読者の方からのメールに驚きました。
なんと先日取り上げた「銀座 久兵衛」、ザ・ウィンザーホテル 洞爺への出店を取りやめたそうです。HPで「わく善」がそのまま掲載されているわけです。
しかし4/11付けの下記ニュースで4/25から営業開始と紹介し、実際予約した客が宿泊してから「出店取りやめ」を知ったそうですから、これは異常な出来事だと思います。
内情をご存じの方がいらっしゃいましたらご連絡ください。
http://web.spaz.jp/hotnews/879
「京都 吉兆」も「久兵衛」と同じく取りやめた方が無難だと思うのですが、徳岡氏はこの「久兵衛」の決断をご存じなのでしょうか。
さて、短評3店に移ります。
青木 西麻布
結構話題になっていますが、昼の客は少なかった。トリガイ、鯛などいいタネもありましたが、一番の問題は店長の握りの技術。本店で主に昼の「お決まり」や「テーブル客」を担当していた元2番手、自信がないのか握りがかなり小さく、しかもタネが「Uの字」になってしまって形が美しくありません。
しかし高額鮨屋が当たると儲けはデカイんですね。この西麻布店、地下一階、地上3階の豪華な建物なんですが、2階以上は青木家の住居と聞きました。土地、建て屋と自前で購入したとしたら、数億単位の出費のはずです。
若手職人の高額鮨屋独立が止まらないわけです。
豚組 しゃぶ庵
食べ放題で再訪。食べ放題は「けんとん 豚」と「黒豚」の2種。それぞれ野菜も食べ放題で2900円、3500円で死ぬほど豚しゃぶが食べられます。
社長曰く、普通のコースも食べ放題も肉質は一緒とのことですが、それが本当だとしたら私はこの店ではコースは頼まず食べ放題だけに徹するでしょう。
後日コース(食べ放題ではない)を食べた知人も、「肉質がそれほどとは思えない」と言っておりました。
しかし3000円前後で食べ放題(野菜も)を考えると、お得な店であります。
野じま
「青木 西麻布」の地下。こちらもあまり客が入っておりませんでした。(昼)
鯛の胡麻醤油漬けの握りがウリのようで、初めての客なら「鯛茶」みたいな味わいで面白いか。しかし「いくらの醤油漬け」とともに味濃い一品であります。
「青木 西麻布」より握りはましなものの、タネ質、仕事と銀座や赤坂の若手の高額鮨屋の中では普通レベルか。
タネ数がそれほど多いとは思えず、支払いは結構高かったです。
作成者アーカイブ: tomosato
今年になって訪問した店 短評編 5
「モウラ」更新しています
昨日発売の「週刊文春」にミシュランのナレさんが出ています。阿川佐和子氏との対談であります。
先月来日したとき対談したんでしょうか。2009年版の発売まで半年近くとなって、そろそろ盛り上げていかなければとの思惑でミシュランサイドから声をかけたのかもしれません。
しかし絶好のチャンスなのに阿川さんのツッコミの緩いこと。発売後すぐに2軒閉店したことやヨイショ文、発色の悪い写真について質問していましたが、簡単にはぐらかされていました。
結局ナレ氏の独演会というか販促に利用されただけの内容にちょっとガッカリです。
「京味」や「銀座 小笹寿し」の「掲載拒否」について、「なぜ認めない」と突っ込まなかったのか。
今回のナレ氏の発言、更にツッコミ所満載です。機会がありましたらブログで取り上げたいと思いますが、この対談、ぜひ読んでおいていただきたいと思います。
さて「モウラ」に銀座の入れ替え制鮨屋「さわ田」をアップしております。
支払額が更に上がりましたが、食後感の低下を感じた今回の訪問。
ぜひお立ち寄りください。
http://tomosatoyuya.moura.jp/
「ぎをん か波羅」の厨房内での面白い情報を読者の方から仕入れました。確認次第ブログにアップするつもりです。
京都吉兆が北海道へ進出とは
読者の方からのメールを見て驚きました。この時期に(といっても前から決まっていたのでしょうけど)、京都吉兆がウインザーホテル洞爺に出店するというのです。昨年名古屋へ出たばっかりなのに、翌年に北海道とは私には無謀に思える営業展開であります。
今年初めに同じ京都の有名店「美山荘」が撤退したホテルへの進出ですから普通は躊躇するはず。「美山荘」の撤退の原因を洗い出し、改善できると判断したのでしょうか。
摘み草をウリにした料理店が北海道の地を選んだことにも疑問でしたが、吉兆も大丈夫なのか。タケノコ、松茸、グジ、鱧、鯛、松葉蟹、京野菜など京料理の主役を張る食材は「新鮮さ」が命。東京の店が絶対かなわないのは、朝摘み、朝漁(間人蟹などは正確には前の晩でしょうか)の食材をその日のうちに提供するというのが大きな利点であります。でも北海道では難しいでしょう。
では北海道の食材を使うのか。北海道には北海道のすばらしい食材があると思いますが、これを使いこなす経験を果たして積んできたのでしょうか。
あまりの急膨張からか、名古屋店のクオリティの低さに驚いた友里でしたが、北海道の店の人材は大丈夫なのか心配です。
昔ウインザーへ行ったときタクシーの運転手から「このホテルは東京の人より関西の人が良く来る」と教えてもらいました。
今でも関西の方が多いとしたら、北海道まで来て京都吉兆の料理が食べたいものなのか。サミット主催決定後、外人客が増えたとのことで外人観光客をターゲットにしているならば、吉兆ブランドもある程度受けると思いますが、そう何年もサミット効果が続くとは思えません。
徳岡家には、湯木貞一翁の「店と屏風は広げすぎたら倒れる」の言葉が伝わっていないのかもしれません。
もう一軒、勘違い進出の店がありました。なんと「久兵衛」も出店とか。
http://web.spaz.jp/hotnews/879
4/25からの営業となっていますが、今現在のホテルのHPでは、寿司屋は「わく善」だけであります。
http://www.windsor-hotels.co.jp/toya/contents2/res_index.aspx
北海道の寿司屋が出店しているのに、銀座からもう一軒寿司屋を引っ張ってきたのか。ホテルのこの営業方針、私にはまったく理解できません。






