友里は今まで
イタリアンは郷土色がなければなんちゃってだ!
と力説しておりましたが、3度目か4度目のヴェネチア訪問で何回か地元の料理を食べてからの結論は
ヴェネチア料理は郷土色を出したら「なんちゃって」より美味しくないかも
でありました。
チプリアーニの「ORO」というダイニングは創作料理でありましたが、その他街場や有名ホテルで食べた郷土色ありそうな料理はほとんどがイマイチ。
前菜はシャコ、クモ蟹、タラ、イワシ、海老、ムール貝などの盛りあわせ。マリネもありますが、どの店で食べても大差ないというか、調理が簡単そうでディープ感なし。
パスタはボンゴレやペスカトーレのようなものを食べている人が多かったですが、これらも日本の待場と大差なし。
唯一ガイドのオススメの店で食べたイカスミは、イカもしっかり入っていて、滅多に食べない友里には美味しく感じました。
メインとなる魚料理は、アクアパッツァ風やフリットを食べましたが、これまたまったくのイマイチ。
シーバスのアクアパッツァは肝心のシーバスの質がイマイチでして、これなら今や埋没の広尾「アクアパッツァ」の方が未だマシなのではないか。
有名ホテルのメインダイニングで食べたフリット盛りあわせは、ほとんど食べきれませんでした。
雰囲気は最高のヴェネチアでありますが、こと食事に関してはまたく期待できない。
次回訪問する機会がありましたら、イタリアン以外の店を予約しようかなと思っております。