友里征耶の週間食日記 2011-17

京都五山送り火での陸前高田市の薪使用が二転三転、いや四転してしまったようです。当初は受け入れるつもりが誰かの判断で根拠なく使用禁止に。多くの批判を浴びて再び使用を決めたのに

セシウム検出

でまたまた使用中止となってしまいました。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110812-OYT1T00649.htm

まあ、表面だけとはいえ134とか137というセシウムが検出されたのですから仕方ない判断だと思いますが、事前に検査していればこんな騒動にはならなかったはず。
しかし陸前高田と言えば岩手県。問題の福島第一原発から宮城県を挟んだ立地であります。福島はさておいて宮城の薪も大丈夫なのかという疑問が当然出てくると思います。いや、

稲藁 薪

と屋外に放置されたものからセシウムの汚染が検出されてしまった現在

屋外で造っている米

だけは例外となるのでしょうか。
農水に関してはド素人である友里ですが、理工系出身として物理的に考えた場合、

米だけが例外

となる確率は低いのではないか。と言いますか、米だけ例外となる根拠が見当たりません。混乱を避けるためにも、逃げずに直ちに土壌含め成育中の稲も放射性物質の有無を調べるべきではないでしょうか。どうせ最終的には白黒つく問題です。日本人の悪い癖である

問題の先送り

をすればするほど、判明したときの混乱は大きくなると考えます。

さて久々に表に登場したみんなの党の渡辺代表。次期民主党代表戦の候補者は

B級ではなくD級グルメコンテスト

と発言しております。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110812-OYT1T00770.htm

確かにメンバーを見ると小粒ばかり(自民党も同じようなものか)でありますが、それは選ぼうにもまともな候補者がいない民主党の人材不足に起因しているのです。老害を除くと、頭でっかちなだけの生徒会かJC活動しているような中年議員ばかりではないか。

地道に会社や団体で働いて社会経験を積むことを若くして拒否し、末永く政治で生業を立てていこうと考えた中途半端な人たち。
友里はそんなさもしい考えを持つ人たちに政治への門戸を開いてしまった

松下政経塾の罪は重い

と考えます。

さて週間食日記です。

月曜日
夜:神宮のビアガーデン
バーベキュー食べ放題&飲み放題をうたっているビアガーデン。休日だからか超満席でありました。飛び込みでは2時間待ちとか。
4000円弱と安いから仕方がないのかもしれませんが、肉(質)、野菜(種類)と価格それなりで満足度は低かったです。

火曜日
夜:文京区の和食
相変わらず予約が取りにくい繁盛店。CPの良さ(コース1万数千円)もさることながら、この店の人気は接客というか営業力が大きいのではないか。
その日のコース内容が小さな紙に書かれているのですが、どの客も1品か2品、お品書き以外の料理が出てくるのです。何となく客としては「お得」を感じてしまう戦略に感心してしまいました。
世には、料理を出すまでコース内容をまったく明かさない店もあります。サプライズを狙っているのでしょうが、私はこの店の営業戦略の方が集客(食後感も)に効果があると考えます。

水曜日
昼:目黒のスープ屋
夜:赤坂の和食
所用で経由した目黒で目にとまったので入店してしまいました。出来ては潰れ(閉店)を繰り返す多店舗展開チェーンでありますが、最近やけにこのシャチョーのグルメ雑誌露出が目立ちます。
社内ベンチャー企業からMBOしたようですが、それが吉と出るかどうか。結論は数年先には出るでしょう。
夜は高額支払いでありましたが、満足した店への再訪でした。?

