くまポン、初体験!

本日発売の週刊現代の新聞広告を見て、友里は気を失いそうになりました。全国民必読とある黒地に白抜きの大見出しは、

9月再びの大暴落に備えよ

であります。9月の大暴落を想定する前に、NYダウは400ドル以上下落と既に大暴落していますから、9月を待たずして本日から日本株は大暴落してしまうかもしれませんけど。

外貨預金は即解約を
急げ!株・投信・債券「万事休す」になる

との超刺激的なキャッチも続いておりました。
週刊現代を素直に受け取るなら、円高、円高と言われていますが、この76円台から更に大きく円高に進むと言うことでしょうか。株や債券も大暴落というか跡形もなくなってしまうということか。

この原稿を書いている段階では中身を読んでいないので何とも言えませんが、「万事休す」になる前に、つまり見出しの通り大暴落に備えるために、株・投信・債券を売って皆が換金してしまったら、それこそ

大暴落

となってしまうと思うのですが、皆様はどうお考えでしょうか。
数年前、株投資(信用)で個人的に破綻しかけてかろうじて残った僅かな蓄えを、高額居酒屋で隣客(堀紘一氏)の話(友里ブログ参照)を漏れ聞いて金融株にすべてつぎ込んでしまった友里、どっちにしても大ピンチであります。

さて今月はじめ、友里は初めて「くまポン」を使って外食をしてきました。食べ仲間が4枚購入したということで仲間に入れて貰ったのですが、訪問したのはフレンチというかビストロ。
具体的な店名の公開は避けますが、むかし銀座でカウンターフレンチ(いまは世界一予約困難なステーキ屋があるところ)をやっていたシェフの店。北海道で雇われシェフしてきてから、数年前に芝公園に同じ店名でオープンしたようです。?

前菜、魚、肉、デザートにスパークリング、白・赤ワインが飲み放題がついてクーポン価格が

4650円

信じられない値付けではありませんか。通常この手のクーポンでは、会社側が4?5割ピンハネするそうですから、店の取り分は多くて

3000円前後

であります。
いくらスパークリングがプロセッコで、スティルワインがガスコーニュものといえ、飲み放題にしたら経営が成り立つのだろうか。いや成り立たせるには料理はどんなものになってしまうのかと、友里は期待に胸膨らませ(いや怖々)店のドアを開けたのあります。

前菜は鴨のフォアグラ。結構な大きさで、塩を利かせたシンプル調理ながらまずまず。
魚は鱸のポワレで肉は鴨ロースト。野菜の添え物はインゲンやホウレン草でしたが、4650円を考えると文句を言えないというか、充分満足してしまいました。
すべてを食べ終え、飲み終えての友里の結論は、

この料理でこの値付けでは経営が成り立たない

いや、これで(店の取り分3000円)で経営が成り立つなら、クーポン使わない普通の店ならあっという間に

合うでぃ

が買えちゃうことになります。(昨日の「なでしこ」のオヤジギャクのパクリ)

クーポンはあくまで客寄せパンダみたいな集客ツールなのでしょう。今度はクーポンなしで再訪しようと心に決めて店を後にしました。
とは言え私はいつ再訪できるかわかりませんので、クーポンなしのリピート客が続くことを願っております。

宝島社新書 ついに始動

原発マネーは道知事だけではなく、広く村民にまで行き渡っているようです。
今朝のTV報道では泊村民たちは泊原発3号機の再稼働にみな賛成。中には

反対するわけにはいかない

という消極的賛成もありましたが、交付金と固定資産税の原発マネーが村の歳入の54%を占めるだけに、泊村民はいわゆる

マネー依存症状態

になっているようです。
原発を1基造ると膨大な交付金が貰えるのですが(徐々に減っていき最後は固定資産税だけになるらしい)、そのマネーで村(村民)は贅沢を覚えてしまうのでしょうか。交付金が減らされていく過程で、更なる

マネー

が必要となり、2基目、3基目の原発誘致に奔ってしまう現実。こんな狡猾なシステムを考えた役人や政治屋に脱帽であります。まるで反社会勢力がとる

覚醒剤商売と同じ

ではないか。
原発マネーは覚醒剤みたいと例えると怒られるかもしれませんが、一度手を出したらやめられないのですから困ったものです。
再稼働を認めた高橋はるみ道知事、経歴を見る限り元大阪府知事の太田房江氏と同じ元キャリア官僚。会見で淡々とメモを読み上げる様をみて、

中央官庁の操り人形

であることがわかりました。太田房江氏と同じで、ポリシーなき首長であります。
地方分権とか声高に叫ぶ人がいますが、本当に分権を目指すなら、まずはこんな中央官庁からの落下傘候補者を

