友里征耶、ただいまリハビリ中

二週間以上におよんだ闘病生活。やっと快方に向かったかとおもったら、別のところに炎症が出ていまい、復帰が1週間遅れてしまいました。体力(免疫力)が弱ると、色々な問題が一気にでてくるようです。
やっと今週はじめから、社会復帰としてフルタイムではありませんが本業をこなすまでになっております。

歳をとると、実際の体力と頭でイメージする体力にギャップが出てくるようです。

?いつまでも若いと思うな

とはよく言われる言葉ですが、もうすぐ「アラ還」の一員になる友里も例外ではなかったようです。
人の寿命の最初の壁は60歳前後と聞いたことがあります。この壁を乗り越えると、結構余命がつづくとか。
つまり「アラ還」は人の体力の変わり目ということでしょうか。皆様も充分気をつけて下さい。

前から決まっていたので月曜に寿司屋を訪問したのですが、連れ達より先にお任せコースを終了宣言。最悪の時とは違って食欲も回復傾向ですが、女性含めて他人より先にコースを止めるなんて、大食いと言われた友里には考えられないことでありました。
もちろん未だお酒は飲んでおりません。ミネラルウオーターやお茶でツマミと握りを食べたので、食欲が沸かなかったのか。それとも未だ完全回復していないのか。
多分どちらも当てはまると思うのですが、いつからアルコールを復活させるか、迷っている段階であります。

しかし知っている店でお酒を飲まないと必ず

?どうしたんですか

と聞かれてしまいます。それだけ大酒飲んでいた証拠なんでしょうが、友里とバレている店だとしたら、

友里はもう終わりだ

なんて話が都内の飲食店を駆け巡るのではないか。
友里ダウンで祝杯をあげた料理人や店も多かったのではないでしょうか。でも彼らに私は言いたい

憎まれっ子世に憚る

まだまだくたばる友里征耶ではありません。今週は慣らし運転ですが、来週からは本業、副業と本格復帰したいと思っております。

話は変わりますが、「友里ブログを語るスレ」で、経済論争といいますか、積極的に持論を展開されている方がお二人いらっしゃいます。
ご本人達は自説を「正解」と確信しているようですが、世には有名無名含めてTVやマスコミで色々な意見が言われています。
世の意見が間違っていて、友里掲示板への書き込みが偶然とは言え正しいのか。それとも逆か。

もし本当に正しいのなら、政府関係者の方々(このブログを読んでいるはずないか)、ぜひ彼らに声を掛けてあげてください。

彼らだけではなく、日本の為にもなるのですから。

金は天下の回りものか

昨日のブログで、自称マンションの実行予算を日本の国家予算に例えて

事務方である管理委託会社(官僚)のデータをベースにしたら、まともな削減は出来ない。
管理委託会社(官僚)を超える頭脳と実行力を発揮したら、画期的な削減が出来る可能性が高い。

と自身の経験を元に述べました。世には色々な意見があるようで、

役人の無駄遣いも結局は民間の懐に入るので「風が吹けば桶屋が儲かる」のように色々な人が恩恵を受けることになる。決して悪いことではない。
また高級マンションなら、値切らず業者の言い値で支払うのが「ノブレス・オブリージュ」ではないか。

といった書き込みがありました。

http://tomosato.net/test/read.cgi/bbs/1283286181/149

確かに、無駄な箱物をつくってゼネコンを儲けさせれば、交際接待費や使途不明金によって

銀座の女性が潤う→ブランド品が売れる→・・・
絵画の買い戻しによる裏金造りのため、画商がもうかる→・・・

といった連鎖効果があり、局部的かもしれませんが儲かる人が出てきます。
その儲かった人が、市井でお金を使いまくれば結果、世の景気は良くなると言うのがこの方の考えなのでしょう。

バブルの時、タモリがユンケルの宣伝で

一日一本

と叫んでいたのをご記憶でしょうか。一日一本飲んでいた主役は銀座のホステスだったらしく、バブル崩壊で銀座のクラブがピンチになった時、真っ先にユンケルの売り上げが落ちて佐藤製薬は大変だったとの話を漏れ聞いたことがあります。それまで値下げはしていなかったユンケルですが、以後は半額前後で売る薬局もでてきました。

