予約が取れない人気店について

昨晩仲間と予約の取りにくいレストランを訪問したのですが、その際にでた話が掲題の件。世(東京)には予約がまったくとれない店が結構あると再認識したのです。

まずその筆頭が「鮨 三谷」。
高額江戸前鮨を知らない伊勢丹ご愛用の富裕層に支えられただけの街場海鮮系寿司「魯山」出身の店だというのに、なぜ予約が集中するのか。知人が先月下旬にトライしたところ、年内すべて一杯と、けんもほろろに断られたそうです。

?鮨屋で5ヶ月先まで埋まっている?

世界一小さい3つ星「鮨 さいとう」でも1ヶ月先には予約が入りますから、友里的推測をさせていただくと、なにやら操作をしているのではないかと疑ってしまいます。

常連シートを多く確保しているとか、とりあえず一見客は断るとか

鮨屋で半年待ちなんて考えられません。しかも「魯山」出身ですよ。「三谷」を訪問している客(伊勢丹の「魯山」の客も)に私は言いたい。

青空、小笹寿し、宮葉へ行ったことがあるのか

と。上野毛時代の「あら輝」もそうなのですが、鮨屋は他店を知らない信奉者が張り付く店のようです。?

アロマフレスカ
銀座に移転して埋没したかと思ったのですが、3ヶ月先まで一杯だそうです。これまた信じられません。
「三谷」と同じく、この自称イタリアンも地元色のない「日本式イタリア風料理」。ディープさはまったくありません。
話のタネの訪問は良いでしょうが、海外での修業経験がないどころか食経験も少ないと言われている原田氏の考案するイタリアン、ここまで無理してリピートしてまで食べる価値があるとは私にはどうしても思えないのです。?

その他、先日行った「オギノ」、「かわむら」、「京味」など訪問困難な店がまだいくつもあると言うのですから、連日閑古鳥しかいない世(東京)の店の主人には羨ましいことだと思います。?

上記5店のうち、「京味」と「オギノ」を除いては「あっさり系」の調理ではないか。「三谷」は海鮮寿司出身ですし。
東京に限らず、最近の客は胃の負担が少ないライトな料理がお好みなのかもしれません。

【初訪問】二度付け禁止!新世界元祖串かつ

月刊めしとも 9月号」の新連載「真・江戸前鮨入門」の「あら輝」の文中で、ちょっと取り上げたJ.C.オカザワ。
売名のお手伝いをしてあげたのに、何が気に入らなかったのか8/16付コラムで友里に噛みついてきました。推測するに、彼と同い歳の取り巻きたち(サテライツ)への手前、反論せざるを得なくなったのでしょうか。オカザワはこのサテライツを色々と便利に使っているだけに、信奉心を保つのに躍起と考えます。

毛蟹を陳列するような海鮮系の寿司屋がお好み(鮨よしだetc)
時期的に鮑があるはずがないのに「鮑か」と勘違い
鮨屋で焼酎をあおるのは無粋

と当然のことを書いただけなのですが、「哀れなり!」とか勝手に勝利宣言含めての罵詈雑言。
真実は両者を知る人、両ブログを読む読者(オカザワのコラムを読む人がそれほどいるのか疑問)に判断を委ねることにします。

しかし天下の邱永漢さん。連載1000を超えても未だオカザワを使っているのには驚きました。もっとマシなライターが沢山いると思うのですが、オカザワを哀れと思って任せ続けているのか、それとも彼を上回る実力ライター(沢山いると思いますけど)の手配が出来ないのか。

さて、「月刊めしとも」の創刊一周年記念プレゼントとして募集させていただいた「友里征耶とのディナー権」、詳細はまったく知らされていないのですが、今月中には当選者や次点者へ連絡が入るのではないでしょうか。
おかげさまで沢山の方々から応募をいただいたと聞きましたが、それでも私が想定した桁とはかなりの差があるようです。拙HPへのアクセス数と比較したら、かなりの桁が違っているようです。

「J.C.オカザワとのディナー権」もそろそろ集計が出ていると思いますので、応募された方(いるのかな?)はお声がかかるのを楽しみにお待ち下さい。

本日のネタはその「せんべろ」(千円でべろべろに酔える)専門ライターであるオカザワの得意とする分野の1つ、大阪の「串かつ」であります。

以前友里掲示板で、「串かつ」と「串揚げ」の違い(設定価格が違うだけらしい)が取りざたされて以来、紹介された「ソース二度付け禁止」の串かつ屋へ行ってみたい気持ちが高まっていたのです。
先週末、所用で大阪へいった際、難波は法善寺近くの「だるま 難波本店」へ思い切って飛び込みました。

16時頃だというのに店内は5割ほど客が入っております。17時以降は混み合うそうで、1時間限定となる繁盛店であります。
カウンターに座ってまず驚いたのが、目の前に油の鍋がない。つまり奥で何本もまとめて揚げてくるシステムでありました。

