観光客相手のクオリティに成り下がったか、造り置きの鱧を出す高額割烹に愕然

う~ん、楽しみにしていたのに期待を裏切られた京都リッツカールトン近辺にある単品オーダー可の割烹店。

 

最近は少量他皿のコース1本の店ばかりで、旬とはいえ鱧をたらふく食べた満足感がなかった友里。

ここは単品オーダーができる「割烹店」で、鱧の「落とし」だけではなく「焼霜」と鱧をたっぷり食べまくろうと久々に訪問したのですが・・・

 

 

以前は昼でも(もちろんコースではなく単品オーダー)目の前の水槽から生きた鱧を捕りだして目の前で骨切りして出していたのですが、この日は

 

 

いつ骨切ったか、いつ落としたかわからない鱧があっという間に登場

 

 

してしまったんですね。

記憶では、この店の「鱧落とし」は冷やさず温かいままの提供をウリにしていたはずですが、もちろんこの夜の鱧は冷たかった。

 

居酒屋のゴムのようにはなってはいませんでしたが、食感はそれに近いもの。美味しくなかったのは言うまでもありません。

 

焼霜はさすがに造り置きではなく一応目の前で炭焼きしていましたが、バットから取り出した切り置きの鱧。

 

 

隣の客は19時前に煽られて退店。その後すぐに新しい客が入ってきましたから、

 

高額店(食べログでは1万円以上)で多回転営業

 

と羨ましいまでの繁盛でありました。

 

 

まあ、造り置きの鱧を出されてもわからないレベルの客が大勢押し寄せてきたら、

 

儲けを考えると回転が第一。丁寧に調理なんてしていられない

 

と考えてしまうんでしょうかね。

 

後から来た客には、目の前で店主が骨切りしていた場面もありましたから、客によって差別、もとい、区別をしているのかもしれません。

 

一人当たりの客単価が3万円(スパークリングを奮発してしまった)とかなり売り上げに貢献したはずですが、残念な結果に終わった「割烹やました」での一夜。

 

宿泊先のバーで飲み直したのは言うまでもありません。ニース風サラダを食べながら。