最近訪問した店 短評編 16

今週からちょっとネットに繋がりにくい環境になってしまって更新が滞っています。申しわけありません。できるかぎりアップしていきたいと思いますが、環境が変わるまで今しばらくご容赦いただきますようお願い申し上げます。
さて、今回は夜再訪の「イル・カランドリーノ」、久々の訪問一見お断りの「世良田」、そして昼訪れた新丸ビルの「前川」の3店です。
イル・カランドリーノ
本店と同じレシピだという一番高い15000円コースに挑戦。しかし後で気がついたのですが、4500円からある他の安いコースは本店のレシピではないということでしょうか。この新丸ビル店は、イタリア食材などの輸入商社・(株)アークの関連会社が運営しているはずですから、アークが勝手なレシピで料理を出しているということなのか。
ワインリストは拘りを感じず充実しておらず、フランチャコルタが1万円などと高めの値付け。料理も量少なくCP感悪いまま、あっというまの2時間で終わってしまい、足りずに帰りに「こなから」のオデンで補充したほどでした。安めのワインを頼んで一人25000円を超えているのですからたまりません。
スカンピの串揚げに添えられた揚げ蕎麦みたいなスパゲッティのフリット。これでお腹を膨らませるのが狙いか。甲烏賊とジャガイモのピュレも小ポーション(しょっぱすぎで大量には食べられない)、トマトペーストのラビオリは小さいのがわずか3片、小さすぎて味わっていられません。サフランリゾットも量が少なく、イベリコのロースとは70度で24時間ローストをウリにしていますが、ただ長時間ローストすればいいって物ではない。肉の繊維質が壊れ、何の食材だがわからないほど食感がなくなり、肉の旨みも感じませんでした。
オープン当初と違って行列も出来なくなっている昼、夜。もし行くなら安めのコースがいいでしょうが、それだと誰のレシピかわからないか。
世良田
昨年訪問しているので電話で簡単に予約が入りました。平日でも満席で、カウンターは2回転させていますが、予約はそんな先まで埋まっていないと考えます。
後輩を連れての訪問でしたが、素材(野菜含めて)の大きさ、レバーの旨さに感心しておりました。私は元来それほど焼き鳥を食べるタイプではないのですが、〆のソボロ丼も含めて美味しかったです。今回はワインを持ち込んだので(持ち込み料3000円)、結構食べても1万円までいきませんでした。普通の焼き鳥屋よりは高いのは仕方ないか。
前川 新丸ビル
オープン当初は昼でも4500円以上の蒲焼、3000円以上の鰻重が主体で客が入っていませんでしたが、鰻鍋はじめ定食を2000円前後ではじめていくらか客が入るようになったみたいです。
天然鰻は「要問合せ」とメニューにありますが、当日では間に合いません。あらかじめ電話で要請し、本店からわけてもらえる時に初めて食べられるそうです。
4725円の蒲焼を頼みましたが、野田岩より硬いのはいいんですけど、脂があるわりに旨味に欠けるような坂東太郎。タレは辛めで白い皿で温めていないのですぐかば焼きが冷めます。湯煎している野田岩を見習っていただきたい。
これじゃ、定食以外で食べる客いません。CP悪すぎです。確か浅草の本店は炭火でなくガスだと「ダンチユー」にあったと記憶していますから、この店もガス焼きなんでしょうね。
取材でなければ、夜の訪問はないでしょう。