最近訪問した店 短評編 40

解放されたフジタ社員3名の記者会見の一部をTVが報道しておりました。以前のブログで書きましたが、暴力船長の無条件釈放、もとい処分保留の釈放に、フジタ社員4人の拘束が大きな判断材料になったのはサルでもわかることであります。

イランでのボランティア活動中に拘束された3名の時は全国で沸き起こった「自己責任」という批判。また、同じくテログループに拘束されて処刑場面をネットで公開された日本青年もいましたっけ。
そのモチベーションが自己満足のためとはいえ、ボランティア活動で拘束された人たちを

自己責任

と批判したなら、勤務先であるフジタの商売のため訪問した4人はボランティア達以上の

自己責任

を追求されるべきではないのか。会社の商売(結果的には本人達の利益)のためにノコノコ出かけて中国の罠に嵌ったからであります。

あんた達のおかげで中国に更なる弱みを握られたではないか。どう責任を取るつもりだ

と憤慨している人は友里だけではないでしょう。

しかし見かけ(とくに髪型)は中国人そっくりの前原外相、今朝のフジテレビ出演で、今回の田舎検察の司法判断に関して、非常に往生際の悪い発言を繰り返しておりました。
正に国会答弁といいましょうか、相手の質問に対してすべてはぐらかしの発言を連発。さすが偽メール事件や父親の職業偽装でも逃げ切った無責任男だとあらためて感心した次第です。

さて週に3店取り上げているこの「短評編」でありますが、1週間の訪問が3店以上ありますので、現時点と取り上げる店の訪問日がどんどん離れていってしまいます。本日取り上げる3店の訪問時期は8月半ばであります。
このままだと更にこの間隔が開いていくことになるでしょう。このシリーズを週に2回にするか、3店から6店にするか検討中であります。

さて3店です。

新津鮨
閑古鳥の「青木西麻布店」で、予約がある場合のみ土曜限定で新津氏専用の小さなカウンターでオープンする間借り鮨店。この日も「青木」はガラガラ、新津鮨店も我々だけでありました。地下の「野じま」の集客不振といい、風水が悪いのか単にCP含めた食後感が悪いからなのか。
肝心の新津氏のツマミと握りですが、タネ(仕事した物も)は「青木」からの横流し。酢飯だけが新津氏オリジナルなのですが、はっきり言って握り(酢飯も)も何ら傑出した物を感じませんでした。
ところで以前、新津氏から面白い話を聞き出しておりましたので披露させていただきます。
いまでこそ伝説の鮨職人・新津氏でありますが、彼の一番弟子のようにマスコミが取り上げているのが「あら輝」の主人・荒木氏であります。友里は前々から、弟子と言えるほど新津氏の元で修業したのかと疑問を呈しておりましたが、新津氏から衝撃の発言を引き出したのです

荒木君は月曜の午前中だけ、たしか1ヶ月くらいしか来なかった

新津氏の話を信じるなら、週に半日というか数時間、わずか1ヶ月だけ店を訪問して仕事を見学しただけで大きな顔して「弟子」と名乗れるのですから、鮨職人は変わった人たちが多いようです。

ユニッソン デ クール
ワインの値付けが安いという知人からの情報で訪問しましたが、料理にも大満足。コースのみの対応と多皿料理で見た目は今風の盛りつけ。でも柑橘系やフルーツのジュレとエスプーマでごまかすのではなく、ソースはじめしっかり調理をしているのです。焼き方だけではなく、フレンチの基本をしっかり習得したシェフと判断しました。
ソースが造れないから(修業時代に習得していない)、素材の良さを生かすと詭弁を弄して生焼きにしてオイルやジュレの添加でごまかす最近の自称フレンチシェフ、例えば焼肉職人と揶揄されているカンテサンスの岸田氏など、この店で再修業することを友里は提言させていただきます。

バカール
松濤の人気フレンチ。初訪問でしたがこの店がなぜ流行っているかがすぐわかりました。料理が傑出しているのではありません。はっきり言って、胃に負担がかかりますが特別美味しいものではない。5000円ほどで一見お得に感じるコースに比較的若い客層が反応しているだけ。
オーナーは「ロオジエ」出身との触れ込みでしたが、移転前(今の資生堂パーラーの場所)の時からたまに通っている友里、まったく見たことのない人でした。