鱧(240円)など特別な食材を除いて串1本の価格は120円均一。単品オーダーよりお得なコースも1200円から4種ほど用意されておりました。
私は一番安い道頓堀コース(1200円)に単品を追加。旬の食材という鱧は「これが鱧か」と疑問の味わいでしたが、チョリソー、ニンニクなどディープなB級を楽しませていただきました。

驚いたのはコースについていた枝豆の量。詳しくありませんがそこらの下手な居酒屋では、それだけでワンコインくらい取られるのではないか。
楽しみだった二度付け禁止のソースですが、結構薄い普通のソースなんですね。「串の坊」のそれとは濃度がかなり違っておりました。

お会計の時、レジに飾ってあるストラップが目に付きました。髭を生やしたオヤジの人形が付いているものなのですが、面白そうなので3つ購入したところ、入り口付近にいた見知らぬ人から

有り難うございます

と声を掛けられてしまった。どこかで見たことがある人だと思って、そっと店員に聞いたところ

うちのオーナーです

にビックリ。ストラップのモデルのオヤジさんだったのです。

道頓堀コースに追加が鱧を入れて10本。生ビール(これが530円と串かつに比べて高い)を2杯、冷やした赤ワイン(このレベルで500円も高い)を2杯、ストラップ(500円)3ヶを入れての支払いが6,160円。

いつものことながら、客単価増大に貢献してしまった友里でありました。

「めしとも 9月号」発売中

今週は暑さがぶり返すそうです。台風が過ぎ去って夏も終わったかと思ったのですが甘かったです。
お盆休みの関係で12日に発売された「月刊めしとも 9月号」、本日のブログはその宣伝です。メインの特集は

500円で食べる、呑む!

ワンコインでいけるビジネス街のランチ、角打ち(酒屋で飲むこと?)、チェーン店などの紹介特集であります。
定職が無くなり取材費が枯渇したのでしょうか、今や「せんべろ」(千円でべろべろになれる店)など居酒屋専門のライターになったJ.C.オカザワが水を得た魚のように八面六臂の活躍をしております。

まずは31ページから9ページにわたる大特集「角打ち 20軒呑みある記」。31ページの一面写真、左側手前でセンスの悪い開襟シャツを着てビールを飲んでいるオッサン(後ろ向き)がそのオカザワであります。
レギュラーである74ページの新連載「B級グルメ 男の作法」(1ページ)の原稿料だけではなく、この9ページの原稿料が来月20日前後には彼の口座へ振り込まれるでしょうから、9月下旬は居酒屋以外の店へ久しぶりに訪問できるのではないでしょうか。

出版する本がすべて初版止まりだったためか、ここ2年出版の機会がないオカザワ。イタリアンのプリンチペと自称する素人レベルのイタリアンシェフ、タツヤ・カワゴエとマイナーな番組のTV出演をしているそうですが、収入の大半は「めしとも」だけか。彼はあまり自腹で取材しないと聞きますから、角川マーケティングへは足を向けて寝られない立場であると思います。

さて友里の担当は93ページの「男と女の新レストラン調査」と97ページの新連載「真・江戸前鮨入門」であります。
「男と女の・・・」で突入したのは六本木の「ヴァニティ・ラウンジ」。ロアビルの最上階ワンフロアを使った大箱ダイニング?でありますが、これがまったく使えないんですね。
鮨連載は銀座へ移転した「あら輝」でありますので、ぜひ「めしとも 9月号」をお買い上げの上、お読みいただければ幸いです。

この号から「めしとも」は大きなリニューアルをしておりまして、連載ものが一新しております。
「煮込み」コーナーしか持っていなかったオカザワが前述の「B級グルメ 男の作法」を新たに担当。初回(ビールの飲み方)を見る限り、早晩ネタ切れは間違いない連載でありますので打ちきりは必須。ここ数ヶ月の命ですから必読です。

世界の田崎真也氏は「東京せんべろ行脚」。居酒屋でワインを合わせる前企画に無理があったのか、このシリーズはワインに関係ない居酒屋紹介であります。
しかしワインを切り離してしまって、元世界一ソムリエがその存在感を示すことが出来るのか、ちょっと疑問であります。

過食のオコチャマ・来栖けい氏は1ページに縮小された「くるす流おめがねレシピ」を担当しております。
彼のおめがねにかなった食材を使ったレシピを紹介する企画のようです。初回はなんとあのバカ高い「グラン クリュ カフェ」。レシピというか、コーヒーの入れ方を紹介しています。
シャンパンボトル代に8000円を支払ってまで「グラン クリュ カフェ」を購入したいと思っている方には必読と考えます。

出版界だけではない不況のおかげで書籍、特に雑誌の売れ行きが厳しいようです。皆様にはぜひ、「おとなの週末」を買う前に「月刊めしとも」をご購入いただきたく、お願い申し上げます。
この「めしとも」で食事代を捻出しているオカザワも切に望んでいると考えます。