最近訪問した店 実名短評編 2013-45

先週は昨日の土曜まで、怒濤の高額店巡りとなりました。
接待などが主体でありましたが、今週は予算の関係もありグレードを抑えなければならないでしょう。

最近思うのですが、ネタになるような店の情報が入ってきません。
ロオジエや例の京都のイタリアンはありますが、ドミニク・ブシェはじめ良いも悪いも話題になりそうな店がない。
和食や鮨屋も含めて、面白そうな店が正直ないと思うのですが、皆さまはいかがお考えでしょうか。ここへ飛び込んでみろ、というような店がありましたら、お教えいただきたいと思います。

さて本日は「速報」という形で、新生「ロオジエ」の短評です。詳しくは、友里ちょくマガの最終版に書く予定であります。
短評なので、友里がアラカルトで頼んだ料理だけのアップとなります。

まずは白トリュフ料理。

シンプルなタイプではなく、パルメザンチーズにホタテ、小玉葱などの力を借りているだけに

美味しく感じないはずがない

という、ハズレのない調理。白トリュフの香りはかなり良いものでありました。
しかしムースに包んだイカスミなんて意味ないと思うんですけど・・・

 

雉のコンソメ。

これは結構濃厚でありました。でもこれまたどこかで食べたことがあるお味。

 

ベキャス。

友里掲示板では評判が良かったので頼んでしまいましたが、クセがない普通に美味しいもの。
最近はあっさりした調理が多いようですが(関谷さんはソースなしでも食べていた)、友里はよりディープなソースの方がこの手の食材では好みであります。

婦人画報の写真では、エスキスなどに近い料理で期待できないと思っていたのですが、予想外に普通に美味しい。

でも、軽め(やや甘)ながら、

どこかで食べたことある

というか、独創性のない味付けでありました。

読者からの感想で圧倒的に多かった

普通味

の意味がわかった次第であります。
シェフ個人の主張を抑えて「無難」な調理を選んだのでしょうか。

ホールの音響が良すぎて他のテーブルの会話がよく聞こえてしまうという内装の問題点に加えて我々の席についたメートル、今まで見たことがなかったので新しく採用された人だと思うのですが

何を勘違いしているのか小生意気

でありまして、連れの女性客たちにかな~り評判が悪かった。中国人カットみたいなのもイケておりません。

内装や接客も見てくれ倒れの感(昔からのメートルやソムリエは相変わらず良かった)がありまして、料理も見てくれではなくシェフの個性(といってもカンテサンスやエスキス風は勘弁)が必要だと友里は考えます。

肉料理も「仔羊」がないなど、高額フレンチでは画期的というかアラカルト対応ではあり得ない設定。
料理価格が日本最高と思われるだけに、客側の要求は高いはず。早急な修正が必要だと思います。