郵政民営化の「悪」の部分が最近注目されています。
「オリックスへの一括払い下げ」だけではなく、1万円→6000万円で転売された「宿」まであるようですから、この「郵政民営化」による国民資産の「買いたたき→高値売り」、いわゆる「国有地転がし」のビジネスモデルを考えた小泉内閣及び竹中大臣は天才であります。
物にはまず裏表があると言っても過言ではないでしょう。友里も正面では一般客の為と声高に言っておりますが、裏では自身の「自己顕示欲」を満たすというモチベーションが主体です。
あの「郵政民営化」で表面的に発表されたメリットの裏に、美味しい「儲け話」が潜んでいたということです。
今の政治屋が本気で「国」や「国民」の為だけに行動を起こすはずがありません。必ず裏に何かあると疑うことが必要です。
ですから、「さとなお」さんのような方は彼らにとってはカモ、もとい大事なお客、純粋な方が多ければ多いほど、彼らは安泰であると考えます。
さて3店です。
シェ・イノ
1年ぶりに訪問。今回もスペシャリテ満載のコースを頼みました。
ミシュラン脱落、未曾有の不景気と逆風の中、まずまずの客入りでありました。
ワインも意外に高くない。銀座の某店よりかなり安いと思います。
丸安
甲子園口の高額ふぐ屋。噂は聞いていましたがはじめての訪問です。
8キロ級の大物を用意してくれました。
工夫された突き出しや珍味が何品か出て刺身、焼き(とうとうみ 頬など)、白子焼き、唐揚げ、ちり鍋、雑炊とフルコースでの支払いが3万数千円。この高CPは東京ではあり得ません。
一見で入れるのかわかりませんが、シーズン毎に再訪したい店であります。
直心
西宮市の小さな和食店。若い主人は吉兆出身と聞きました。
今回は「クエ」を主体にした特別コースであります。
京都吉兆系とは違う、本来の「湯木料理」の流れをくむ料理で支払額(1万円台後半)を考えると満足した夜でありました。
おまけ
得仙
名古屋の「アンコウ鍋屋」。昼夜とも1日1組しか客を入れず、シーズンはすべて常連客で埋まっているそうです。と言いますか、毎年割り当てがあって訪問できる日時が決まっていて、キャンセルすると翌年から権利を失うそうです。昔のジャイアンツのボックスシートのようなものですね。
ちょっと怖そうな女将がすべて仕切りますが、裏漉し?した肝を溶かしながら食べる鍋、美味しかったです。
来年もボックスシートへのお誘いをお待ちしております。
作成者アーカイブ: tomosato
最近訪問した店 短評編 5
「店評価ブログ」を更新しています
巷の予想通りトヨタが三度目の下方修正をしました。税引き後損益が500億円の黒字から3500億円の赤字。昨年12月からわずか2ヶ月で損益の色が変わってしまった。
パナソニック、日立、東芝など電機メーカーの赤字も半端ではないですか、中でも自動車関連に舵をきっていた日立の赤字が半端ではありません。自動車の販売がそれほど不振だと言うことでしょう。
08年度はまだ2ヶ月近くあります。4度目の下方修正がないよう今回の発表は充分精査した結果でしょうが、世には絶対がありません。人間はどうしても希望的観測に奔りやすいもの。現在の状況が続くと考えての予想だとしたら、販売減少や円高の今以上の進行があったとしたら、この数字は耐えられません。08年度決算は遅くとも最終発表の4月末か5月初めには確定するわけですが、それまでに4度目の下方修正がないこと、これ以上の経済の落ち込みがないことを祈るばかりであります。
さて「店評価ブログ」に、なぜか土産物屋と精進料理を併設している「紫野和久傳」と、「たん熊 北店本店」をアップしています。
ぜひお立ち寄りください。
http://www.tomosato.net/blog2/index.html
レストランの値下げ行為に一言
レストランが突然値下げしてきたら客はどう考えるでしょうか。
値下げには
1、「久兵衛」の昼のように、前値(高かった価格)と新価格(値下げ)を併記する。
2、すべてのコースを値下げして新価格しか示さない。
3、一番安いコースだけを値下げする。
4、より安いコースを新設する
5、コースを1本に絞り安く設定する。
などが考えられます。
しかしどのパターンの値下げを選んでも、イメージダウンは避けられません。答えは簡単。
流行っている店でわざわざ値下げする経営者がいるはずがないからです。つまり客側は「値下げ」=「客入り不振」と直ぐ感づくわけです。
いわゆるレストランは定食屋ではありません。単にお腹が一杯になれば良いってものではありません。イメージも大事。
どこの世に、「弊店は流行っていませんでした」と告白した店に、わざわざ行きたがる脳天気な客がいるのか。
昼はさておき、私は夜のコースを値下げして成功(復活)した店を見たことがない。
せいぜい存続期間が延びるだけであります。
経営側は「お得感」を出せば客が増えると思うのでしょうが、客心理はそう単純ではないのです。
予約が取りやすい店に客が殺到するか。答えはノー。たとえ電話が1時間繋がらなくても、数ヶ月先しか予約が入らなくても、使い勝手の悪い「人気店」に行きたいと思うのが客心理であります。何時でもフリで入店できる店に客を連れて行きたいとは思いません。
価格も同じ。客入りが悪いと認めた店に、連れだって訪問する客が多いはずがないのです。
客入りが不振だということは、必ず原因があるわけです。確かにCPの悪さも大きな要因かもしれません。ですからオープン当初の客単価設定などのコンセプトが大事なのです。
最初から値付けを間違えて後で修正(値下げ)しても「手遅れ」であります。
コンセプトの失敗を謙虚に受け止め、特効薬とはなりませんが同価格で内容をより充実させる手法しか方策はないでしょう。
極端な意見ですが、値下げより逆に内容を充実して「値上げ」した方が客入りが良くなるのではないか。
というより、店不振の原因は「価格」に限らないはず。安易に「値下げ」に奔る前に、より深刻なその他の問題点を解決する方が先決であると考えます。
昨晩もあるオーナー料理人と「値下げ」について話し合ったばかりです。「値下げ」、言い方は悪いですが「客から舐められる」という結論で一致しました。
未曾有の不景気で二極化は避けられません。本当の富裕層は不景気に関係なく散財します。「なんちゃって富裕層」の財布の紐が絞られるだけ。
高額店、特にキャパの小さい店は相変わらず満席ですし、マックはじめ低価格店も好調を維持しているはず。
中途半端と言ってはなんですが、客単価が1万円前後のレストラン、特にフレンチが苦しいと考えます。
現在値下げを考えている不振店のオーナーシェフや経営者に私は言いたい。
安易な値下げが自殺行為だと言うことは、「歴史」が証明している、と。






