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床屋談義, 情報
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- 2011年02月17日(木)|
今朝の読売新聞には、小沢系の一部議員(衆院単独比例選出の10数人)が、衆院会派を離脱する動きがあるとありました。
連合赤軍執行部(亀井静香代表談)へのクーデターですが、TVコメンテーターの見立ての甘さに私は笑ってしまいました。
執行部が離脱を許すはずがない。処分(次期総選挙で公認しないとか)対法案不成立のチキンレース
と会派離脱は単なるブラフであるかのように解説しておりました。
確かに法案に賛成しないと反旗を翻せば、
次回は公認しない
と言われてポシャるのが普通の議員であります。しかし友里はこの離脱の動きが、比例選出、しかも単独立候補であるところがミソであると考えます。
彼らは単独比例ですから、
自分の選挙区がない
のです。小沢系というレッテルを張られておりますから、次期衆院選を現執行部で戦うとしたら、どっちみち
単独比例で公認されない
のであります。現執行部(殺小沢派)としたら、単独比例なんて誰でも良いわけですから、わざわざ小沢系の議員を再公認するほどお人好しのはずがない。どのみちこのまま衆院会派に残って法案に賛成したとしても
座して死を待つ
のは同じ。破れかぶれでの離脱か、とにかく殺小沢派を倒して新たな局面(新党結成や首長新党との連係も視野に)で次期議席を狙っていると私は(ちょっと考えれば誰でもわかる)考えるのです。
TVコメンテーターや司会者の浅すぎる「読み」に笑ってしまいました。次期当選(次期公認)を望まなければどんな投票行動をとっても平気なのが国会議員であります。
さて、全米第二位の書店チェーンであるボーダーズが連邦破産法11条の適用を申請し事実上倒産したとの報道がありました。
電子書籍への取り組みの遅れ、インターネット販売の遅れなどが原因のようですが、この流れはアメリカだけに止まるものではないでしょう。
最近気付いたのですが、キオスクなど駅の販売所がどんどんなくなっております。日刊ゲンダイを毎日買う友里としては面倒この上ないのですが、それだけ採算がとれなくなってきたのか。
日刊ゲンダイのライバル紙である夕刊フジも大リストラをしたようです。B版の発売もしなくなったとか。
末席ではありますが、単行本、夕刊紙、週刊誌などで一応印税や原稿料をいただいている身の友里としましては、末恐ろしい限りであります。
古い頭と言われそうですが、紙にして読まないと頭に入らないんですね。ゲラのチェックの際は一々打ち出している友里としては、紙出版物のこれ以上の衰退は勘弁であります。
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問題提起
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- 2011年02月16日(水)|
中東が面白い状態になって来たようです。イラン、バーレーン、イエメンとデモが拡大してきたとか。
独裁者にとっては死活問題ですが、抑圧されてきた若者(人口構成率と失業率が高いらしい)や非富裕層、非権力層にとって今が大きなチャンスか。これを逃したらまた当分押さえ込まれたままの時代が続くのではないでしょうか。
アメリカの二面性といいますかダブルスタンダード外交が今回の騒動の根源ではないかと私は考えます。ある国にはなんとかの1つ覚えにように
人権 人権
と言いながら、自国の利益のためには独裁者を支援し続ける。
まあ最終的には自分たちだけが生き残り栄えればよいと思っている自己中心のアメリカですから、このダブルスタンダードは当たり前のことなのですが、自民党だけではなくスッカラ菅民主党もこの自分勝手なアメリカのパシリとなっているのですから呆れてしまいます。
でもこのダブルスタンダード、日本にも結構多いようです。
都知事への出馬宣言した渡辺氏
夢
といつも連呼しておりますが、肝心のワタミ社員の「夢」はまったく眼中になく、己の「夢達成」だけにご執心だとか。
ゴルフのマナーも悪い(グリーン上で同伴競技者のラインを平気で踏む、先にカップインしてもピン(旗)を持たない)と聞きましたから、ある意味独裁者の素養は充分かもしれません。
耳に聞こえの良い言葉を連発する人には注意が必要です。
最後に、中東の民主化デモですが、個人的には中国(ロシアもか)へ飛び火することを願っております。日本の大企業など既得権者はそれを願っていないかもしれませんけど。
でも、民主化してもあの中国人気質自体がかわるものではありませんから、付き合いにくい隣人は続くのではないでしょうか。?
