覆面審査委員を公募する豚料理コンテスト

早稲田や松下政経塾はロクな教育をしていなかったのか。慶應や京都(前原)や東大(仙谷)も同じようなものですが、長引くデフレに関して野田佳彦財務相は

需給ギャップが原因だった。需要が足りなかった。

との発言に、友里は椅子から転げ落ちそうになりました。
早稲田大学や松下政経塾では、自由経済のもと、価格が需要と供給の力関係で決まるという基本中の基本を

一般国民は知らない

と教えているのか。いやもしかして、この人はこの基本中の基本に今頃気がついたということなのか。
こんな当たり前のことしか言えない人(しかも数年しか社会勉強せず政治屋を目指した)でも財務相が務まるのですから、日本の大臣職とは楽なものであります。

なぜこの不景気でもエルメスのバーキンが値崩れ(デフレ)せず100万円前後(原価の数十倍?)もしているのか。それは

どうしても欲しいというミーハーな客(需要)が多いから

にすぎません。なぜ牛丼戦争と言われ、ただでさえ安かった牛丼が300円前後まで値崩れしてしまったのか。それは

店の数に比べて客(需要)が少ないだけ

ではないか。今頃デフレに関して「需要がどうのこうの」言い出す問題ではないのです。
ここは財務相として、夕食は牛丼を毎日食べて(しかし1杯だけ)経済の大原則を勉強し直すことを友里征耶は野田佳彦財務相に提言したい。そうすれば

笑うセールスマン

に似た、弛みきった顔もダイエットで少しは引き締まるというものです。
まだ54歳だと思うのですが、かなり老けすぎでありますね。こんな人が総理候補とは日本のお先は真っ暗であります。?

また野田財務相、経済の知識がないだけではなく、一般常識も欠けているのではないか。震災復興は

千載一遇のチャンスだ

との発言は、単なるアフォなKYで済ませられますが、

A級戦犯は戦争犯罪人ではない

との考えには呆れてものが言えません。

http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2011081400059

http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110815-OYT1T00427.htm

彼はその根拠にサンフランシスコ講和条約を挙げております。
戦犯の名誉は回復されていると思い込んでいるようですが、それはこの講和条約絡みで戦犯が赦免されただけ。私の知識では公職復帰や恩給が回復しただけではないか。だいたいこの

戦犯=戦争犯罪人

は国際法といいますか、当時の列強が勝手につくった罪。
戦勝国が敗戦国に対し、二度と刃向かわないように生け贄を差し出させたシステムであると考えます。恩給や公職復帰が復活したとしても

戦争犯罪人は戦争犯罪人

トップ連中が罪から逃れるため、その罪を押しつけられた現場の指揮官や下士官たちの名誉回復なら理解できないこともないですが、トップ連中の名誉回復は国民感情的にも受け入れられないのではないか。

いや真の戦犯というのでしょうか、大本営の軍人官僚達が訴追を逃れ、中には大出世してしまった事例は昨日のブログでも取り上げました。もしかして野田財務相は記者会見で言い間違えたのではないか。

誤:A級戦犯は戦争犯罪人ではない
正:A級戦犯(BやCも含め訴追された人)だけが戦争犯罪人ではない

「だけが」を「は」と言い間違えたのだとしたら、私は納得であります。
何食わぬ顔をして戦後の政財界で権勢を誇った連中に真の戦争犯罪人がいると言いたかったのではないかと、皮肉的に友里は考えるのであります。

さて一種の街興しでありましょうか。前橋市では、特産の豚で街を盛り上げようと

飲食店の豚料理ナンバーワンコンテスト

を2009年から開催しているとはじめて知りました。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110815-OYT1T00088.htm

今年はその覆面審査員を一般からも募集するとのことですが、飲食代や交通費など経費はすべて

自腹で報酬もなし

となると、果たして応募者が集まるのかどうか。
自腹で報酬なしとなるとせめて自腹覆面審査員の

自己顕示欲

を満たすことを考えるべきではないかと私は考えるのです。
サイト運営会社の利益のために毎日せっせと無償(一部の人は違うらしい)で投稿する「食べログ」のレビュアーが良い例。
ここはHNでよいので彼らの自己顕示欲を満たす意味で

