友里征耶の週間食日記 18

友里掲示板(ミシュラン関西版スレ)では関西の寿司屋に話題が移っているようです。
最近増殖を続ける関西若手寿司屋。とくにミシュラン掲載店のほとんどの主人が、江戸前鮨屋での修業経験がないのではないか。以前から友里は、

鮨屋の修業は和食と違って一人前になるのに時間がかからない

と言っておりましたが、まったく修業しない自己流(見よう見まね)で「人気鮨屋」になってしまうのは、関西寿司好きの方達の懐の深さ、優しさのお陰であると考えます。
東京で修業歴のない寿司屋なんて業界人にしかウケない「鮨なかむら」くらいしか思い当たりません。東京の鮨好きは関西より厳しいと言えるでしょう。

さて食日記です。

月曜
昼:機内食
夜:パリの3つ星
機内でアラカルト。前菜や珍味、焼き鳥、カレー(小山薫堂プロデュース)を食べてしまいました。それなりの食後感であります。
夜(時差がありましてパリ時間)は空飛ぶ料理人プロデュースの店。コースを頼みましたが、少量多皿ですべてがイマイチ。あとで聞いたところ、最近シェフが替わったばかりだとのことでした。

火曜日
昼:パリの3つ星
夜:パリの韓国料理
昼は好きなレストランを再訪。今回はホタテ白トリュフ掛け、リードヴォーを頼みました。飲んだワインは79年リショット・シャンベルタンで造り手はジョルジュ・ルーミエ、大変美味しゅうございました。
夜は何を思ったか韓国料理店へ。日本の韓国家庭料理とはまったく違っておりまして、オデン定食を食べて帰りました。

水曜日
昼:パリの和食屋
夜:パリのネオビストロ
昼は胃もたれを避けて和食へ。懐石コースを頼みましたが、評価のしようもないレベルでありました。しかし懐石のメインが鰻の柳川風ですから驚きました。
夜はフィガロジャパンにあったネオビストロ。「昔」というような意味の店名で期待したのですが、イマイチでした。

木曜日
昼:宿泊ホテルでブチデジュネ
夜:パリのネオビストロ
シャンパン飲み放題のビュッフェが無くなっておりました。よってシャンパン1杯付きのセットをオーダーしました。
夜はかなり中心から離れたネオビストロ。ピエドコション、羊のトリッパの煮込みと美味しかったです。

金曜日
夜:アルバ郊外の1つ星
移動日なので昼は抜き。夜は昨年も訪問したお店で、白トリュフを堪能しました、美味しかった。

土曜日
昼:アルバ白トリュフ祭り会場
夜:アルバの店
昼は会場で白トリュフ掛け目玉焼き
夜は昨年訪問した地下の店。白トリュフ尽くしを堪能しました。

日曜
昼:祭り会場
夜:宿泊ホテル
昼は昨日と同じ場所。今回はラビオリに白トリュフを掛けてもらいました。
夜は宿泊ホテルのメインダイニングが満席だったので、ワイナリーと称するサブのレストランへ。
ブラ出身のシェフだったおかげで、ブラのソーセージをはじめて食べることが出来ました。メインはトリッパ。量が多かったです。

こりゃダメだ、ミシュランガイド関西版

正確にはミシュランガイド京都・大阪・神戸2011年版というのでしょうか。長ったらしいので「関西版」と略しましたが、2年目ではや末期症状と言いましょうか、普通では考えられないミスプリントがありました。まずはミシュランの発表した

正誤表

をご覧下さい。
こんな根本的な間違いを校正や校閲の段階で見つけられなかったとするなら、調査員の資質だけではなく出版のレベルもあまりに低すぎるのではないか。

まずは90ページに掲載している京都の1つ星和食「さか本」の入り口写真を思いっきり間違えております。ここまではまだ許せるとして驚いたのは神戸のホテルの格付けの間違いであります。

418ページにある「快適なホテル順」。黒4つ館に挙げられていたポートピアがなんと

黒3つ館

であるというのです。426ページのポートピア個別評価の所ではしっかり黒3つ館になっておりますから、ミシュランガイドの出版に関しては

校閲不在

と言っても良いでしょう。
発売1ヶ月経っていないのにアマゾンランキングでは、かろうじて3桁を維持するのが精一杯。
こりゃダメポ。いくら新しく星がついた神戸のレストランの親戚含めた関係者が買いまくったとしても、実売数を追求した友里ブログに書いたように、2011年版は数万部が精一杯ではないでしょうか。

ミシュランガイド東京・横浜・鎌倉2011年版が来週にも発売されると思うのですが、まったく話題になっておりません。去年までやっていた発表パーティーを今年もするのか。プレス発表をするのか。いやそんなところへ駆けつけるマスコミがまだ存在するのか。

今年いっぱいで退職するという噂もある総責任者のナレさん。ミシュラン自体が日本国内生産から撤退したこともあり、タイヤのイメージアップに貢献したとは言えず、ましてや初年度以外はこのガイド事業単独で利益を上げているとも思えません。
退職という噂、もし本当なら日本語ではそれを「勇退」称するのか

引責

とするか、意見が分かれるところでしょう。

もうダメポ サル政権

9月の代表戦でのサル総理勝利が、日本の終わりの始まりだったのか。不祥事と言いますか、よくまあ失態がここまで連鎖的に吹き出ると感心しておりましたが、国民が許容していた検察のバックアップと国民が選んだ民主党国会議員と地方議員、そしてサポーターが自ら選んだ道と考え、友里はしばらくブログで取り上げるのを控えておりました。
しかし日本のトップ二人の頭はどういう構造になっているのか。売国官房長官は

流出犯人を英雄扱いしてはならない

と訴えておりましたが、

お前がビデオ公開を止めたから英雄になっただけではないか

ともっと突っ込むべきもの。世に必要ない英雄が一人誕生してしまいました。またサル総理も昨日の国会答弁で?

出るべきではない情報が・・・

と発言していましたが

出すべきだったが出さなかった情報が・・・

と正確に表現するべきではなかったか。

このトップ二人に加えて私が散々揶揄してきたお子様ランチこと前原外相、もはやこの最悪トリオを表舞台から退場させても手遅れ。民主党は再生できないでしょう。

権力は必ず腐敗する

と言われておりますが、政権をとった民主党がこうも素早く腐敗してしまうとは予想外でありました。

しかし次期民主代表候補の筆頭と言われているオコチャマ・前原。ようやくマスコミは代表時代のガセメール事件について述べはじめてきました。
新聞広告の見出しを見ただけですが、本日発売の週刊文春で

前原外相に外交を任せるな

との記事の副題に

ガセメール事件直前には「すごいコトが起きるよ!」

とのキャッチがついています。
やっと前原オコチャマの国会議員としての資質の無さだけではなく、まともな社会人としての常識の欠如を証明したガセメール事件を蒸し返してきました。いい歳したオッサンが

裏金が銀行振り込みされていた

と信じる社会常識の欠如。「凄い」と言ったか「面白い」といったか忘れましたが、とにかく

明日をご期待

と発言して翌日あっさり撤退してしまった。故永田議員一人に責任をかぶせ自殺に追いやり、本人はしれっと復活しているのですから呆れます。
あの時点で前原氏が引退していれば、売国官房長官もここまで伸してはいなかったでしょうから、最悪の状態は避けられたと考えます。

昨年の政権交替。すべては一部の身内(民主党議員)を犠牲にしてでも

官房機密費の一般公開

をして、マスコミ、政治家、役人などの膿を出し切るべきであったと私は考えます。

本日はネタ不足による「床屋談義」でありました。