さて掲題です。
幻冬舎のMBOが決まったようです。MBOは、表面的には多様化する世情に
迅速な意思決定
をするための手段と正当化されておりますが、私はいかがなものかと思うのです。
広く資金を調達するため、そして創業者利得を得たいため(これが一番の目的かも)に上場したのに、資金調達が必要でなくなったからといって、市場に監視されることを嫌って
株主さん、退場して下さい
と掌返すのはあまりに自分勝手ではないか。
MBOをすすめる証券会社から以前聞いた話ですが、現経営陣にMBOを説得する際に一番に挙げるメリットをご存じでしょうか。
数年間で表面的な会社価値を上げて再上場して儲けましょう
であります。あの「すかいらーく」も当時の経営陣(創業者達)がこれを狙ってMBOしたはずですが、最終的には資金提供側に追い出されたことは記憶に新しい。
上場→MBO→上場廃止→再上場
こんなストーリーが裏にあるとしたら、株投資なんて真面目にやっていられませんね。
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情報, 意見
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- 2011年02月15日(火)|
ワタミ会長が都知事への出馬宣言をするとの報道がありました。本業の居酒屋経営が厳しいと漏れ聞きましたが、介護部門での利権でも狙っての都知事選出馬でしょうか。
前々からしゃあしゃあと「きれい事」ばかり述べていて、友里としては
胡散臭い
と感じていただけに「とうとう出てきたか」と感じた次第です。都知事を踏み台に、最終的には総理大臣を狙っているとも漏れ聞いておりますが、挙げている政策で
五輪招致(都民の理解を得られればという前提らしい)
はいかがなものか。まともな都民(彼は神奈川出身のはず)は誰もオリンピック開催なんて望んでいません。都民感覚を持ち合わせていないんでしょう。それとも何か利権が絡んでいるのでしょうか。
傲慢石原ダメ、勘違い東国原勘弁、背伸びして虚勢をはる猪瀬も嫌、生意気な蓮舫も見たくない、小池さんスルー、となるとワタミ会長しかいないのかもしれませんが、百万が一当選した際はぜひ
石原都政の闇
を暴露していただきたいものです。それが出来ないなら聖人君子のフリをする発言を今後はやめていただきたい。
みんなの党の推薦を受けるかわかりませんが、都知事選が面白くなったことは間違いないでしょう。
先週だったと記憶しておりますが、朝のTVで取り上げていたのが掲題の多店舗展開会社でありました。
社長の松村氏が鼻息荒く、そして熱く語っていたので思わずPCの打ち込みを止めて見入ってしまいました。
100店舗以上の店を展開する正に「多店舗展開会社」でありまして、一番の特徴はどれ一つ同じ業態の店がないとのこと。どんな店なんだろうとHPを思わず見てしまいました。
http://www.diamond-dining.com/shops/type.html
まともなレストランではなく、要は「居酒屋」なんですね。アリスとかオペラ座の怪人とかテーマパーク居酒屋と読みました。
TVでは自称総料理長が扱っている三河ポークを熱く語っておりましたが、このグループ店の厨房スタッフはほとんどが
バイトレベル
ではないでしょうか。そんなところで総料理長といわれても
なんだかなー
と思ってしまいます。
TVでは、業績は右肩上がりですごい成長をしているように報道していましたが、果たしてそうでしょうか。
まずは「業績ハイライト」の各四半期比較表をご覧下さい。
http://www.diamond-dining.com/ir/highlight.html
1年間に16店舗ほど新規オープンしていますから売り上げは確かに急増(‘10年2月期まで)しているようにも見えますが、実際は頭打ち。今期(’11年2月期)はこのままでは店舗が増えても売り上げ微増、利益は大幅減少となるのは必至であります。
ひらまつグループはじめこのような多店舗展開する会社の社長は?
1+1=2か2以上
という算数を思考の基本にしているようですが、そうならないのが商売であります。
店舗を増やせば売り上げと利益が増え続けるなら、経営者は苦労しませんし、ソーホーズ(そう言えばここもアミューズメントパークみたいな店でした)も
倒産
しなかったはず。どこかで頭打ちするということがわからない経営者がいるから歴史は繰り返されてしまうのです。
ダイヤモンドダイニングがソーホーズのようになるといっているのではありませんが、
そこそこで我慢
が私は経営者にとって最重要だと考えます。パワーが余っているなら、まったく違う業種の会社をつくって頑張るべきでしょう。