最近訪問した店 短評編 2011-30

読売新聞やNHKでは民主党代表選の現時点での票読みをしております。
読売では、海江田氏が100票、それに前原氏、野田氏、鹿野氏が50票前後で続いているとか。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110827-OYT1T00884.htm?from=top

NHKは同じく海江田氏が100票ながら、次は野田氏の60票、前原氏は50票ほどと報道。国民的人気の前原氏が意外に伸びていない現状、不思議であります。性格的な問題で、党内に支持が広がらないのでしょうか。逆に主役から一転して泡沫候補になったと揶揄された野田氏の健闘が目立ちます。
このままでは過半数とれず海江田氏が1位、2位に入るこの3者のだれか(馬淵さん、すみません)との決選投票となる可能性が高い。

前原氏か野田氏のどちらかが2位につけた場合、両陣営が合体する可能性があるのではないか。そうなると雪なだれ的に反小沢で固まってしまうかもしれません。一本化で鹿野氏を口説き損ねたと聞いた小沢陣営、決選投票では取り込むことが得きるのでしょうか。

鹿野氏が間違って2位になって本心から「やる気」が出てしまった場合はどうか。正面から小沢陣営の海江田氏と対立するわけですから、前原・野田の反小沢陣営が鹿野氏についたら海江田氏は一巻の終わり。
今は死んだふりしている反小沢・殺小沢陣営ですが、海江田氏が首相になる可能性は結構少ないかもしれません。

傍観者の友里としましては、世界中で資本主義が行き詰まってしまった現在、誰が首相になっても日本の「右肩下がり」は避けられないだけに、親だろうが反だろうがどちらが首相になっても楽しみ。

海江田さんが勝った場合、仙谷さんが果たして小沢陣営から仕返しをうけるかどうか。「殺仙谷」となったら面白いのですが、そうはならないかも。
前原さんや野田さんが勝ったら、小沢陣営の弱体化が更に進むでしょうから、それはそれで1つの見所となります。

まあ、最優先課題の1つ言われる原発事故は、神や仏が首相にならない限り誰がやっても

お手上げ状態

水かけるだけしか対策がなく、なるようにしかなりませんから変わりがないでしょう。
どうせ原発事故が収束しないなら、日産のように、大枚はたいてしがらみのない外人を首相にした方が、日本を抜本的に転換できるかもしれません。

さて3店です。

蟻月
「絶品レストラン」出版の打ち上げで関係者と訪問。一時ほどの予約困難さはないようですが、店内は満席でありました。
結構合コンの場として使っているグループが多いんですね。モツやキャベツをつつきながらお目当てを探し合うとは、合コンもかなり変化してきたようです。
数多くのツマミを食べ、夏バージョンの炎のもつ鍋と赤のもつ鍋(甘口醤油ベース)の2種でお腹一杯。満足しました。
今回は白のもつ鍋を食べなかったので、翌日はそれほどのニンニク臭は残らなかったようです。

祇園末友
久々の訪問。昨年辺りから感じていたのですが、間人から入れているという食材が結構美味しい。たとえば赤貝。松葉蟹ばかりではなくなんで赤貝が良いのかわかりませんが、大きくて質もかなり良かった。
秋田ではなかったジュンサイや、素揚げの鮎、そして焼き鱧も悪くはありませんでした。

津やま
東京では希少な単品対応してくれる高額割烹。久々の訪問で感じたのは、以前より味が濃くなったかも。それでも東京和食としては許容範囲であります。
関西と違って寝かせている「あこう」もまずまず。鱧の落としは小さかったですが、ここの梅肉は好みなだけに満足。キンキの煮付け、キンピラや卯の花といった小料理のあと、スペシャリテの鴨肉ミンチ入りの冷やしトマト、〆は鯛茶でお腹一杯となりました。
しかしこの日だけだったのか、カウンターは寂しい限り。東京では単品割烹はウケないのでしょうか。

友里征耶の週間食日記 2011-19

隠し球は輿石さんや西岡さんだったようです。参議院議員を与党の代表に担ごうとの発想には驚きましたが、首班指名はどうするつもりだったのか。参議院議員でも首相になれるのかもしれませんが、解散のリスクがない参議院議員が解散権を持つのはいかがなものか。
もしかしたらそれこそ驚きの首班指名があったのではないか。「総理・代表分離」ということで、首班指名には

