友里征耶の週間食日記 2011-2

早い時期での解散総選挙を望んでいる有権者が世論調査の結果、

5割以上

いるとの今朝のTVで自民党・林芳正議員の発言に、民主党の渡辺周議員はそれでも野党に対し

菅政権を追い込む姿勢はいかがなものか

と天唾発言をしておりました。政権交替するまで、与党・自民党を追い込むことしか考えていなかった民主党の現役が、立場変わったとはいえ、しれっとして良く言ったものです。
菅総理を担ぐ議員だけではなく、親小沢議員、いや野党も含めて国会議員のほとんどが

頭のレベルと志が低い

ことは周知のはず。CP悪い料理だと心の中で感じていても、有名シェフの目の前では

美味しいですね

とか言ってしまう客心理と同じく、普段は国会議員の志の低さを嘆いておきながら、いざ議員の前へでると

頑張って下さい よろしくお願いします

とへりくだってしまう有権者が多いのが、日本国の悲劇と言えるでしょう。美味くないと感じたら、不味いと言わなくても

美味しいとは言うな

と同じく、レベルや志が低いと感じたら、今後何かあった時助けてもらおうとか考えないで、

議員に媚びうるな

と私は言いたい。このような甘やかしが、料理人と同じく国会議員に

勘違い

をさせてしまう大きな要因であると考えます。

さて週間食日記です。

月曜日
昼:渋谷の四川料理店
夜:乃木坂近くの胡麻油しゃぶしゃぶ店
渋谷近辺へ用事があったので、いつものとおりホテル内の四川料理。高いだけで美味しいとは思っていないのですが、この辺りでは他へ行く選択肢が私にはありません。以前は混んでいましたが、現在は結構ガラガラ。たしかこの時に、例の大澤弁護士に遭遇したと記憶しております。
夜は会社の人たちと胡麻油しゃぶしゃぶ。以前は会員制でしたが、そのうち紹介制となり、現在は誰でも予約が取れます。
わかりやすい営業形態変更でして、門戸を広げないと客が集まらないのでしょうか。胡麻油好きには良いかもしれませんが、そうでなければちょっとしつこいか。油の臭いがしみ込んで即クリーニングとなりますので、着ていく服には気をつけて下さい。

火曜日
昼:銀座の鮨屋
夜:渋谷近くのフレンチ
オススメ本の最後の確認と、以前は気に入っていた鮨屋を訪問。ここ1年以上満足感を得なかったのですが、結果は同じでした。
夜は中堅シェフにも信奉者も多い有名シェフの店。鉄人の店ではありませんのでお間違いのないように。
期待ほどのものを感じませんでしたが、まずまず満足しました。

水曜日
夜:デリバリー
早朝に身内が倒れたとの一報で予定はすべてキャンセル。結果は残念なことになりまして、連絡やその後の段取りの打ち合わせなどのあと、ハンバーガーをデリバリーで頼みました。

木曜日
通夜葬儀の確認などで一日中バタバタ。何を食べたか記憶(記録も)にないのですが、夜遅く近所の焼肉屋へ行ったかも?

金曜日
通夜のため、夜は葬祭場で食事。この日も予約していた麻布のイタリアンをキャンセルしてしまった。すみません。

土曜日
夜:港区のトンカツ
昼は葬儀の後の簡単な食事。夜はなんとか一息つきましたのでトンカツ屋へ外食に。料理長が居なかったのか、せっかくのブランド豚(ハンガリー産も)に火が入りすぎて中は真っ白。パサパサですっかり肉汁が抜けておりました。安くはないトンカツでしたが、こりゃダメであります。

日曜日
夜:デリバリー
色々と後始末が多くで一日があっという間。夜はデリバリーでピッツァを食べました。
この週のデリバリー2回(前々からたまに取っていた)で、今回のオススメ本にデリバリージャンルを加えることを思いつきました。

本日は久々の床屋談義

すっかり「スッカラ菅政権」に取り込まれてしまったのか大マスコミ。昨年の民主代表戦前後では毎週のように新聞やTVで「世論調査」を発表していましたが、最近はまったく内閣支持率の発表がないのではないか。民主党応援団の友里としてはどれだけ

内閣支持率が落ちているか

を確認したいだけに、大マスコミの政権ゴマすり体質が気に入りません。私は昨年の代表戦で菅氏に投票したサポーターに

今でも菅さんに一国のリーダーとしての資質があると思っているのか

と問いたい。大マスコミも世論調査だけではなく、代表戦の時のようにサポーターや地方議員、そして国会議員に対して再調査を繰り返しするべきだと考えます。

それにしても今回の意味のない内閣改造。ゾンビのように甦った2名(江田さんと与謝野さん)に注目が集まっていることから見ても、支持率の更なる低下が続くのではないか。
しかし何でもありの政治屋稼業とはいえ政権のうま味を求めて

自民党(比例復活のくせに)→たちあがれ日本→民主政権入り

と変節を繰り返す与謝野氏の執念には頭が下がるだけであります。今期で引退を決意し、東京一区で張り合う海江田万里氏と民主党に貸しを作ることも考えた一石二鳥の入閣と言われていますが、後足で砂掛けて立ち去った変節漢が