木曜日
昼:銀座のスープカレー
夜:西麻布のフレンチ
辛いものが食べたくなりまして再び訪問。いつもの野菜たっぷりの「極カレー」を注文しました。
夜はブログで公開した古酒ワイン会。今回はお任せコースとしましたが、久しぶりに自分的には滑ったかなと。それなりに満足しましたが、この店ではやはりアラカルトが一番ではないでしょうか。

金曜日
夜:恵比寿のもつ鍋
「絶品レストラン」の出版打ち上げ会。編集者やデザイナーなど関係者たちとお腹一杯食べまくりました。今回は他腹、出版社にご馳走になりました。

土曜日
昼:南千住の鰻屋
すでにブログに具体的に書いてしまったお店。詳しくは7/25からの3日間のブログをご覧ください。
夜はお腹一杯で何も食べられませんでした。

日曜日
夜:白金のフレンチ
急遽雑誌の編集者と訪問。今回は取材のためシュークルートを食べませんでした。結構客が多かったのと、一階の居酒屋が他のジャンルの店になっていたのが驚きでした。

羊頭狗肉な「さなメモ」ではないか、佐藤尚之さん

誰が決めたのか知りませんが、政府は所得税を5%?10%増税する検討に入ったようです。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110812-OYT1T00021.htm?

片方では今月中で菅さんが退陣すると言いながら、もう片方では政府税制調査会(会長・野田財務相)が月内に所得税を含む「基幹税」を中心とした複数案を示す予定と報じる大マスコミ。
でも政府のトップである首相が、所得税の増税を退任の置き土産に出来るのでしょうか。

変な連立でも組まない限り、次期民主党代表が普通なら次期首相(つまり政府トップ)となるのはサルでもわかること。民主党(いや政界と広げても)には大震災の復興財源として「増税」に頼ることを否定する人もかなりいるのです。
必ずしも、増税賛成の代議士が次期民主党代表→次期首相になるとは限らないのであります。

例え増税賛成派の野田さんが案を提示したとしても、次期首相に反故にされることもあるのではないか。いや増税反対を唱えて民主党代表から首相になった人なら、そのまま増税を反故にしなければ公約違反になってしまいます。

民主党のアフォな所は、早く菅さんを退陣させようとしているのに、次期首相によってどうなるかわからない重要案件の方向性を決めようとする意味のなさ。おそらく既成事実を造ってしまえと財務省辺りから尻を叩かれての行動だと思うのですが、こんな体たらくな政治主導を我々は

政権交代

に期待したのでしょうか。
もう日本は落ちるところまで落ちなければまともな国には戻れないと私は考えます。

さて本日も他人のブログの話題であります。電通から独立してブログネタがなくなったのか、最近の内容が更に薄くなった佐藤尚之さんの「さなメモ」。
かくいう友里もネタ不足で有名人のブログを取り上げているのですが、最近の「さなメモ」は、己の自己顕示欲と偽善を満たすものだけではなく、愛犬の写真まで登場させる完全なネタ不足に陥っているようです。

そして昨日の「さなメモ」、タイトルは羊でも中身は犬で、単純&純粋無垢な信奉者を釣っておりました。
大震災から5ヶ月経って

2つの大きな進展あり

と大仰なタイトルを打ったのに中身はほとんどゼロ。大きな進展とホラ吹いたのに

ひとつはまだ言えない案件

なんだこりゃー。言えないなら自慢げに書くなと憤慨するまともな人は、さとなお信者にいないのでしょうか。
そしてもう1つも

仮設住宅に移ってからの被災者支援について、なんだか突破口が見つかったような実感がある進展

と示すも、どんな突破口が見つかったかの具体的な説明はなし。
五里霧中の中、ぼんやりとでも何が浮かび上がったか書かなければ、進展がないのと同じではないか。これでは

なんちゃって進展
進展詐欺

と言われても仕方がない。
常連客が甘やかして増長する飲食店店主の例を挙げるまでもなく、佐藤尚之氏の最近(といってももう5?6年か)の勘違いは、アフォな信者が甘やかしすぎるからではないか。
政府関係者、国会議員などとの人脈自慢、復興支援などの関与自慢などお盛んではありますが、この人、いままで

自分の主義主張

をはっきり書いたことがあるのか。
やらせ、もとい、演出による客釣りが本業だっただけに、中身のなさを意味ない形容や語彙で粉飾するのはお手の物。
でもそろそろこの中身のない人の実態に気がつかなければ、さとなお信者は一生アフォなまま狭い人生で終わってしまうと言うと、また怒られるでしょうか。

はやく目を覚ませ、単純&純粋無垢なさとなお信者!

