2009年アルバ・パリ訪問記 2 その日が月曜とは知らなかった

イタリア人の気質はある程度わかっているつもりでしたが、ここまでいくのかと呆れるより感心したのがアルバにあるリストランテの予約トラブルであります。
この時期アルバは「白トリュフ祭り」ということで、夕食はすべて予約が必要。近辺の星付き店(例えばトルナヴェント)以外にもどこかあるかなとその地に詳しい方に教えていただいたのがミシュランにも掲載されている「エノ クラブ」でありました。
ミシュランのデータから行きたい店の休日をチェック、「エノ クラブ」は日曜が休みとありましたので10月19日の訪問を決定したのです。
最近は直接の電話やファックスが面倒になりホテルやレストランの予約はカード会社に頼んでいる友里。今回もレストランの予約はカード会社に丸投げし、訪問2ヶ月前に予約を確定しておりました。

事件が起きたのは1週間前くらいだったでしょうか。数日後に出発をひかえ荷造りなどをしている時に驚きのメールが飛び込んできたのです。
たまたま今回のイタリア・フランス旅行を事前に伝えていた知人が偶然にもアルバを訪問。しかもその「エノ クラブ」を予約して訪問した直後の急報でした。
しっかり予約していたのに訪問したら「予約を受けていない」と言われ、飛び込みと同じ扱いで長く待たされて入店した知人。嫌な予感がしたそうで、私の予約日である19日(月)を確認してくれたのです。

「19日に○○(私の本名)の予約は入っているか」との問いに、

「一人予約が入っている」との回答にひとまず安心した知人でしたが、次の言葉に驚いたのです。

「でもその日は定休日で店はやっていない。」

日曜が定休日の「エノ クラブ」でありますが、稼ぎ時の「白トリュフ祭り」の期間だけ日曜は営業し、月曜を振替定休日にしているそうです。
それにしてはなぜ私1名の名が予約台帳に書かれているのか。

「ではなぜ○○(友里の本名)の予約を受け入れたのか」の再度の問いかけに掲記にある驚きの開き直りの言葉が返ってきたのです。

?19日が月曜だとは知らなかった。

おいおい、こんないい加減な対応でレストランがやっていけるのか。イタリア気質といえども限界を超えているのではないか。
と思ったのですが、極東の島国の一個人が文句を言ってもはじまりません。仕方なく店訪問予定をリスケして、その知人に前日の日曜の予約を入れてもらってこのトラブルを終結したのです。

しかしホント、イタリアっていい加減な気質なんですね。

アルバ滞在中、確認の意味で19日も「エノ クラブ」の前を通りましたが、しっかり店は閉まっておりましたことを付け加えさせていただきます。