最近訪問した店 短評編 2011-7

泥舟から逃げ出すのではなく、直接沈めようとする動きまで出てきた民主党。なんと執行部内から菅総理退陣と引き換えに予算関連法案を通してくれとの打診が公明党にあったそうです。

http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110218/stt11021815010014-n1.htm

私はその幹部に言いたい。

アンタも昨年の代表戦で投票したんだろ。己の見る目がなかったことをまずは国民に謝罪しろ!

菅総理は相変わらず脳天気のようで、

国民にとって何が一番重要か、必要か、それを考えて行動する

と言っているようですが、ここは世論調査のお得意な大新聞に緊急アンケートをしていただきたいものです。この菅発言の「国民にとって何が一番重要か、必要か」とはどういう行動が良いかを聞くのです。

1、己の能力がないことを認め直ちに退陣すること
2、己の人気を信じて解散総選挙にうってでる
3、己のリーダーシップを信じてこのまま続投する
4、その他

よくあるマスコミの世論調査誘導質問(特に小沢問題に関して)と同じ志向にしてみました。このような質問なら1が50%を超えると予想する人は友里だけではないでしょう。その結果を受けてマスコミは

世論調査で過半の国民が退陣要求

と見出しをうつのが、今までの小沢バッシング流であります。
まあ、今放送している「時事放談」も、たいした影響力もない鳩山さんの失言(妄言)を嫌小沢の藤井氏と武村氏だけを出演させて批判させております。いつものことですが、この番組は一方サイドの人しか出演させません。偏向番組と言われても仕方ありません。

老害藤井氏も問題ですが、武村氏なんて完全に終わっちゃっている過去の人ではないですか。人望もないから「排除の論理」で排除されてしまった人。香ばしい永田町の情報なんて、この人に漏らす人はいないでしょう。この「時事放談」以外にお呼びがかからないのは当然。

なぜ公共の電波を使って菅総理ではなく鳩山という終わった政治家を大きく取り上げ批判するのか。これだけ国会が揉めているのに、本日のお題は鳩山失言と都知事選、そして地域政党がほとんど。16人会派離脱に関係したものはごくわずかで最後は小沢批判となりました。地域政党の件でも小沢批判へ持って行っております。ここまで一方的に偏向させてしまって良いのか。

世に絶対というものはありません。もの(人)には良い面、悪い面があるわけで、菅総理にも良い面があるかもしれません。
時の権力者に対してまったく批判がない(武村氏は同情して庇っていました)「時事放談」、なんとも視聴者(菅総理信奉者以外)には物足りない内容でありました。
「時事放談」のプロデューサーは、時の権力者に尻尾を振るだけではなく、武村さん(野中さんとも?)と個人的に親しいと疑われても仕方がないでしょう。

さて短評編です。?

焼肉名門
顔の利く知人に連れていってもらいました。結構有名な店なんですね。店長が張り付いてのサービスでありました。
店長のパフォーマンスで楽しい時間ではありましたが、正直何を食べたか記憶がほとんどない。事前に聞いていたMSGですが、思ったより感じませんでした。支払いは1万円台半ば超えと、予想以上に高かったです。

青柳弁当
東京にもう店舗はないのに、まさか東京でこの店の弁当が食べられるとは思いませんでした。
ある同窓会の幹事会に夕方から出席したのですが、その時に配布されたのがこの青柳弁当。友里としては絶好のネタになると一人ほくそ笑んだのでありました。
発泡スチールの器に入ったこのお弁当、何の先入観もなかったら、2000円前後のデパ地下弁当と間違えると思います。
しかし今年はじめに伊丹からのJALで遭遇した小山氏。昨年も徳島の虎屋壺中庵の帰りのJALでも出会っておりました。
虎ノ門青柳の実質最終日に店で会えなかったのに、JALでは何回も出会ってしまう不思議。小山氏も友里と同じく、JAL愛好者なんでしょう。

新橋お多幸
関係会社の幹部との会食で利用。結果的にはご馳走になってしまいました。色が濃い東京オデンですが、ツマミを食べて一人5000円前後か。記憶では銀座のお多幸(経営は別のようです)の方が良かった気がするので、確認が必要です。

