最近訪問した店 短評編 2011-40

ようやくTPP問題がTVでも派手に取り上げられるようになりました。TPP推進者の頭の中はアメリカが対等に交渉に応じてくれると信じる

アメリカ性善説

のみ。こんなお目出度い頭の人が、政治屋や経済学者をやっていられるのですから友里は

日本のレベルは低い

と思ってしまうのです。アメリカが真摯に日本と交渉する気があるなら

日米地位協定

はじめ両国の関係がもっと平等になっているはず。関税がゼロになったとしても、

日本の製品はもともと価格では勝負していない

人件費はじめ製造コストが高くつく日本。価格ではなく

付加価値で勝負

するしか道がないはず。まして輸出は関税より為替のブレのほうが大きな影響を与えるはずです。自分勝手で己の欲を抑えず国のシステム自体が破綻しかけているのをみてなぜ推進者たちは

アメリカを信じて良いのか
アメリカが他国の事を考えたことがあるのか

と冷静に考えないのか。
良くわからないからはやく参加してルールつくりに加わった方が良いと賛成者は言いますが

交渉ベタで弱腰の日本が対等に立ち回れるのか?

アメリカの失敗は誰の目にも明らか。そんな失敗国である

アメリカのルールに従って良いのか

アメリカ性善説を信じる純粋無垢な政治屋や経済学者は

なぜオバマがドジョウに恫喝まがいの圧力をかけているのか

を「逃げず」に考えるべきでしょう。まともな頭の持ち主ならTPPに日本を参加させることによって、オバマは

日本よりアメリカの方がはるかに得をする
ルールつくりでも日本をコントロールできる

と思っているから、恫喝してくるんです。ドジョウも口先政治家の前原さんもこんな簡単な理屈がわからないのか。TPP参加でアメリカより日本の方が得することになるとオバマが考えていたら

日本に参加を強要するはずがない

ではないか。
ここに賭け麻雀の卓があったとします。メンツを探す時、自分より強い人やプロに参加を強要するアフォがいるでしょうか。参加を強要するとしたら、自分より弱い初心者や下手な人を選びたいのは人情であります。
こんな当たり前のことがわからない純粋無垢でアフォな政治家を選び、アフォな政治学者を蔓延らしてしまった日本国民、このまま日本が没落しても

自己責任

でありますから諦めるしかないでしょう。
TPP反対者は既得権益者と言われていますが、TPPを推進するドジョウや前原さんに

TPP参加によって新しい利権を獲得するのか

と詰問するマスコミが皆無なのが残念であります。

さて3店です。

鳥よし(西麻布)
久々の訪問。予約不可の店ですが、昔は週初めの平日でも行列が出来ていた人気店。現在は並ばずに直ぐに座れます。
希少部位の裏メニューを含めたお任せを頼みましたが、この希少部位、しっかりどこの部位か聞いておかないと、何を食べているかさっぱりわかりません。
ハーフのワインなどを飲んでの支払いが軽く大台を突破。CPを考えると、ビストロへ行った方が良かったといつも反省する「鳥よし」訪問でありました。

岩さき(京都)
カウンター主体の京料理屋。タダ飯取材の関谷江里さんの本で大きく取り上げていたので、仕事帰りに訪問しました。
主人のほか、女将とその母親、娘が店に出ている家族経営。2番手など若い衆もいたようですが、女将のトークもこの店のウリの1つであるようです。
2間年のコースは、〆が土鍋の白米でCP的には物足りないかもしれませんが、関谷さんオススメ店の中ではマシなほうではないでしょうか。
家族みんな性格は良さそうでしたから、再訪して最終判断してみたいと思います。

銀座 福治
今回の目的は「地鶏鍋コース」でありました。宮崎の地鶏を使ったこの鍋、かなり固いけど噛めば噛むほど味がでてきて、出汁含めて美味でありました。これで一人4200円は安い。
気をよくして天然鰻を頼んでしまいましたので、支払額はそれなりになりました。フグだけではなく地鶏もオススメです。