最近訪問した店 短評編 30

衆院選投票日まで1ヶ月をきりました。連日朝のTV番組では各党のおなじみの顔がでてきて何だかんだと他党を批判していますが、自民党の節操のなさに呆れたかたは多いのではないでしょうか。
「財源はどうするのか」と批判していますが、戦後自分たちが牛耳ってきた政権でいくら国の借金を積んできたと思っているのか。
財源がないのにゼネコンや財界に配慮し続けて借金を雪だるま式にふくれあがらせたのは誰だと思っているのか。
私は「ばらまき」や「財源」とは個人相手だけではなく、ゼネコンや財界相手にも成立する言葉であると考えます。
子供手当では子供がいない家庭との「税の不公平感」を言っていますが、偏りすぎるゼネコン優遇に対して不公平感を感じないとしたら、自民党は不感症であると言えるでしょう。
民主党が政権を取ったら、「記者クラブ廃止」になってこの制度に胡座をかいていた大マスコミが困るので政権交代を快く思っていないと田中康夫氏はじめ勝谷誠彦氏など民主党寄りの人が言っております。
保守系ではない大手新聞社も、宗教団体からの新聞印刷の注文のおかげで経営が成り立っている現実、真っ向から与党の政党を検証批判できないとしたら情けない。宗教団体の恩恵を受けない日刊ゲンダイや週刊誌くらいしか頼りになりません。
さて3店です。
ロオジエ
相変わらず満席でありましたが、予約はかなり取りやすくなったようです。不景気、ミシュラン熱が冷めた、という理由以外に、料理自体に?を出す人も多くなった結果と私は思います。
料理の種類が少ない、本当に美味しいのか、しかも低温調理ばかりではないか、メナール氏の勘違い度がかなり上昇している、といった複数の要因(ほとんどメナール氏が原因ですけど)が考えられます。
タテル・ヨシノ 銀座
思ったより料理は悪くなかった。しかしその他のものが?。
詳しくは今月のあの月刊誌で。
山玄茶
今年初めの訪問で「過大評価」を感じていたので、確認の意味で再訪しました。
トリガイのバーナー炙り、バットに乗せて炙るのでバットが熱でひん曲がっています。このパフォーマンス、見た目が悪い。
葛が剥離していたアコウダイの葛饅頭のお椀、薄すぎてチリ酢の味しかしなかった目板カレイの薄造り、この時期なのにわずか1ヶの鱧炙り、しかもバットで冷やし置きしていたものでありました。1ヶだけ残ったこの鱧、再びバットに戻していましたが、明日の昼にでも使うのでしょうか。
近江牛の寿司は、治部煮のように醤油出汁で煮ていて、ヌルヌルの食感で気持ち悪かった。
稚鮎が2尾もこの支払いで養殖は残念。伊勢エビと岩牡蠣が出してきたのは最高額コースだからでしょうが、京都の店で喜ぶまともな客がいると思っているのか。観光客相手の店と自ら言っているようなものです。
これで1万6000円コースですから、食後感はかなり悪かった。
過大評価は再度確認されました。