友里征耶の週間食日記 2011-7

いやー、こんなに感情的で純粋無垢な考えを持つ人が政治評論家や毎日の客員編集委員を名乗って良いのでしょうか、岩見隆夫さん。
自称ジャーナリストの割に、前々から巷のオバサンのように感情的に小沢批判を展開してきた人ですが、今朝のTVでも民主議員2名(殺小沢派と親小沢派)、自民議員(平沢さん)と共に出演して、更にお怒りになっていたのです。
16人の民主党に留まっての会派離脱宣言に対し

意味がわからん。こんな事例は今までなかった

と声を荒げて批判しておりました。まあ小学生でも小沢氏の意向を受けての行動であることはわかるクーデター行動。民主に留まり会派を離脱と宣言したことは?

より菅政権にダメージを与えられる

と考えただけのこと。今までにない新手の戦略をとってきただけなのですが、長く

ぬるま湯の記者クラブ

に浸かってきただけあって、頭も温くなったままのようです。TV朝日の三反園コメンテーターは昨日から

小沢氏が勝負をかけてきただけのこと

と感情的にならず淡々と解説しておりました。いい歳こいてどのくらい私怨を抱いているのかわかりませんが

もっと大人になっていただきたい

と私は岩見氏へ提言したい。

しかし親小沢議員の発言に私は驚きました。予算関連法案が3月末で通らないと国債が発行できないので予算が執行できず、国民生活に多大な影響を与えると言い続けている菅政権ですが、親小沢の川内博史氏は

予算関連法案が通らなくても臨時に政府が国債?(具体名失念)を発行して予算を執行することが出来ることを財務省に確認している

と爆弾発言し、岩見氏だけではなく殺小沢の渡辺周氏、そして平沢氏も言葉を一瞬失っておりました。
私もこのことをまったく知らなかったのですが、大マスコミも知らずに「大変な事になる」と菅政権を応援していたのか、それとも知っていても国民へ伝えていなかったのか。
与党の立場からそのような発言をするのはおかしいとの渡辺周氏の発言に川内博史氏は

真実を言っているだけ

と反論。その時の渡辺周氏の困った顔が印象的でした。政治と金の小沢氏の肩を一方的に持つわけではありませんが、この与党内対立によって

予算関連法案が通らなくても一時的には何とかなる

という真実が開陳されたのです。民主党が菅さん一辺倒であったら?

予算関連法案が通らないと大変なことになる

という真実ではないブラフがまかり通り、菅さんの政権延命に利用されてしまうところであったのです。与党内でもどんどんやり合い、緊張感を維持し続けることが重要だと私は考えます。

国民にとって何が一番重要、必要かを考えて行動すると菅さんは言っております。誰でも(小学生や代表戦で支持した議員でさえ)

器でない菅首相の一刻も早い退陣

だとわかっているはずですが、裸の王様と女王である本人と伸子さんだけは永遠にわからないでしょう。?

さて店評価ブログに、神戸の過大評価3つ星店「子孫」と、態度の悪いホールスタッフで不評だった「ローブリュー」をアップしております。ぜひお立ち寄り下さい。

それでは週間食日記です。?

月曜日
夜:港区の和食店
ここ数年は定期的に訪問している和食店。土日も含めて毎日外食が続いて胃に負担がかかっているからか、コースを食べきるのが大変でした。オススメ本の原稿を書き終えたら、しばらくは精進料理や饂飩、蕎麦だけに徹する必要があるかもしれません。

火曜日
夜:門仲のイタリアン
久々の訪問。出足は遅かったですが、飛び込みも含めてカウンターは満席になりました。次から次へと創作イタリアンを食べまくりました。

水曜日
夜:銀座のすき焼き屋
接待で訪問。それなりの食後感でありました。

木曜日
夜:日本橋のフレンチ
博多にも支店を出したと聞きました。オープン当初と違って料理がまるっきり変わったように感じました。野菜のモザイクテリーヌもなかったのが残念。