金は天下の回りもの。無駄に使っても結果的には景気対策になる。

確かに一理あります。私も以前から

無駄な箱を造っても、ゼネコン役員や社員の収入があがればそれが市井にまわるのではないか。
「渡り」で何億円も高級官僚が稼ぎまくっても、それが市井に回れば恩恵を受ける民間人がでるのではないか。

と思ったことがあります。
でもそれが「正解」であるならば、与野党が口を揃えて唱えている

財政再建

はまったくの無意味。借金しまくってもバンバン無駄な箱物をつくり、高級官僚含め公務員を好待遇しつづけることによって

我々シモベ(一般人)もその一部の恩恵を受けられるのだ

と我慢しなければならないのか。
私は、国(会社も)の景気対策に真の正解はないと主張しております。経済対策に正解がないから、

景気と不景気は定期的にやってくる。不況も突然やってくる
なるようにしかならない

と思っております。ですから、この無駄遣いも全面的に否定するわけではないのですが、公務員やゼネコンの懐を潤すのではなく、他の職種や業種を潤しても良いのではないか。

バブルまでは民間がよくて、公務員の給料はよくなかった。
バブル崩壊後にやっと公務員がよくなっただけ。

との主張もありますが、この主張は戦前戦後を考慮に入れていない。また年金を入れたトータルのインカムも考えていない。
確かに戦後の復興からある期間民間が良かった時期もありましたが、明治維新後の長いタームを考えると、遙かに公務員の方が良い時代が続いていたと言えるでしょう。
私は世代交代論者です。今まで儲けてきた

公務員、ゼネコン、自動車はじめ輸出業界

?はそろそろお引き取りいただけないかと。これからは彼らを優遇せず、他の職種、業種を優遇するべきではないかと考えるのです。

確かに今まで通りの無駄遣いでも潤う民間業種があるでしょうが、それが本当に「正解」だとしたら、財政再建を唱える経済学者はじめ与野党の政治屋はまったくのアホになってしまいます。

歳出を徹底的にカットしたら、確かに不景気になるでしょう。滅茶苦茶ばらまいたら、インフレをともない見た目の景気は上がるかもしれません。
しかし世はバランスであります。どちらもやり過ぎてはいけない。そして、儲けさせる相手を固定するのではなく、今まで散々儲けた人は退場していただき、あらたな人に儲けさせる。これが真の

金は天下の回りもの 

というのではないでしょうか。
それから最後に。件の書き込みにあった

ノブレス・オブリージュ

の使用が間違っております。お金に余裕のある階層が、金の亡者であり強者でもある大企業に

言い値(1300万円)通りの支払いをしてあげる

のが「ノブレス・オブリージュ」ではありません。

コスト削減は、掛け声だけのサルには出来ない!

先日友里掲示板に

民主党の代表選騒動をレストラン業界に例えてくれ

といったリクエストをいただきました。内部対立と言えば、すぐ「アピシウス」を思い出しましたが、面白いようなネタに仕上げる自信がありません。伝聞も多いですし。
そこで本日は菅と小沢と、どちらが真の予算削減を出来るか、私の個人的な例を挙げて書いてみたいと思います。

私は住んでいる自称マンション(欧米スタンダードではアパートメントと称するはず)の管理組合の理事(以前は理事長も)をやっております。年間総予算は1億円くらいで、理事職はもちろん無償であります。

通常のマンション理事会は、今までの自民党政府と同じようなものでしょうか。官僚(マンション管理委託会社)がつくってきた予算を何も考えず承認して判を押してしまうのが一般的。
中には悪い理事がいるようで、自分の息のかかった業者を潜り込ませて小銭を稼ぐという、まさに自民党政治そのものであります。

