。伊藤章良氏も言っているように、本国フランスには内容を見てもらいたくないのかも。
この東京版出版に際して星付きシェフの異常なまでの肩入れ(各プレス発表に同席するなど)は何なのか。お互い共存共栄をはかっているとしか思えません。
伊藤章良氏が言っているように、3つ星シェフの店に甘い評価をして本場物やミシュランなど格付けに弱い純粋な「カモ客」・日本人を取り込み、更なるフランス3つ星シェフの東京上陸を促すツールの位置づけではないかと思ってしまいます。
評論家、評価本の指摘に耳を貸す、その批評を真摯に受け止めることは店、シェフに必要でしょうが、媚びへつらう必要はありません。マスヒロさんへのペコペコ以上のミシュランへのご機嫌伺い、あまりに料理人としての矜持のなさに友里は誠に残念であります。
でもこうやってミシュランに問題提起すること自体、ミシュランの宣伝になってしまいますから、友里もナレ氏の術中にはまってしまって、ミシュランガイド拡販や3つ星店の更なる東京上陸に一役買ってしまっているのかもしれません。
銀座の鮨屋 短評編 3
木挽町 とも樹
勝鬨のさ々木(先代)、第三春美寿司のオヤジさんのもとで修行。新津氏からも握りの手ほどきをうけたとのこと。本当かい?
ツマミが10種以上出てきて酒のみにはいいのですが、中には疑問の味濃い皿もありました。
前日に「次郎」で食べた影響もあるでしょうが、生姜に酢飯は甘めであまり好みではない。
「さわ田」と同じく朝倉さんの造った氷冷蔵庫は立派。投資額が多いからか、支払は2万数千円でしたが、CPはあまりよく感じなかった。
強いて挙げれば、煮アナゴと芝海老と鱧を入れているという玉子が○でした。
逸喜優
交詢ビル5階、確か碑文谷からオヤジが勝負に打って出てきたはずですが、事情があったようで今は当時の2番手がやっています。
3千円のチラシ、5千円くらいのお決まりもありますが、昼夜あまり流行っているように見えないのはビルのコンセプトが悪いからか。
久々に訪問しましたが、以前に比べると良くなっているように感じます。
寿司自体に特徴があるとは思えませんが、お好みやお任せで一人2万円前後、威圧感なく高額鮨屋の入門店には向いているでしょう。
青木
最近は「チーム青木」とか称して豪華な支店を計画しているとか。やはりマスコミ露出を繰り返していくうちに、勘違いしてきてしまっているようです。
すごく高い鮨屋なんですが、昼夜混んでいるのが不思議。悪くはないですが、それほど傑出しているタネ、仕事には思えないからです。きっと先代からのよい常連が今でも付いているのでしょう。
昼は3千円くらいのチラシ、お決まりがありますが、ここでは主人が対応する「お任せ」か「お好み」がいいでしょう。
江戸前で使わない九州の魚やエビを出してくるなどツマミは豊富。結構お酒が弾むからか、夜なら3万円を突破します。
寿司幸
この店のウリはワインでしょうか。「鮨にワインを」と盛んに純粋な客を啓蒙していますが、友里に言わせるとそれは無謀。ちゃんと鮨に最も合う日本酒があるのですから(しかもワインより安い)、売上増、利益増を狙った店の戦略に引っかかってはいけません。
皆さんもパリのフレンチが、ワインではなく日本酒を盛んに勧めていたら違和感を覚えるでしょう。それと同じことです。
実際、ワインをウリにしている他の鮨屋の経営者が「本当は鮨にワインは合いません」と私に言っておりました。特に白なんて絶対に合いません。無理して合わせてブルゴーニュか。
でもワインを取るとこの店、特徴がなくなります。合わないと承知で、勧められた赤ワインをデキャンタで頼んで、簡単に3万円を突破しました。私は接待されない限りもう行かないでしょう。
すし処 ととや
おっと好きな鮨屋を忘れていました。スキンヘッドの主人は見た目と違って怖くありません。
赤酢の酢飯、湯引いてから浸けこんだヅケ、旬の殻トリ(殻付きのトリガイ)が特におススメです。
昼夜ディープな一人常連客がたむろしているように、接待や多人数で利用する店ではありません。夜は2万数千円でしょうか。
ツマミは鮨タネが主体です。
すし おおの
ツマミ主体の店でしょうか。握りになったらお任せではなく「お好み」となります。
ツマミは種類も豊富でまずまずながら(毛蟹は勘弁してほしい)、酢飯は甘めで握りは形含めてあまりよくありません。
タネ質もそれほどではないか。でも2万円しないので、それほど文句は言えません。
江戸前に拘らない人には良いかもしれません。
久兵衛
最も有名な鮨屋を忘れていました。昼夜買い物客や観光客も多く混んでいます。未だに「田崎真珠」と提携して客を取っているのでしょうか。
ツマミや握りはコースになっているので明朗会計です。数いる職人はトークにも力を入れているようで、年配や女性の一見客でもゆっくり楽しめるでしょう。夜なら15000円から25000円の予算です。
しかし、有名な割にまったくツマミや握りに特徴がありません。タネなどセントラルキッチン化してしまったという情報も漏れ聞きました。
マスコミで店主として露出している今田親子、実はすでに経営権を他に渡してしまって、単なる「雇われ店長」みたいなものだと同業者から聞いております。
ほかけ
三越再開発で店が閉店してしまいました。どこかへ移転したのでしょうか。
価格の割に(2万円以下)、タネ質も悪くはなかった。再訪していた鮨屋だっただけに残念です。
(おわり)






