【埋没】ミシュラン関西版の出版発表会【撤退?】

九電社長だけではなく、佐賀県知事も「やらせメール問題」で窮地に陥ってしまったようです。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111018-OYT1T00005.htm

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20111018-OYT1T00053.htm

そもそも原発旗振り役だった佐賀県知事の発言が発端であったという郷原信郎弁護士率いる第三者委員会。外部調査と言っても「なあなあ判定」が多い中、この委員会の切れ味は鋭く、友里は感心しておりました。

問題の先送り、傷の舐め合い、責任不問

は日本人のお家芸。政治だけではなく、大企業含めた実業界のトップ連中もこの日本固有のDNAで生き延びてきただけに、郷原氏の行動はある意味異端に見えるのかもしれません。
こんな、なあなあのDNAが受け継がれていたから、日本は革命がなかっただけではなく、真の意味での

政権交代もない

日々が続いているのです。現状は破壊することによってのみ変わるしかないかもしれません。今後は第二、第三の郷原が出現することを期待しております。

さてもう破壊するにも及ばない埋没一途のミシュランガイド。読者から本日18日に

京都・大阪・神戸・奈良版の出版発表

があるとのメールをいただきました。

http://news.walkerplus.com/2011/1014/20/

弊誌(関西ウオーカー?)の玉置編集長を司会に、グルメ通のゲストを呼び、掲載レストランのシェフが招かれる出版記念パーティーの模様もお届けするぞ。

とありますが、グルメ通を自称している友里征耶には招待状が送られてこなかった。どんなグルメ通が招待されているのでしょうか。

埋没して今はまったく注目度が壊滅しておりますが、日本上陸当時のミシュラン東京版は凄まじいものがありました。
たとえば出版当日のカウントダウンパーティ。深夜の六本木ヒルズに集まって興奮した方、今は

恥ずかしくて思い出したくもない

のではないでしょうか。
かくいうこの友里征耶も、TV出演だけではなく、週刊誌にも引っ張りだこ、そして文藝春秋にまでミシュラン批判の拙文が掲載されるまでブレイクしてしまったのは懐かしい思い出であります。
知り合いによく冗談で、

床屋談義の政治ネタだけではなく原発問題やTPPも語ることができる唯一のグルメライターだ

と自慢することがあるのですが、

文藝春秋に投稿できた唯一のグルメライター

でもあると今思い出したのであります。まさにミシュラン様々であります。
日本だけではなく、本国や欧州でも売れ行きが芳しくないと聞いていますミシュランガイド。
ミシュランに足を向けて寝られないと言ったことがあるのですが、なかなか埋没ミシュランに貢献出来ることがありません。

先日拙車のタイヤ交換をした時のことです。ディーラーから提示された見積書にはP社とB社のものがあり、その中からS001を選んだのですが、ミシュランの選択肢はありませんでした。ミシュランはまともな営業をしているのでしょうか。

こんな直接的には利益をもたらさないガイド本に入れ込むより、日本のディーラーなど客筋に営業をかけるのが本来のタイヤメーカーの取るべき姿ではないでしょうか。

副業(ミシュランガイド)ではなく本業(タイヤ販売)に力を入れろ

と私はミシュラントップに助言したい。
副業にうつつを抜かして本業が疎かになってしまうのは、飲食店だけではなくどんな企業も同じ。
地道な顧客開拓(ディーラーなど販社への営業)をし、タイヤ自体の性能や特徴を宣伝することが、日本でのタイヤ販売数を伸ばす一番の早道であると私は考えます。

ミシュランガイド発売によって一時的にはその国でのタイヤ販売のシェアが増えるそうですが、そんな奇策は

料理人のマスコミ露出

と同じ。飽きられ露出が減ると客足は元に戻ってしまうというか、より激減するはずです。

飲食店もミシュランも地道な営業努力と品質&性能向上

が大事であると友里は考えます。

邪道なガイド本発売での販売拡大を狙う過去の成功体験に引きずられていては、ミシュランタイヤはそのガイド本と同じく埋没の一途になるのではないかと、お世話になったミシュランを心配する友里征耶であります。

グルメの真実(宝島社新書)の見本が出来ました!

紆余曲折ありましたが、おかげさまで友里の新著の見本が出来上がってきました。まずはその表と裏の表紙の写真をご覧ください。

グルメの真実(宝島社新書)

グルメの真実 表表紙

グルメの真実 裏表紙

価格は消費税を入れて680円でしょうか。総ページ数192でうまくまとまっております。そして発売日は

10/22(土)

であります。前日の21日に並ぶ書店もあるかもしれませんが、週明けの24日(月)には間違いなく書店に並ぶと思います。
本の構成ですが、6つの章から成り立っております。?

1章:食材の裏
2章:調理の裏
3章:メニューと演出の裏
4章:職人、シェフの裏
5章:飲食店を取り巻くグルメの裏
6章:飲食店業界からなめられない賢い客たれ

各章はいくつもの項目からなりたっているのですが、その中で友里が特に気に入っていると言いますか、他に誰も語っていない独創的な分析と自負するのが

鮨屋が胸を張る「原価率50%以上」のウラ
3つ星レストラン(本では実名)の大罪(世界のレストラン客にとって不毛だった二十年間)?