前橋市主宰のレビューサイト

を立ち上げることが必要であると考えます。

これが天唾というのだ、大マスコミ

昨日、関電の堺港発電所2号機がガスタービンのトラブルで停止したとの報道がありました。

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110814-OYT1T00481.htm

関電に限りませんが福島原発大事故後、やけに火力発電所のトラブルや停止が目立つと感じるのは友里だけでしょうか。ヘソの曲がった人たち、特に原発反対の方々は、そこに原発推進派の何か陰謀のようなものを感じているようですが(火力だけでは電力不足と国民を啓蒙し原発の必要性を訴える)、理工系出身で原発に対して是々非々(本業で大きな恩恵を受けていた)の対応をする友里は冷静にもの申したいと思います。

この堺港発電所、ガスタービンと蒸気タービンを合体させたシステム。俗に言う「コンバインドサイクル」であります。一応火力としては最新の技術に位置するものでして、この堺港発電所は平成21年頃に出来た最新の施設です。

今回羽根が損傷したと発表されたガスタービンは、ジェットエンジンと同じような構造でして、部品の消耗が激しいのが特徴。
例えは極端ですが、部品(主要パーツも含む)の取り替えにより数年で1台分丸ごと交換と同じになるとまで言われている、メーカーサイドとしてはメンテナンスでバンバン儲けられる美味しい機器なのであります。

つまり羽根など主要パーツが壊れることは想定内。というか、壊れる前にどんどん交換するべきものなのであります。そんなに大騒ぎするものなのかどうか。
しかし私が言いたいのはこのことではありません。マスコミは火力のトラブルに対してやけに敏感でありますが、この完成して数年しか経っていないガスタービンでもトラブルがあると言うことは

30年、40年前に建設された原発もかなりトラブルがあるはず

と考えるのがまともな頭ではないか。最新の火力以上に老朽原発はトラブルの可能性が高いと考えるのが自然であると考えます。

ここまでは本日のイントロでありまして、本題(大マスコミに対して)に入りましょう。

昨日の読売の社説を読んで、友里はヘソが茶を沸かす状態になりました。まずはご覧ください。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110813-OYT1T00851.htm

昨今の政治の体たらくは責任をとらない政治家が問題であり、終戦記念日近くだったからかそのことを

大局を見誤った軍幹部の責任回避

と同じと揶揄しております。
確かに負け続けても勝った、勝った、とマスコミ使って偽情報を流し続けた大本営の罪は重い。戦後に一部の人は連合国から無理矢理責任をとらされましたが、それはあくまでスケープゴート。多くの参謀達はそのまま責任とらず、中には大商社のトップになって政財界に君臨した人まで輩出してしまった。

もっと大きな問題は、その大本営に媚びへつらって国民をミスリードしたマスコミが大きな責任をとったのかと言うことであります。
すぐカッとなり一般視聴者を引かせてしまう勝谷誠彦氏、そのキャラが嫌いながらたまに本質を突いて良いことを言うのでメルマガをとっているのですが、彼はこの大本営を

軍服を着た官僚

と例えておりました。そしてこの責任をとらなかった軍服を着た官僚と同じように暴走をしているのが、

財務官僚

だと例えているのです。
消費税も含めた増税の是非論争の決着は、はっきり言って

増税してみなければわからない

のではないか。瀕死の病人を無理矢理働かせて銭をとった方が良いのか、まずは病人を治療して健康にしてから働かせた方が良いのか。
増税論者は

このままでは治療費もないから早晩死んでしまう。まずは働かせて治療費を稼がせろ

という理論でありまして、増税反対者は

無理に働かせたら死んでしまって元も子もなくなる

この論争、医者でさえ決断できない問題でして、私はやってみなければ誰もわからないと考えるのです。最終的にはコインの裏表で決めるしかないのではないか。
増税論者である読売でありますが、そんな誰にもわからないことで、財務官僚の片棒を担ぐのではなく、冷静にメリット・デメリットを国民に解説することが大マスコミの使命ではないか。

