芦屋セレブ御用達の店

関西の食べ仲間から

発売中の週刊誌にあの「たけうちステーキハウス」が載っている

と聞いてすぐ買い求めたのが「週刊現代」であります。

芦屋の大研究

という巻頭カラー特集で、芦屋セレブの紹介とともに彼らの行きつけの店を掲載しているのですが、その1店目が9000万円の豪邸に住んでいるセレブが贔屓にしている夙川の

たけうちステーキハウス

であります。
実は友里、昨年仲間達と訪問しているんですこのお店。やはり芦屋地区にも豪邸を持っている有名会社の御曹司社長(仲間のお友達で私は数回会っただけ)のお勧めステーキハウスだったのです。

さすが芦屋のセレブが通うだけの店だと感心したことがいくつかありました。
まずはワイン。リストはなく常温保管の棚に並べてある現物を見て直接選ぶスタイルです。白ワインも常温保管ですから冷やすのが大変。シャンパーニュは置いていなかった。
芦屋のセレブはシャンパーニュがお嫌いなのか。白ワインも冷やさずに飲むのが

芦屋スタイル

なのかもしれません。芦屋はそれほど冷涼だとは思わないのですが、店内で常温保管が可能な地域のようでもあります。
ワインには目立った値札が張っておらず、一々主人がボトルの裏などを見て価格を提示していました。結構いい加減な値付けのようです。?

またステーキ自体もユニークな調理なんですね。まずは塩を大量に振り掛けて白ワインでマリネ。週刊現代では最高級白ワインとありますが、それは芦屋基準か。私にはまったく最高級には見えなかった。
そしてグリルで焼き目をつけてからオーブンへ入れるのです。調理はロースト主体でありました。

薄切りでサービスしてくれるこのステーキ、悪くはなかったけど5人で白赤ワイン(2万円前後)を3本飲んでの支払いが3万円超。
一回で充分と再訪しなかったのでコラムなどに取り上げずその存在を忘れていたのです。

この地域で真に肉を追求するなら私は迷わず神戸の「あら皮」を選びますが、芦屋セレブはあまり拘りをもたない人たちが多いようです。

週刊現代では扱っている肉を「神戸牛」と特定していましたが、我々が直接聞いたときは

但馬系

とはっきり言わなかった主人。その後神戸牛に限定したようです。

〆に野菜カレーやビーフカレーを出すお店。私にはスポーツ選手や業界人が好む店だと思っていたのですが、芦屋セレブ御用達とは知りませんでした。
若い頃、一時期芦屋在住の人と付き合ったことがあるのですが、長続きしなかった友里。ステーキやワインなど飲食に求めるもの(判断基準)が芦屋セレブと大きく違っていたのが原因だとようやくわかった次第です。