最近訪問した店 短評編 39

「めしとも 11月号」のゲラのチェックがちょっと遅れ気味で心配です。特にJ.C.オカザワ、食品メーカー開発部員、友里の鼎談の原稿が難産しております。
この原因は先日ちょっとブログに書きましたが、オカザワの張り切りすぎと言いますか、空回りが原因。鯨を食べながらの3時間ほどの鼎談でしたが、何を勘違いしたのか自己顕示欲強すぎで半分以上しゃべりっぱなしでした。
「ボクちゃん一番」思想の憎めない我が儘坊やなのですが、内容のない独善的な主張ばかりで鼎談として体をなすのにライターは四苦八苦だと推測します。オカザワ発言を大幅にカットしなければならないからです。今後も彼の出番を期待するならば、相手の発言にもしっかり耳を傾けて、自分をもっと抑える自制心を養うことが必要ではないでしょうか。
この何年かで彼の取り巻き(サテライツ)が、かなり甘やかし放題をしたようです。すっかり「お山の大将」になってしまいました。
さて3店です。
小笹寿し
時間制で夜2回転していた時期が懐かしい。私の訪問時は20時過ぎでやっと1回転できた状況でした。
コテコテの古典江戸前と言うより、創作江戸前の鮨だと思うのですが、最近は同レベルの店が多くなったのか、昔のような食後感をもたなくなりました。歳のせいもあるのか、味付けも濃く感じます。特に「煮きり」が強すぎで塗りすぎ。今後盛り返すか、このままか、正念場ではないでしょうか。
バードランド
「めしとも」の連載のため久々の訪問。予約は2週間前でも取れるシステム(昔は当日とか1週間前とか制限があった)になっており集客の厳しさが伝わってきます。隣客は単品オーダーでしたから、「フリ」の客だったようです。
奥久慈軍鶏ってこんなに旨みというか滋味のない食材なのか、とあらためて再確認した夜でした。
石かわ
ミシュランガイド通との訪問。この店は未だ2回転以上する繁盛店でありました。
いつもは奥の厨房で奮闘していると記憶する石川店主でありますが、この日はカウンターに出突っ張りでありました。
帰り際、「やっぱり味濃いですかね」との問いかけに連れと共に苦笑い。しっかり正体がバレているようでした。