金曜日
夜:新大久保の韓国家庭料理
久々の訪問。ラブホ街を通らなければならず、店へ行くまで緊張するのはいつもの通り。アンチ料理人にねじ曲げて目撃されたら大変だと心配です。
相変わらず店内は満席で、まっこり、韓国焼酎を飲みまくり、2種の鍋はじめ他の料理も食べまくった一夜でした。

土曜日
夜:銀座の鮨屋
これまた久々の訪問です。いつの間にか足が遠のいてしまって行きにくくなり、知人に連れていってもらいました。オタクや一人客(男性)が2回転するなど盛況でした。

日曜日
夜:自宅でイチボステーキ
知り合いから焼き方のレシピ付きでいただいたイチボを、私が焼き上げて(フライパン)家族で食べました。プロのレシピ通りに焼き上げた結果は、自分にとってはややレアっぽかったか。家族は美味しいと満足しておりましたが、火力が弱かったのか、もともとこのレア感が最上の焼き上げなのか。味も焼き方の好みも、人それぞれかもしれません。

連日のオススメ店巡りで舌調に異変?

昨日のブログでちょっと書いた民主党の16人会派離脱騒動。是非は別にして、如何にTVの報道がおかしいかを如実に物語るのが、以下のアナウンサーのコメントであります。

菅首相に反旗を翻した16名の「若手」衆院議員達・・・

おいおい、記者会見に出ていた連中の顔を見て発言しているのか。代表役の渡辺衆院議員はじめほとんどの男女議員

どこへ出しても恥ずかしくない立派なオッサンやオバサン以上の歳

ばかりではないか。ある意味、アロマフレスカの料理をイタリアンと称する以上に罪が重い誤報と私は考えます。
菅首相や岡田幹事長はこの似非若手衆院議員たちの行動に対して

理解できない 理解に苦しむ

とほざいておりますが、自分たちがやっている自民党政治への先祖帰り政策が

国民に理解されていると思っているのか

と私は言ってやりたい。己を顧みない面の皮の厚い人は料理人だけではないようです。

さて何回もブログで書いておりますが、ここ半年前から「オススメ店」訪問が友里外食の主体。特に今年になってからはほとんどオススメ本プレリストに挙げた店しか訪問しておりません。
せっかく時間を割いて確認の意味で再訪するのですから、

頼むからクオリティやCPが落ちていないでくれ

と念じながらの訪問です。もしそれらの劣化を認めてしまったら、新たに1店探し出さなければなりません。以前に取り上げた店ばかりですからよほどの面白ネタがない限り、日刊ゲンダイのコラムに取り上げることも不可能。大事な外食が取材としては無駄になってしまうのです。

当初より食後感が落ちたと感じる店も結構ありましたが、それでも「かろうじてオススメ」としていく中、

こりゃダメポ

と判断せざるを得ない店もいくつかありました。原稿締め切りまで残り僅かなこの時期、

掲載店数を減らすか、新たなオススメ店を探し出すか

の剣が峰に立たされることになったのです。
掲載店を減らしても、「一頁コラム」などを増やしてページ数を稼ぐ手段もありますから最終的にはなんとかなるのですが、問題は友里自身の嗜好基準。
普段と違って気に入っている(気に入っていた)店ばかりの訪問なので、悪口、もとい辛口を前提としない訪問ばかり。よってガス抜きが出来ないというか、ストレスのようなものが溜まってしまうのです。連日の「悪口封印」の影響か、不味くもなく性格も悪くはないのですが、以前のように

本当に美味しい

と感じなくなっているようにも思えるのです。
原因は2つ。悪口封印で舌の調子を崩したか、オススメ店の再評価と言うことでアンチ料理人たちからの突っ込みを回避する意味で

より公平にしなければと無意識に判断基準を上げてしまっている

かのどちらか。どちらにしてもあと1ヶ月近くはこの苦しい外食が続くことでしょう。

この状態からはやく抜け出し、あの天下の過大評価店「アル・ケッチャーノ」を訪問し、思う存分悪口、もとい辛口で評価して本来の友里征耶に戻りたいと考えます。