首長に選ぶな

と私は地元民に言いたい。地元有権者の民度をまずは上げるのが地方分権の第一歩ではないでしょうか。

さて、子供の夏の宿題ではないですが、お尻に火がついてきてやっと原稿書きをスタートしたのが、今秋出版予定の

宝島社新書

であります。友里征耶にとって年に2冊の出版は初めてのこと。6月に出版した「絶品レストラン」(鉄人社)で出し殻状態になってから3ヶ月弱での復活はなかなか厳しいものがありました。
今回は新書と言うことで個々の店の評価本ではなく、「グルメの嘘」(新潮社)と同じく

問題提起本

の体裁をとります。
「グルメの嘘」では書ききれなかった飲食業界の「裏」を今度は具体的な事例(固有名詞も)を挙げて表に引っ張り出してみたいと思っております。
構成としましては

食材の裏
調理の裏
メニューや演出の裏
料理人の裏
食通の裏

などから成り立っております。

こんな「裏」を取り上げてくれ

というようなご要望やアドヴァイスがありましたら、ご教授いただければ幸いであります。

共倒れにならないのか、JALとジェットスター

本当に運転再開してしまうんでしょうか、泊原発3号機。新聞報道に寄れば、本日中にも高橋はるみ道知事は、営業運転への移行を容認するとあります。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110817-OYT1T00081.htm

福島原発事故の放射性物質被害が広がり続ける中、事故の検証もほとんどなされておらず九電のヤラセ問題も起こったばかり。この時期で高橋道知事の今回の

大英断

は何が根拠なのか。普通に考えれば、原子力ムラから道知事に大きな見返りが送られると考えるべきでありましょう。
彼女は旧通産省出身で自民党系。祖父も県知事で親族がインフラ関連会社(LPガスなど)を経営しているなどバリバリの

原発ムラ住人

であると思えますし、御歳も57で道知事も3期目に入ったばかり。次の改選期では60歳を超えますから、

4選を諦めて莫大な退職金と原発関連事業の顧問職就任で還暦後は悠々自適

を選択したと私は考えます。
原発事故関連では株と違ってバシバシ予想を当ててきた友里でありますが、?

原発の再稼働は当面あり得ない

とした予想、ついにはずれてしまうかもしれません。

さて昨日のニュースで友里が注目したのが

日本航空が格安航空(LCC)へ参入

でありました。カンタス航空、三菱商事と共同で

ジェットスター・ジャパン

というLCCを来年から立ち上げるというのです。最初は国内だけのようですが、アジア路線まで進出するとのこと。
格安の目玉は通常価格の4割引に加えて

最低価格保証

というビックカメラなど家電量販店で採用されているシステム。同日、同路線、そして同時間帯でジェットスターより安い設定の他LCCがあったなら、それより

10%引き

にするという安売り政策であります。
日本航空はこの安売り航空会社で新しい需要を掘り起こして本体には影響がないと主張していますが、本当でしょうか。
需要と供給の関係を50歳過ぎて初めて知った野田財務相(8/16の友里ブログ参照)がこれを聞いたら

ない頭が更に混乱してしまう

ことになるでしょう。
既にLCCを運営しているカンタスと組むことにより、本体とLCCを棲み分けられるノウハウ(発表できないとのこと)があるとのことですが、内幕は既に発表してしまっていると私は考えるのです。

このジェットスター・ジャパン、運行の中心は羽田ではなく成田空港なんですね。普段JAL本体をリピート利用している客で、羽田ではなく

成田発着

を利用している人がいるのか。
私が思うに、成田近辺を基盤にしている個人や法人でなければ、海外への行き帰りで国内乗り継ぎをする人くらいではないか。
ステータスを保持して儲けさせてくれる常連客がわざわざ成田経由という条件の悪さを選択して

4割引の航空券

に飛びつくとは思えません。
最低価格保証にしても、条件が厳しい(同路線は当たり前ですが同時間帯というのがミソ)ですから、当てはまる路線は少ないのではないか。わざとライバルLCCの路線とずらして出発時刻を設定すれば回避できるのであります。

成田発着枠が増加されて世界のLCCが乗りこんでくることから活性化すると読み、成田経由で時間がかかろうと、

とにかくJRより安く目的地に行きたい

という特定の客層を狙った(掘り起こす)戦略と私は考えます。
新しい需要とは、

時間を惜しまないJR利用客(鉄ちゃん除く)

ではないかと言うと、考えが甘いとJAL関係者から怒られるかもしれません。