友里征耶の週間食日記 12

今年も残すところあと3ヶ月弱。またまた1つ歳をとることになります。今夏は咽頭炎などで1ヶ月近く棒に振りましたから、特に1年がはやく感じました。
ベッドで苦しんでいたとき、平均寿命まで生きていたとしてもあと20数回しか年を越せないなと考えて更に滅入ってしまいました。
自分の人生も第四コーナーをまわる辺りまで来てしまったのか。東国原ではないですが残り少ない人生

最後のご奉公として国政へうってでる

と考えたとしても不思議ではありません。
これは冗談でありますが、限られた人生、悔いが残らないように全うしたいのですが、タカリ料理評論家、ヨイショライター、そして似非グルメ放送作家の駆逐といった友里の目標を達成することはできないでしょう。
次から次へと沸いて出てくる己の利益最優先のレストラン経営者、口先だけのシェフ・板長、ソースが造れない自称フレンチシェフ、そして満席偽装の寿司屋とこの飲食業界は永田町と同じく改善される傾向が見えてこないのが残念です。

店評価ブログに、喫煙者のパラダイスである「銀座きく」と和食の「井雪」をアップしております。お立ち寄り下さい。

さて本題の週間食日記です。

月曜日
夜:内食
まだリハビリ中として家で大人しくしておりました。?

火曜日
夜:銀座の大箱グランメゾン(フレンチ)
相変わらず客が少なかった。キャパの3割も入っていないのではないか。ホールスタッフの数も減っていて、店内はまったく活気というものを感じませんでした。シェフが替わって以前より良くなったと思いましたが、集客に貢献するほどのものではないでしょう。
京都のお笑い劇場、もとい、「祇園 ささき」とのコラボを企画していますが、コンセプトを土台からぶち壊して再構築しないかぎり、厳しい状況は変わらないと考えます。

水曜日
夜:麻布十番の韓国料理店
昔からの有名店だと思うのですが初訪問。ホルモン鍋とサムゲタンなどを食べました。
ホルモン鍋は不思議な味で、サムゲタンもちょっと不自然な濃さを感じましたが、万人受けする味ではないか。混んでいまして2回転している席もありました。

木曜日
夜:青山のシチリア料理店
オススメ本の確認で再訪。移転後に何回か訪問しての感想は、

神宮前の時の方が良かった

でありまして、今回も食後感は同じ。かろうじてオススメできるかギリギリです。しかし何故こんなに混んでいるのか不思議。東京にはまともなシチリア料理店が他にないということなのか。

金曜日
昼:銀座の地下の鰻屋
夜:赤坂の3つ星鮨店
最近銀座へ進出したようですが、採算がとれているのか。この日は客が私以外はわずか1組。寂しい限りの店内でした。天然鰻も常備しているようですが、本店と同じくここの鰻は天然より養殖の方が美味しく感じるでしょう。30分かからず天然蒲焼き(蒲蒸し)が出てきましたが、あらかじめ割いていたのか。少なくとも客釣りキャッチのように2時間蒸していないのは確実です。
夜は逆に繁盛店へ。客席数が少ないので夜2回転させています。主人は疲れ気味と聞いていましたが結構元気。4店ほどあるグループの中では頭1つ抜けているでしょう。

土曜日
昼:西麻布の天麩羅屋
夜:銀座の3つ星鮨店
旧御三家ホテル出身の天麩羅屋。久しぶりの再訪です。天麩羅コースを頼みましたが、食後感はイマイチ。客が1組しかいなかった訳が理解できました。
夜は移転後初訪問の3つ星鮨店。ちょっと値上がりしたようですが満足しました。

日曜日
夜:西麻布のイタリアン
オススメ本の確認で訪問。当日予約で17:30入店を指示されました。5000円コースは皿数多いけど食後感は価格通りか。しかし1500円でワイン飲み放題などを考えるとかろうじてオススメできるかなと。