普通のカレーを褒めすぎだ、やまけんさん

食材や飲食店をこれだけ褒めまくっていてもお金をもらっていないと主張する「やまけん」さん。本人が言っているので確かにそうなんでしょうけど、それでは何で生計を立てているのでしょうか。「農産物流通業者」と自称していますが、特定の食材や店を取り上げて褒めまくっての宣伝行為、間接的に彼の本業の助けになっていると考えるのは友里一人でしょうか。その業界に属する人間が、特定の業者や店を宣伝して「直接金貰っていない」と言っても、公平性を感じる人が居るのだろうか。料理人や業者との個人的に親しい事を公開していますが、そんなスタンスでまともな評価ができるというのか。
今日は彼の一押しのカレー屋、「インディアンカレー 丸の内店」についてちょっと書いてみます。
関西から進出してきたとのことですが、結構支店を出しています。この店のウェブをプロデュースしたとやまけんさんは言っていまが、お店から「お金」を貰っていないということは、この仕事も無償で引き受けたということでしょか。時間にかなり余裕がないと出来ない慈善行為であります。
さて、行列に並んでやっと食べたインディアンカレー。ネットの評判の通り、「最初は甘くてすぐ辛くなる」ものでした。
でもはっきり言わせてもらうと、まったく複雑性のない単純カレー。この不自然な甘みは、玉葱などの野菜や果物だけから出したものとは考えられません。糖を直接添加していないにしても、ジュースやエキスのようなものを使っているのではないか。辛さも各種スパイスの使用ではなく、チリペッパー(唐辛子)だけか、せいぜいチリパウダーだけではないかと思うほど単純な辛さ。辣油的な辛さと言ってもいいでしょうか。しかもかなりトロミもあるんですね。古典的な日本風カレーだと思います。
以前、街場でカレー屋を経営していた同伴者も同じような感想でした。(わざわざ確認の為連れて行っての再訪でした)
厨房のスペースがかなり小さいことから、この店では炊飯と麺茹でだけで精一杯ではないでしょうか。あの一日の客数を考えると、とてもこの店でカレールーを造っているとは思えないのです。つまり、セントラルキッチン式で、どこかでまとめ造りをして東京へ運んでくる。関西と同じ味だったとネットの書き込みもありましたが、これはセントラルキッチンでしたら当然の事です。
手間隙かけているとは思えない隠し味を感じない、単純に甘くて辛いだけのインディアンカレー。やまけんさんの宣伝効果か、立地の良さと手ごろな価格が幸いなのか盛況のようですが、価格どおりのお味のカレー。街場の店とレベルに大差はありません。
やまけんさと同じく、飲食店からお金を貰っていない友里が言うのですから間違いないです。