ハラールフードをご存じですか?

去年は美味しく感じたのに今年はかなり食後感が悪くなったル・ベルナルディン。気落ちしてホテルへ帰る途中、ヒルトンホテル手前の交差点で大行列の屋台を発見したのです。
時刻は夜の10時近くだったか。遠目から覗くと、赤い色のライスらしきものに鶏らしき細切れと、なにやら肉らしき黒いものを盛りつけているではありませんか。若い衆がほとんどの行列客、みな並んでいたときと違って相好を崩して6ドル支払ってそのフードを受け取っているのです。
中には黄色いお揃いのTシャツを着たスタッフ達と記念写真を撮るミーハー客もいました。
美味くなかったとはいえベルナルディンの料理(どの皿も創作が強すぎて甘く味付けしすぎ)でお腹一杯だった友里、気になりながらもすぐホテルに帰ったのであります。

部屋に戻っても気になって仕方がないため、もしやと「地球の歩き方」を見てみたらベンダーフード(移動式屋台の料理のことらしい)のところに

フィフティサード&シックス

という屋台の紹介がありました。

http://53rdand6th.com/

そういえば先ほど見かけた場所は53rdと6番街の交差点だったか。スタッフの黄色いTシャツのロゴにもそのような表記があったと思い出したのです。ガイド本には、ローカルにも観光客にも人気でいつでも行列の

ハラルフード

としか書いてありません。?

What is ハラルフード(halal food)?

私には初めて聞く言葉でありまして早速PCで検索したところ、日本語では「ハラール フード」の表記が一般的なようで、簡単に言えばイスラム教信者が食べられる食材の料理だとか。

http://www.e-food.jp/rest/halal.html

多分黒っぽく見えた肉らしきものは、羊であったかと理解したのであります。
ここまでで終わってしまっては、友里のうたい文句である旺盛な検証精神の看板を降ろさなければならない。ちょうど翌日はランチにmomohuku koの予定があるだけでディナーの予定を入れていなかった(momohuku koは、ランチの方がディナーより皿数(総量も)多く4時間近くかかる)ので、夜半にチャレンジしようと心に決めたのであります。

momohuku koで食べ過ぎ飲み過ぎとなりホテルに17頃帰って爆睡。気がついたら22時をまわっておりまして慌てて件の交差点へ走っていったのであります。
実は慌てる必要はなくこのベンダーは明け方の4時までやっておりまして、オープン時刻は19時半から。昼間は別の屋台があるようです。
22時をまわっても大行列。でも付近には行列ゼロどころか買っている客が見当たらない同じようなハラールフードのベンダーがいくつもあるのには驚きました。

スローシンクロモードにするのを忘れたのでうまく撮れていませんが以下の写真でその一人勝ち人気を確認ください。

長蛇の行列

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スタッフはテイクアウト用の箱詰めに大忙し。

大忙しのスタッフ達

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ベンダーのサイドには、この場で食べる人用にかけ放題のマヨネーズやチリソースが置いてあります。大量にかけている人が多かった。

マヨネーズやチリソースがかけ放題

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そして持ち帰ったハラールフードであります。

持ち帰ったハラールフード

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中身はこちら。

ハラールフードの中身

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日本人なら3人前くらいあるでしょうか。マヨネーズが2カップ、チリソースが1カップついて

6ドル

鶏の味はほとんど感じず、マトンは何とも言えない濃い味。ライスは色だけでありました。マヨネーズとチリソースを目一杯かけると正にジャンク味が完成。全体をよく混ぜれば、それなりに食べられました。

最近訪問した店 短評編 2011-20

最近これほどPC画面のクリックで興奮したことはありませんでした。下手な株取引で損切りするときのことではありません。レストランでのことで予約であります。
先日のブログでちょっと取り上げたNYの予約困難2つ星店のmomofuku ko。ダメ元で予約の画面へログインしてみたら、なんと滞在期間中で