小沢総理

という構想だったというのは考えすぎでしょうか。
しか?し、辞め時、泣き時を間違えた元野末陳平の秘書・海江田さん。最後の最後に出した辞表も受理されず、こんな醜態を晒し続けた人を担いで小沢陣営は大丈夫なのか。いくら

御輿は軽くてパーがいい(小沢氏談と言われている)

と言っても、軽すぎないか、パー過ぎないか。
推薦人が集まらないと言われた馬淵さんや鹿野さんも出馬できそうです。小沢陣営が推薦人をまわし、候補を乱立させて前原氏に票が集まる(過半をとる)のを防ごうとしているのではないでしょうか。決選投票狙いの策であると推測します。

またこの日本の国民も本当にパーに近いと言うことを朝日新聞の世論調査で知りました。なんと民主党内の次期首相適任者として前原さんの支持率が

40%

とダントツ。何度も書いておりますが、40過ぎまで一般常識に欠落し、威勢の良い言葉も最初だけ。すぐ尻つぼみし、プライドだけは一人前以上のオコチャマ議員の人気が一番とは、ホント日本国民(もしかしたら朝日の世論調査に答えた人だけ)はアフォばかりであります。
故永田議員の事件を見るまでもなく、仲間を見捨てる冷徹さなど性格も絶対に悪いと友里は踏んでいるのですが、アフォに取り入るのは上手い人なんでしょう。
昨日の決起集会に集まった衆参議員はわずか38名。前原陣営は慌てて余った席(40以上)には身内(秘書や事務所関連)を座らせて体裁をとったとか。思ったほど党内人気はないようです。そう言う意味では、国民の方が民主党議員よりアフォの割合が多いのかもしれません。

まあ、前原さんになっても海江田さんになっても、間違いなく民主党、いや日本は傾いていくでしょうから、結果は変わらないことでしょう。
日本が落ちるところまで落ちなければ、私利私欲を持たない人は現れず、また周りから支持もされないものです。

さて週間食日記です。

月曜
夜:新橋の鮎専門店
連日連夜満席だそうです。7月中に行きたかったのですが、7月はじめに電話したら月内はすべて満席との話にビックリしました。
久々の訪問だったのですが、店が移転したんですね。知らずに迷ってしまいました。前菜から〆のご飯までほとんどが鮎尽くし。
「過ぎたるは及ばざるがごとし」をあらためて実感した次第です。

火曜日
夜:六本木の和食
2年以上訪問していなかったかも。久々の訪問でありました。
スッポン、鮎、鰻など量も質も充分で、毎回このような食後感を得られるならCP良い店になっております。

水曜日
夜:赤坂のすき焼き屋
接待で訪問。店前には「松茸入荷しました」みたいな張り紙が堂々とありました。これでは、接待(彼女連れも)の場合、見栄張って頼まざるを得なくなるではないか。素晴らしい営業戦略であります。
会社経費だったので、私も松茸入りコースを頼んだのは言うまでもありません。
しかしこの店、本当にボルドーの値付けが安い。合うか合わないかは別にして赤ワインとすき焼きを楽しみました。

木曜日
夜:芝公園のフレンチ
ブログで先に書いてしまった「くまポン」初体験の店。詳しくはブログをご覧下さい。

金曜日
夜:京都の和食
京都近辺の取引先を訪ねた帰りに立ち寄りました。国産の鱧、秋田ではないジュンサイ、鮎などを楽しみました。

土曜日
夜:西麻布の和食
いくら飲んでも1万数千円と支払いが変わらないお任せコースの店。昼にスカッシュやボディパンプで汗を流したからか食欲旺盛。数え切れない小皿料理に刺身、そして2種の煮付けに海老フライに牛カツとほとんどの料理を食べ尽くしてしまいました。

日曜日
夜:内食
昼間は久々にキネシスで体幹を鍛え、夜は内食と健康的な1日でありました。

「僕を呼ぶ料理店」を読んで その1

今朝のTVで衝撃的な報道がありました。

新党が結成されました!