大きなお世話でありますが、友里の性格上、黙っていられない(突っ込みたいだけ)のであります。

さらば花畑牧場 六本木ヒルズ店

本当に退陣してしまうのか菅総理。大マスコミは昨日の衆院財務金融委員会で退陣を明言したとはしゃいでおりますが、友里はそのように受け取っておりません。

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110811-OYT1T00008.htm?from=main1?

確かに純粋無垢な国民や鳩山さんなら以下の言葉を素直に受け取るでしょうが、ヘソが曲がった友里は信じられないのであります。

特例公債法案と再生可能エネルギー特措法案が成立した時には、速やかに次の段階に移る準備に入らなければいけない。党代表選を速やかに行い、新代表が選ばれた時には、私が首相の職務を辞し、新首相を選んでいただく段階に入っていく

退陣条件と大マスコミが勝手に思い込んでいる残る2法案が成立しないと言っているのではありません。菅さんは成立したら

次の段階に移る準備に入る

と言っているだけで、辞めるとはまったく明言していないではないか。また

首相の職務を辞し、新首相を選んでいただく段階に入っていく

という言葉は

党代表選を速やかに行い、新代表が選ばれた時には

という前提にしか立っていないのです。つまり、党代表選をして新代表が選ばれない限り

首相を辞めない

と宣言しているだけと受け取るのは友里だけでしょうか。6月の不信任案提出直前の弁舌を思いだして下さい。一言も

辞める

と言わなかったのに、大マスコミは辞めると素直に思い込んでしまった。その後の居座りはご存じの通り。
今回は、2法案が成立してもなんとか党代表選の開催を阻止して

居座る

のではないかと私は予想させて、もとい、期待させていただきます。

さて読者の方から友里十八番の「閉店情報」をいただきました。調子に乗って勘違い膨張をし過ぎた花畑牧場、東京で唯一生き残っていた

六本木ヒルズ店が8/21で閉店

の運びとなるようです。

http://www.hanabatakebokujo.com/retail/cafe-roppongi.php

一発当たったからと言って、数年で売り上げを何十倍にもした超拡大戦略。強気な抱き合わせ商法も問題でしたが、このような状態(閉店ラッシュ)になると多くの人が予想していたのではないか。友里も2年前から問題視しておりましただけに

やっと東京を諦めたか

と安堵したのであります。

http://tomosato.net/weblog/date/2009/06/22

http://tomosato.net/weblog/%E6%83%85%E5%A0%B1/841.html

http://tomosato.net/weblog/%E6%83%85%E5%A0%B1/1011.html

最盛期には表参道、青山、銀座と3?4店舗も無謀に出店していた花畑牧場。たしか、ホエイ豚丼専門の店もあったはず。「裏モノジャパン」の取材でガラガラの青山店を訪問した記憶がうっすら残っておりますが、それらの店を閉めて賞味期限が切れた六本木ヒルズ内に終結、もとい集結したのが

花畑カフェ 六本木ヒルズ店

でありました。
ほとんど毎日六本木通りを通過する友里、必ずこの店の客入りをチェックしておりまして、閑古鳥の存在を確認し続けておりました。あんな客入りでは成り立つはずがないと思っていただけに、今回の閉店決断は当然というか、遅きに逸したと考えるのです。

この数年で稼ぎまくっての東京撤退なら理解できるのですが、花畑牧場の東京進出はまったく利益を上げられなかったのではないか。オープン直後は行列と抱き合わせ商法で少しは儲けたと思いますが、1年持たず店仕舞いの連続。逃げ切りどころか大きな損を計上してしまったと考えます。

一時は名経営者として持ち上げられたタレント・田中義剛氏でありますが、結果的にはTV露出もなくなって踏んだり蹴ったり状態ではないでしょうか。何事も

そこそこ

が一番。欲はまともな判断力を奪う魔物であることを痛感していることでしょう。