だいたい責任回避は政治家と大マスコミの専売特許ではありません。それ以上に逃げまくっているのが、官僚であることは薬害や郵貯の問題で誰も自腹で責任をとっていない事実が証明しております。
かんぽの宿をタダ同然で売った責任をとって自腹で補填をした役人がいるか。薬害で犠牲になった患者に自腹で補償した役人がいるか。ぜ?んぶ、国民へ責任転嫁(税金)しているではないですか。

国税庁を外局にもつから怖いのかどうか知りませんが、財務省に特に配慮を感じる大マスコミ。
増税論者である財務官僚を表に引っ張り出して反対論者とディスカッションさせるとかの公平性を示したらどうなのか。もし増税で日本経済が崩壊したら、

腹を切るほどの責任をとるのか

となぜ財務官僚に迫らないのか。
いやまず、今までの官僚の責任回避を一度でも社説で徹底的に論じてみろと私は言いたい。

だいたい政局だと称して、政治の世界にいちいち首突っ込んでくる目立ちたがり主筆を自浄できない読売が

他人の責任回避

をどうこう言える立場ではないと友里は考えます。

最近訪問した店 短評編 2011-28

今月で本当にやめてしまうのか菅総理。尋常な人ではないと聞いておりましたから、もっと粘りまくり原発行政はじめ日本の政治システムをリセットしてくれると期待していただけに友里は残念であります。
外交も一時的にはストップするでしょうが、政治・行政システムに加えて

利権システムも目茶苦茶

になれば日本は生まれ変われると思うだけに拍子抜けであります。
魂売って(もともと魂ないかも)財務省の操り人形になった野田佳彦氏が代表になった日には、大本営の暴走で戦線を拡大してしまった戦前戦中の日本と同じではないか。
しかも野田氏、日本の政治を更に悪くした

松下政経塾の一期生

なんですね。社会で研鑽を積むことを拒否し若くして政治の世界で

飯食っていこう

とソロバンはじいた人間が、己を捨てて国のために尽くすとは思えません。財務省の指令によってイケイケどんどんで増税に突き進む現代日本。
このままでは財政破綻して国が潰れるとマスコミ使って国民を洗脳する様は、負け続けても勝った、勝った、とマスコミ使って偽情報を流し続けた大本営と同じではないか。

歴史は繰り返す

まさに名言であります。詳しくは別の日に述べてみたいと思いますが、この日本に友里征耶(自己顕示欲はありますけど、こと料理店評価に関してのみ)のように

己の損得関係なく身を張る

人がいないのが日本の悲劇であります。

旧盆なので関西に帰っているのですがちょっと立ち寄った京都、暑かったです。さすが日本最大の観光地?だけあって、飲食店はお盆の最中も営業。何店か京料理を楽しんできました。

さて3店です。

四川
なんでホテルのレストランでこんなに混んでいるのか。訪問する度に満席を確認するだけではなく、当日では予約が入れられないほどの盛況さ。東京中の四川料理好きが群れなしてはせ参じているのではないでしょうか。こう言っては怒られるかもしれませんが、地元客だけではこの高額店の大キャパを埋められないと思います。
旬の冬瓜や茄子を使った料理が美味しかったです。

きよ田
1年ちかくご無沙汰だったかも。持っている友里、前回の訪問では西麻布霞町の若手独立料理人と遭遇したのですが、今回は不発でありました。
この時期もっとも厳しい鮪、その鮪に拘っている(なんちゃっての入船とは違います)店ではどのようなものが提供されるかを確認するための訪問でした。
やはりこの時期では驚くほどの鮪には出会えませんでしたが、白身、〆ものと高額店だけあって相変わらず良かった。ただし支払額が徐々に4万円に近づいているのを実感すると、客層はますます限定されていくような気がします。

ふぐ 福治
この時期フグではなく鱧と天然鰻を期待しての訪問であります。
鱧尽くしコース、1万数千円のコースとしては質、量とも充分。落としに焼き、そしてシャブシャブと堪能しました。
天然鰻は青森産でありましたが、今回はタレ焼き(直焼き)にして正解。そこらの鰻専門店の自称天然鰻より満足して店を後にしました。