すわ、小沢一派が民主党を出たのかと前のめりになったのですが、

「日本しじみ党」が緊急結党され杉村太蔵氏が党首に就任

と続いて私は胸をなで下ろしたのです。
小沢一派が民主党を出ていったら、党の内乱がおさまってしまって民主党が滅茶苦茶にならずまとまってしまう。それだと解党的出直しが出来なくなると考えていたからです。

http://news.e-expo.net/news/2011/08/post-114.html

しじみが持つオルニチンは肝臓に良いそうで、これは「しじみ」に関係した企業の宣伝なのかと会社名を探したのですがなかなか見つかりません。「日本しじみ党」をバックアップしているという「オルニチン協会」を検索してようやくその黒幕がわかったのです。

http://ornithine.jp/aboutus/

お金を貰って引き受けたのか発起人には、博士や准教授、そして料理研究家などが名を連ねておりますが、そのバックには9つの協賛企業がありました。
エースコック、永谷園、キリン、カンロ、森永製菓、ヤクルト、なとり、などインスタントや菓子の会社の他、協和発酵の存在は理解できるのですが、饂飩の「はなまる」がなぜ参加しているのか。しじみ汁とかしじみ饂飩を店で出しているのでしょうか。

なんちゃって新党の次は崩壊寸前の民主党の話であります。1日早すぎると思ったのですが、今朝の新聞には

小沢元代表、前原氏不支持へ

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110825-OYT1T01160.htm?from=top

との一面大見出し。人事面(幹事長職?)で小沢陣営に配慮がないと読んで判断したのでしょうか。前原氏に対抗する(幹事長職をくれる)タマ(代表候補者)を推すことになるようですが、これでは

40過ぎまで一般常識を持たなかった前原氏を表舞台(総理大臣)に引っ張り出して早めに退散願う

という日本国にとって最重要な課題が先送りされてしまう可能性があります。
今必要とされているのは、己の利益(復権)ではなく、一日でも早く前原氏の無能力や根性の無さ(口先だけ)を純粋無垢な国民の前に晒すためにも

前原首相誕生のための挙党一致

であると考えます。

さて友里掲示板で紹介されていた、門上武司氏の

僕を呼ぶ料理店

がアマゾンから届きました。まだ最初の部分しか読んでいませんので、本日は第一報であります。
以前のブログで、「僕を呼ぶ料理店」ではなく

ガスを使っている料理店

ではないかと書きました。この本のベースとなった「あまから手帖」は大阪ガスの影響下にあると言われ、よってオール電化の店に厳しく、ガスを導入する店に温かいと聞きました。
来栖けい氏ではないですが、本のタイトルとはいえ己のことを

ボク

と公に表する民度、私はこの稚拙さが門上氏のすべてを物語っていると考えます。帯には

これはつまり、美食ガイドの形をかりた優れた人物肖像衆である

とありますが、ざっと読んだところ

これはつまり、店宣伝のための料理人口上の垂れ流しである

宮下裕史氏や伊藤章良氏と同じく、門上さんも料理人にモロ感情移入するタイプ。何の検証もせずに、料理人の口上をそのまま本に

垂れ流し放題

はいかがなものか。どこそこの老舗料亭や名人の料理長のもとで修業したといったぼかした表記の連続ですが、はっきり具体名を書かないと

本当に老舗なのか
本当に名人なのか

と読者は検証できないと考えます。
逆に見直したところもありました。友里掲示板では盛んに門上さんは

文章ヘタ

とありますが、今のところそれほど下手と感じる文章に出会っておりません。それどころか

渉猟(しょうりょう)

などという難しい単語を発見。同じく文章下手と言われる友里よりも語彙は豊富であるかもしれません。
少なくとも料理人を煽て上げ、木に登らせる為の表現力は遙かに上であると考えます。

語彙の勉強だけではなく集金活動もお盛んなようです。

http://www.amakaratecho.jp/info/#list_kadokami

出版記念として、トーク&食事会を企画しています。いずれも参加費は1万円以上と結構高額であることに注目です。
読者の方から突撃しろとの要望をいただきましたが、いずれの会も先約があり断念しました。