自民や公明との接着剤

になるとは思えません。巷で良く言われる言葉に

ポストが人を造る

というのがあります。少々荷が重いと思われる役職に就いても、ポストがその人を育ててくれるという意味だと思いますが、民主党国会議員にはこの格言がまったく当てはまっておりません。
菅総理を筆頭に、枝野元幹事長、前原大臣、岡田幹事長、玄葉氏や安住氏(何のポストだったか)などすべての議員が

ポストに押し潰されて資質の無さを晒してしまった

と言っても過言ではない。だいたい民主党で一番頭が切れるといわれている仙石氏が

度重なる失言とヘタ打ち

を連発しているんですから、民主党国会議員は全員

ソースが造れないフレンチシェフ

と同じく再修業をするべきと考えます。
国会議員を一生の食い扶持にしようと保身ばかりに精を出すからまともな人間がいなくなってしまう(初心を忘れて魂を売り渡してしまう)のです。
本気でやったら改革なんて10年かからず出来るはず。任期を10年くらいにして再選を禁止。しかもその間無報酬(食費など最低限の生活費だけ支給)にしてしまえば、

政治屋を生業にしよう

とする人間は根絶できます。経済対策に正解がないのと同じく、政治システムにも絶対がなく

民主主義や自由主義

が最良のシステムであるとは限りません。経済、政治など人間は過ちを繰り返しながら同じような歴史を繰り返して行くのでしょうか。

支店を出して儲けたいと考える料理人

と同じく

一日でも長く良い生活(見栄も)を続けたいと考える政治屋

も「欲」の強さでは次元は同じ。
日本(いや世界も)の将来は、指導者達の「欲」がなくならない限り安泰ではないでしょう。

お飾りポストに群がる文化人や財界人

タイガーマスクが全国で八面六臂の働きをしているようです。提供品はランドセルだけではなく、その他の学習品へも拡大してきました。

遊び感覚での寄付

とも言われているようですが、どんな動機でも結果が良ければいいのではないか。今回の現象のおかげで児童養護施設の

実態や数

をはじめて知った人も居るでしょう。かくいう私も今まではほとんど知りませんでした。ここはタイガーマスクにだけに任せるのではなく、友里が世でもっとも尊敬している

島耕作

にも頑張っていただきたい。島耕作には、TECOT(島耕作が社長の会社)の利益と女性だけではなく、児童養護施設にも目を向けてもらいたいものです。利益を追求する企業にも社会貢献は必須。

役員報酬の増額を株主に認めさせるため配当を増額する

ことが第一と

法人税の減税

を要求している日本企業(花火職人さま アジアへ逃げた金融系以外の財界トップも要求しています)のサラリーマン社長たち。まずは億単位の報酬のごくごく一部を提供して

タイガーマスク

になってみろ、と私は言いたい。

さて読者の方からもいくつかメールでいただいたのですが、かなり揉めてきたようです

NHK会長人事

ここ数日の報道で、安西祐一郎氏が就任を拒否したと聞いて私はホッとしたのです。その理由は

友里は安西祐一郎氏が嫌い

であるからです。理工系出身の私が言うので説得力があると思うのですが、理工系大学で長年研究してきた学者一筋人(通常言われる表現が禁止用語になるかもしれないのでこの表現を考え出すのが大変でした)が

バランス感覚と経営能力

を持っている可能性は皆無に近い。(経済学者も同じですけど)
元塾長を批判して塾長に就任したのに、路線を変更せずゼネコンに

箱物を発注し続け

その資金を捻出するために手を出した資金運用で

大きな穴

を出した最終責任者が、この安西祐一郎慶應義塾前塾長であるからです。
大企業の社長とおなじく、安西氏も個人的に責任をとりませんでしたが、塾長三選を狙ったにも関わらず、最終選考にも推挙されなかったというみっともない塾長退任であったのがせめてもの救いか。
安西氏がお飾りポストでまた

高報酬を得る

という美味しい思いをして良いはずがありません。
安西氏がNHK経営委員会の会長就任に際し

会長の交際接待費
都内の住宅提供(現在の自宅は他県らしい)

の条件をつけたと週刊誌にすっぱ抜かれて、仕方なく就任辞退(表面的には怒りを爆発させて)したというのが今回の就任拒否の真相ではないか。だいたい今回のNHK会長人事は、

民放の会長(氏家氏)と政府閣僚(慶応教授だった片山総務相)

が強く推したと言われています。
例えお飾りポストとは言え公共放送のトップ人事を、特定の民放トップやお仲間前教授が推し進めて良いものなのか。私は資金運用で大穴を開けた安西氏に言いたい。個人で大穴を補填できなくても

せめてタイガーマスクになってランドセルを寄付してみろ

と。親戚を入学難関な学校へ入れることに影響力を振るう前に、元教育者としてやることが他にあるだろう、というのが本日のお題であります。