友里征耶の週間食日記 2011-8

政治ネタを取り上げるレストラン評論家も珍しいですが、その本業とも言えるレストラン批評ではなく政治ネタだけをしつこく攻撃されるレストラン評論家は、日本広しと言え友里征耶くらいでありましょう。
レストランへの評論ではもはや天下無敵(アンチに対する挑発でして冗談です)で突っ込みどころがないと、アンチが戦略を変更してきたのでしょうか。

日刊ゲンダイと同じスタンスで、菅批判、検察審査会批判、大マスコミ批判を気持ち良く展開していたのですが、友里征耶だけ

小沢を批判しないのはけしからん。本業で小沢に癒着しているはずだ。

とお叱りを受け続けております。せっかく掲示板が食ネタやレストランネタでやや盛り返しの兆しが見えたときだけに、この水をかけるアンチの攻撃はグッドタイミングで効果は大でありました。

批判をしない→癒着でよい思いをしている

と短絡的に考えるのは個人の自由でありまして、最初から友里をなんとかやっつけたいと思っている方々にいくら説明しても考えが変わることはありません。
まずは小沢が悪い、と聞く耳持たない大マスコミにさじを投げた小沢氏の気持ちがよくわかりました。

まあ突っ込み続けるアンチの方々も、友里が癒着を認めるとか今までの立ち位置を変えて小沢批判に転ずるとは思っていないでしょう。このことをずっと掲示板で引きずって攻撃し、掲示板を機能不全にしようという、対小沢の大マスコミと同じ戦略と読みました。

まあ私は、副業は組織に属しておらず本業もオーナー社長(自称ではありません)ですから、小沢さんと違って多数決で失脚や一社員になることはありません。副業の仕事を干し上げる、オーナー社長から引きずり降ろす、には、

メディアに友里の排他を決断させ、本業の取引先を説得して取引停止にする

しか今の日本では道がないのです。おっと、国税に嘘でも何でもたれ込んで査察を入れさせるという手もありますか。
ハニートラップを仕掛けられたら拒絶する自信はありませんが、それ以外ならどうってことない友里。執拗な書き込みで掲示板が

実質閉店状態

になったとしても、それは致し方ありません。もともとHPのコラムと違ってアクセス数がかなり少ない掲示板です。毎日細かく対応しなくて助かると思いこめば良いからであります。
トトキや王様の前例を見てきただけに、追い込まれても(こんなこというと更に怒りを買うでしょうが、追い込まれることはない)一方的な閉鎖や書き込み拒絶はあり得ません。

さて週間食日記であります。

月曜日
夜:車中食
私用で遠方へ宿泊のため、電車の移動中にデパ地下で買った弁当とシャンパン、ビールで夕食をとりました。宿舎に到着後、バーでパニーニを補充しました。

火曜日
夜:宿泊先のレストラン
自称イタリアンへ。郷土色云々という以前の食後感でありました。ワインも高かった。

水曜日
夜:宿泊先のレストラン
自称和食店へ入店。無難と思われたシャブシャブと頼みましたが、脂が多すぎてがっかり。まあこの立地ですから多くの期待を持つこと自体がおかしいのですけど。

木曜日
夜:内食
帰宅後、簡単な食事ですませました。

金曜日
夜:中央区の鮨屋
ワイン会関連で訪問。大半がシャンパンでしたが、たまらずビールと日本酒も追加。ツマミと握りには満足しました。

土曜日
夜:内食
居住していている集合住宅の管理組合の集まりがあり、家で内食となりました。

日曜日
昼:茨城県の宴会場
夜:デリバリー
昼は法事関連での食事。夜は遠出で疲れたので、ピッツァのデリバリーとしました。?

この週はめぼしい話題のない、平凡な食日記であります。

祝結婚! 美食の王様・来栖けい氏&ビューティーレシピスト(女優も)・松見早枝子さん

民主党の内紛や自民党はじめ野党の反対による予算関連法案の否決に対しTVや新聞の報道は

国民(実は大企業)の生活を蔑ろにして己のことしか考えていない

と批判しております。でも私は大マスコミにも言いたい。記者クラブというぬるま湯に浸かって、時の権力者やお上に都合の良い大本営発表のような御用記事だけを垂れ流している自分たちの仕事が

国民のため

になっていると思っているのか。私は

政治屋に大きな期待をするものではない

と声を大にして言いたい。彼らはまず己が一番大事。なんとか政治屋を一生の生業として食い続けることが第一目標。その為に、選挙で当選することを最優先にしているのです。はっきり言って、国民の生活や国の財政なんて二の次、三の次の議員(役人も)がほとんどではないか。

己の利益を考えず国民を一番に考えている国会議員や役人が多いなら、これほど多くの無駄な議員が存在するはずもなく、天下りが生き残るはずもありません。無駄遣いなんて壊滅してしまうでしょう。
現実がそうなっていないのは、彼らが己の利益しか考えていないから。今さら自分の事を棚に上げ(御用記事しか流さない)、よい子ぶって国会議員の権力闘争を批判するアフォな大マスコミに呆れてしまいます。

さて昨夜の掲示板で予告したネタに入ります。読者の方から当てられてしまいましたが、表題の通り、私が過食のオコチャマと揶揄していた来栖けい氏の結婚情報であります。

昨年半ばころからでしょうか、「ドゥーベル ベー ラボ」という食ユニットを組む来栖けい氏と松見早枝子さんが出来ているらしいという噂は聞いておりました。飲食業界やグルメ業界、一部出版業界では公然の秘密であったのです。

http://www.double-b.jp/

http://www.matsumisaeko.com/

それが昨年の暮れになって、

近々に結婚するらしい

との情報に変わりました。今か今かと吉報を待っていたのですが、昨日、知り合いの編集者から第一報が入ったのです。

来栖さんと松見さんの結婚披露パーティの案内が来ました!