Available

と出ている日があるではないですか。キャンセルが偶然でたのでしょう。再度滞在中の日時であることを確認し、そのマークをクリックしたのです。
次にとんだ画面には日時の確認のほか、AcceptかDeclineの選択ボタンがあるのですが、なんと60秒スタートでカウントダウンが始まってしまうではないですか。
予約済みのレストランを変更できるか、もしくはキャンセルするかを焦って悩んだ末、こんなチャンスはもう来ないだろうとAcceptをクリック。これで一安心かと思ったのですが、次にまた入力画面がでてきたのです。

キャンセルポリシー(24Hr以内だと150ドル徴収)の了承の他、クレジットカードのデータ入力を求められるのですが、なんと180秒からまたまたカウントダウンがはじまってしまいました。
利用カードを財布から取り出し、残り時間を見ながらカードデータを入力したのですが、時間以内に誤入力なく打ち込まなければとそれは緊張し、また興奮した瞬間であったのです。

私が思うに、現地時刻で昼から午後にかけてキャンセルが出るのではないか。特にキャンセルポリシーからランチ、ディナーとも24時間前辺りが狙い目。もしNYでこの店を訪問してみたいと思われる方はぜひお試してみてください。
私はその翌日も同じ時間帯で試しに予約場面を開いてみたのですが、最初は向こう一週間満席。しかしその数分後更新クリックをしたら3ヶ所の空席がでてきました。勿論そのまま画面操作をせず権利を失効させましたが、時間帯によっては結構キャンセルが出るとわかった次第であります。?

さて本日はワシントンでの3店であります。

MISS SAIGON
ミュージカル名と同じベトナム料理店。機内食からリセットしたかったのか、体が東南アジア系の味付けを妙に欲してしまい飛び込みで入りました。
生春巻き2本にレモングラスとシュリンプのスープ、そして海鮮系の鍋を完食しました。生春巻きにはセサミソースでもの足りずチリソースで味付け。スープ、鍋と期待したほどの辛さはなかったですが、たまには食べたくなるジャンルの料理であります。

MISS SAIGON 海鮮系鍋

SEACATCH REST & RAW BAR
前日にオープンテーブルで予約しての訪問。かなりの大箱でありました。
オイスターは、クシ、クマモト、ニューポイントを2ヶずつ。ニューポート以外はまずまずでありました。
ウリのクラブケーキのあと、シーキャッチのリングイネ(トマトベース)をオーダー。ホタテ貝柱、トマト、エビなどが入っておりましたが、トマトクリームが緩くてイマイチ。でもアルケッチャーノよりはレベルが上でありました。

SEACATCH オイスター

SEACATCH リングイネ

BOURBON STEAK
同じくオープンテーブルで予約。最初に出てきた突き出しのフライドポテトに驚きました。これだけでお腹一杯になってしまう量であります。
昨晩に続きオイスターを頼みましたが種類はお任せなのが残念。モッツァレラと野菜のサラダもイマイチ。
そしてUSDAプライム・エイジド・ビーフにしようか悩んだ末に決めたサーティファイド・アンガス・フィレミニオンの登場です。しかし結果は期待はずれ。やけにネットリ感があり、外側もカリッとしていません。低温焼きステーキみたいな食感なのです。肉自体も温くて味も野趣を感じないもの。NYでのステーキハウスに期待するしかなくなりました。

BOURBON STEAK フライドポテト

肝心のステーキはピンぼけで失敗しました。

再び宣伝! 絶品レストラン(鉄人社)

読者の方から驚くべき情報をいただきました。3つ星店など有名レストランの閉店情報ではありません。あのペテン師、嘘つき、居座り、精神がまともでない、官邸の瓦礫と歴代首相としては史上最悪の評価をされている菅総理がなんと