それでは蓮舫率いる菅政権と同じ立ち位置の管理組合はいかがでしょうか。

仕分け作業をして全面的にコストを削減する

と言いながら、データは管理委託会社(財務相)頼みですから、せいぜい出てくるのは業者間の合い見積もりくらいか。

自民党式管理組合では、管理委託会社やマンション販売会社、マンション建設会社の関連会社や仲良し会社への随意契約というお手盛りでしたから、この合い見積もりは未だマシではありますが、この業界(メンテナンス業界)はほとんど談合であります。
私企業相手なので談合も罪にならないのでしょうが、せっかくの合い見積もりもほとんど値差がないのが現状であります。とくに「消防関連」はひどいものがあります。

ここからが本題なのですが、その自称マンションで、ある重要な装置が耐用回数を超えてしまい安全を保証できないとメーカーから通告を受けたと思って下さい。
このままでは何時落下しても不思議ではないとのメーカー警告に、我々管理組合は驚いたのです。

場合によっては人身事故になるではないか

そこで管理委託会社やメーカーが推薦する「高頻度型」の装置を見積もり依頼したのですが、なんとその費用が

1300万円前後(据え付け工事込み)

と驚嘆の数字がでてきたのです。年間総予算が1億円の自称マンションですから、大変なインパクトがある数字であります。
菅政権のごとく、直ぐさま管理委託会社(財務省)を通じて合い見積もりをとったのは言うまでもありません。でも数値は我々の予想通り

1200万円台

と大差ありません。
完全な談合なんですね。会社間の価格交渉を経験されたことがある方はおわかりだと思いますが、合い見積もりでも大差が出ない場合、買い手は圧倒的に不利。せいぜい見積価格の10%引き(今回の菅政権と同じか)で決着できたら幸いというのが相場であります。?

でも、我々の管理組合は一家言もつ強面が多く、蓮舫のようにすぐには納得しなかった。もちろん、表顔では管理委託会社やマンション販売会社に嫌がられている友里も納得しなかったのは言うまでもありません。

本業が機械系であること、また以前は建設関連の仕事にも関与していただけに、この製品(据え付け工事込み)のゼネコン渡し価格を、私は「数百万円」と推測したのです。
メンテ工事は打ち出の小槌。通常価格(新規販売)の2倍、3倍以上の利益が上げられるおいしい商売なのは業界では常識なのですが、その儲けを我々のアパートメントであげてもらっては困ると反論に出たのです。

まずは管理委託会社(財務省)を頼ることを止め、マンション販売会社への直接談判。彼らの主張である

当時は高頻度型がなく仕方なかった

という言い訳、蓮舫などサル政権なら納得してしまうでしょうが、

高頻度型がなかったといっても理論上2年も持たないシステムを選定したのは基本設計の瑕疵ではないか。
違うシステム、例えば有人監視とかの選択肢もあったはずだ。管理費用は値上がるだろうが、その費用を反映して分譲募集をするべきであった。

?と正面から攻撃を開始。交渉はかなり難航しましたが、

こんなアホな設計をした当時の責任者を連れてこい。マンション建設会社はこんなプアな設計思想だと公になっても良いのか。

この文句が最終的に利いたのかわかりませんが、数ヶ月かかったこの交渉、最終的なマンション販売会社の提示価格は

500万円弱

となったのです。当初の見積もりから「6割引き」であります。4割引きではありません。

私が言いたいのは、管理委託会社(財務省)の算出した元データをベースにするから画期的なコスト削減は出来ないと言うこと。
本来の適正価格は半値か1/3かもしれないという事を、サル政権はわかっていないということです。

市井の「一マンション」でもこんなカラクリですから、日本の国家予算なんてもっといい加減で、既得権益者のボロ儲けとなっていることでしょう。

専門知識をもち、管理会社(財務省)より頭を使い、交渉力ある人があたれば、このような劇的なコスト削減も出来るのですが、それをクリーンなだけのサルに求めても無理と言うもの。

根本的に土台から組み替える

といった荒治療をしなければ、マンションに限らず日本の国家予算を見直すことは出来ないと私は考えます。

レストランの食後感だけではなく、自称マンションの管理でお悩みの管理組合理事の方々。我が自称マンションの管理組合は、日本一うるさい管理組合だと思いますので、何かありましたらご質問下さい。

飲食店業界だけではなく、マンションメンテ業界をも敵に回している友里でありました。