正確な日時の公表は控えますが、シェフ交替で一時的にクローズする「エキュレ」で3月某日、1万円の会費制で披露パーティが開かれるそうです。
読者の掲示板情報では、4月にロブションで結婚披露宴をするとのこと。今回はカンテサンスではないようです。
人のことを偉そうに言えませんが、これで来栖氏もこの友里と同じ経験となります。一皮むけて今後の更なる活躍を願う次第であります。

しかし4月以降の「エキュレ」、どうなるのでしょうか。二代目シェフは決まったのか。一代目シェフ・後藤氏の再就職先はどこなのか。
すべては3月に発表すると来栖氏のくぅ喰う日記にありましたが、難航していたと漏れ聞くだけにどのようなおさまりとなるのか、友里としては非常に気になります。

後藤シェフ最後の2週間(3/1?12)は、完結コース(1万5000円)一本に絞った営業となるようです。まだまだ予約が入りそうなので、お祝いを述べたい人や今後の動向が知りたい人はぜひ訪問してみて下さい。

3つ星「小十」の近況に関して

昨日、TVで弁護すればするほど、持ち上げれば持ち上げるほど、親分・小沢氏の評判を落とした松木謙公氏が政務官を辞任しました。

小沢軍団の脳は筋肉で出来ている

と揶揄される批判の誕生に大きく貢献したと私が考える正に

肉食系議員

であります。代表戦でのTV露出で小沢支持を大きく減らしたと反省したのか、政務官に登用されて大人しくなっていたのか、真相はわかりませんが久々のマスコミ露出でありました。
この件に関する、TV朝日のアフォなコメンテーターの

意見が合わないなら党を出ていくべき。それが政党政治だ。

という愚見に私は椅子から転げ落ちそうになったのです。いまどきこんな偏向意見を公共の電波に乗せて良いのか。
政党内の意見が金太郎飴のように統一されていたら、もはやそれは議会政党ではない。国民から負託を受けた民主主義・代議員制度を真っ向から否定する暴論であります。
意見が合わなければその組織を去らなければならないと言うなら

未だにエジプトではムバラクが安泰であったはず
カダフィもピンチに陥っていない

ことになります。現状の政権に不平不満の国民は、

全員国外へ出ろ 

とこのアフォなコメンテーターは公に言えるのか。
相手によって己の意見を180度変えるダブルスタンダード人間のいやらしさを感じてしまいます。
彼の今回の言を借りれば、世にはクーデターどころか政権交替も改革も何も存在しない。現状に不満の野党勢力や国民は国を出なくてはならないからです。これでは

中国の一党独裁
強権独裁政権
北朝鮮の元首世襲

は永遠に続くことになるではないか。意見の異なる人を排除することを肯定するTV朝日コメンテーター。

菅政権から機密費で飯でも食わせてもらっているのか

と私は疑ってしまうのです。

さて掲題の話へ行きましょう。

世界一小さい3つ星店と自称していた「小十」(現在は「鮨さいとう」が世界最小のはず)に関する情報を2つ入手しました。
1つはもう既にオープンして公になっている姉妹店「鮨かくとう」のこと。

並木通り資生堂本店の近くに昨年末にオープンした、小十主人の奥田氏プロデュースの寿司屋だとか。お任せで一人1万円ほど。付出し2皿に焼き物、そして握りが10ヶほどのコースだそうです。

食べログなどを見ると、ツマミ系はまずまずながら(小十のスタッフが造っているのでしょう)、握りの評判ははっきり言って良くない。ネガティヴなレビューを嫌う食べログでここまで書かれるのは不思議だとちょっと調べてみて、私は納得したのです。
店名の「かくとう」は、握り手である雇われ主人の苗字の「角藤」からとったとのこと。そしてこの角藤氏の出身が、あのマグロの解体ショーで有名な廉価寿司店

すしざんまい

であることがわかったからであります。上述で、私が「鮨屋」ではなく「寿司屋」であると書いた理由がこれであります。

http://www.kiyomura.co.jp/

この店を開くに当たって色々な事情があったと漏れ聞きますが、まさか多店舗展開の廉価寿司店職人をヘッドハンティングしてくるとは思いませんでした。
1万円と銀座スシとしては中途半端な位置づけ。握りらしいものを出す小料理屋の位置づけでありましょうか。

もう1つは、裏をとっておりませんが近く

小十が同じ銀座内に移転する?

という仰天情報であります。オープン当初は、最高値コースを値上げしない(現状は2万5000円コースが出現しています)、支店も出さない、と言っていたと記憶しておりますが、デュカス、ロブション、ガニェールと並ぶ世界の3つ星シェフとなった今、先達の3つ星シェフにならって

膨張路線

に突き進むのか。キャパは今より大きくなるとの情報も漏れ聞きます。店が大所帯になったことによる苦渋の決断との話も聞きましたが、

大所帯にしなければ良かったのではないか

と言ってしまうと元も子もないでしょうか。

これからの小十グループに注目です。