反原発を掲げて解散・総選挙にうってでる

と言うのです。
小泉さんを見習ったのでしょうか、イタリアの国民投票結果を参考にしたのか

あなたは原発に反対しますか、賛成しますか

とアフォ国民にイエスかノーだけを選択させる総選挙で、反原発を旗印にして総理延命への活路を見いだそうとしているというのです。
民営化に賛成するなら自民党へ、民営化に反対なら野党へ投票しろと迫った郵政選挙を真似て

原発やめたいなら民主党へ、危険な原発を続けたいなら野党を選べ

とのシンプルキャッチで惨敗必至の次期総選挙の起死回生を狙っているというのです。
次期選挙結果では100議席を割るとも言われている民主党でありますが、イタリアの国民投票結果で原発反対票が94%に達したことから

民主の圧勝、少なくとも負けはしない

と菅さんは考えているのでしょうか。政権政党の選択をわずか1つの争点で決定するのはまさに衆偶政治の極み。でも過去には

自民党の郵政選挙
民主党の政権交代選挙

という立派な実績があります。自民党の機先を制して菅総理が

日本の将来を考えて、脱原発か原発推進かを国民に問うため衆議院を解散する

と暴走してしまったら、民度の低い日本国民のことですから、菅政権の度重なる失態をすっかり忘れ

イタリアもそうだから原発はやめておこう

となって、民主党に票が集まってしまう可能性は高い。先に民主が脱原発を掲げたら、未だに自己総括していない自民党や公明党が同じく

脱原発

の幟を掲げることは難しい。
百万が一選挙に勝つため野党も脱原発を掲げたら、選挙結果の如何に関わらず日本は原発から撤退となりますから、民主が勝とうが負けようが、菅総理は日本を原発廃止に導いた

英雄

として歴史に名を残すことができるというものです。
こんなシンプルな争点だけで解散総選挙をするとは普通思えないのですが、小泉さんと同じく変人に近い菅さんですから、私はもしかしたらと思ってしまったのです。

延命どころか辞任も白紙に戻し総理の椅子に座り続けるだけではなく、民主政権を継続して次期参議院選も圧勝してねじれ国会解消。左巻き政権が今後も続いてしまうと想像しただけで

日本はおしまい

と考えるのは友里だけではないでしょう。

次期選挙で自分の首が危ない民主党議員たちは、親小沢も殺小沢も関係なくこの脱原発解散総選挙に諸手を挙げて賛成するのではないか。なんとも末恐ろしい元市民運動家首相であります。

さて、いよいよ来週20日には、うまくいけば書店に拙著

絶品レストラン(鉄人社)

が並ぶことになります。早めに予約を入れていただいた方のおかげでアマゾンでは未発売なのにランキングは200番台半ば。一昨日は100位を切りそうになるところまでいっておりました。
数少ない友里読者だけではなく、アンチや飲食業界関係者の方にもぜひご購入いただきたくお願い申し上げます。

ところで「グルメの嘘」(新潮新書)では☆1つと無茶苦茶なレビューを投稿していただいたベスト1000レビュアーの

ゆりさ信介さん

自分の本業の詳細を明かさないヘタレな友里は信用できないと、己も本業(医者か?)を明かさない棚上げをしての友里を批判する天唾レビューでありました。過去にも、マスヒロさんの本はベタほめしながら友里本を批判し続けたゆりさ信介さん。

http://www.amazon.co.jp/review/R1AIJV1W0QNV22/ref=cm_cr_pr_cmt?ie=UTF8&ASIN=4106103370&nodeID=&tag=&linkCode=#wasThisHelpful

前回のレビューではアマゾンとして異例の否定コメントが7人もついただけに、果たして今回の「絶品レストラン」に対しても、同じ論点で☆1つの批判レビューを投稿する気概を持っているか。それとも今回はスルーしてヘタレさを晒すのか。
実際はヘタレな人だと感じるだけに友里として大いに楽しみであります。

カモーン、ミスターゆりさ信介

購入する価値もない本だと言って逃げる気ならば、何十冊でも友里は自腹で進呈させていただきますので、メールをいただければ幸いであります。