であります。新著では内容のすべてがオススメでありますが、特にこの2つはいかにも友里的と言いますか、おそらく今まで誰も言わなかったことを書けたと満足しております。
発売の22日までは内容や店名に関して書いてはいけないことになっているのでここでは詳しく書けませんが、鮨屋主人や3つ星シェフにとっては気分がよくなる内容ではないかもしれません。

皆様にはぜひ、書店でお手にとって内容を確認の上、気に入りましたらお買い上げいただきたくお願い申し上げます。購入を決めている方は、アマゾンなどネットから購入してください。

話は変わりまして、TPP問題でまた口先だけの政治屋、前原民主党政調会長の失言で大騒ぎとなっております。

TPPお化け

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/111016/mca1110162105000-n1.htm

八ッ場ダム、JALなどもそうでしたがこの人、どうしてこんなに口と頭が

軽い

のでしょうか。こんなオコチャマ頭、大人になりきれない人がグループのリーダーになっているのですから、民主党のレベルは最低だとしか思えません。
判事と事務職員の区別もつかず、世間では裏金も銀行不振り込みされていると信じていた前原誠司氏、こんな「オコチャマお化け」をはじめ多くの口先国会議員を送り込んでしまったのですから、

松下政経塾の罪は重い

としか言いようがありません。すぐさま閉校するべきと友里は考えます。

最近訪問した店 短評編 2011-40

ようやくTPP問題がTVでも派手に取り上げられるようになりました。TPP推進者の頭の中はアメリカが対等に交渉に応じてくれると信じる

アメリカ性善説

のみ。こんなお目出度い頭の人が、政治屋や経済学者をやっていられるのですから友里は

日本のレベルは低い

と思ってしまうのです。アメリカが真摯に日本と交渉する気があるなら

日米地位協定

はじめ両国の関係がもっと平等になっているはず。関税がゼロになったとしても、

日本の製品はもともと価格では勝負していない

人件費はじめ製造コストが高くつく日本。価格ではなく

付加価値で勝負

するしか道がないはず。まして輸出は関税より為替のブレのほうが大きな影響を与えるはずです。自分勝手で己の欲を抑えず国のシステム自体が破綻しかけているのをみてなぜ推進者たちは

アメリカを信じて良いのか
アメリカが他国の事を考えたことがあるのか

と冷静に考えないのか。
良くわからないからはやく参加してルールつくりに加わった方が良いと賛成者は言いますが

交渉ベタで弱腰の日本が対等に立ち回れるのか?

アメリカの失敗は誰の目にも明らか。そんな失敗国である

アメリカのルールに従って良いのか

アメリカ性善説を信じる純粋無垢な政治屋や経済学者は

なぜオバマがドジョウに恫喝まがいの圧力をかけているのか

を「逃げず」に考えるべきでしょう。まともな頭の持ち主ならTPPに日本を参加させることによって、オバマは

日本よりアメリカの方がはるかに得をする
ルールつくりでも日本をコントロールできる

と思っているから、恫喝してくるんです。ドジョウも口先政治家の前原さんもこんな簡単な理屈がわからないのか。TPP参加でアメリカより日本の方が得することになるとオバマが考えていたら

日本に参加を強要するはずがない

ではないか。
ここに賭け麻雀の卓があったとします。メンツを探す時、自分より強い人やプロに参加を強要するアフォがいるでしょうか。参加を強要するとしたら、自分より弱い初心者や下手な人を選びたいのは人情であります。
こんな当たり前のことがわからない純粋無垢でアフォな政治家を選び、アフォな政治学者を蔓延らしてしまった日本国民、このまま日本が没落しても

自己責任

でありますから諦めるしかないでしょう。
TPP反対者は既得権益者と言われていますが、TPPを推進するドジョウや前原さんに

TPP参加によって新しい利権を獲得するのか

と詰問するマスコミが皆無なのが残念であります。

さて3店です。

鳥よし(西麻布)
久々の訪問。予約不可の店ですが、昔は週初めの平日でも行列が出来ていた人気店。現在は並ばずに直ぐに座れます。
希少部位の裏メニューを含めたお任せを頼みましたが、この希少部位、しっかりどこの部位か聞いておかないと、何を食べているかさっぱりわかりません。
ハーフのワインなどを飲んでの支払いが軽く大台を突破。CPを考えると、ビストロへ行った方が良かったといつも反省する「鳥よし」訪問でありました。

岩さき(京都)
カウンター主体の京料理屋。タダ飯取材の関谷江里さんの本で大きく取り上げていたので、仕事帰りに訪問しました。
主人のほか、女将とその母親、娘が店に出ている家族経営。2番手など若い衆もいたようですが、女将のトークもこの店のウリの1つであるようです。
2間年のコースは、〆が土鍋の白米でCP的には物足りないかもしれませんが、関谷さんオススメ店の中ではマシなほうではないでしょうか。
家族みんな性格は良さそうでしたから、再訪して最終判断してみたいと思います。

銀座 福治
今回の目的は「地鶏鍋コース」でありました。宮崎の地鶏を使ったこの鍋、かなり固いけど噛めば噛むほど味がでてきて、出汁含めて美味でありました。これで一人4200円は安い。
気をよくして天然鰻を頼んでしまいましたので、支払額はそれなりになりました。フグだけではなく地鶏もオススメです。