TPP推進者よ、この質問に逃げずに答えてみろ!

APECでのドジョウ総理TPP参加宣言まであと10日あまりか。

オバマ(アメリカ)を助けるためTPPに参加する

との内部決定資料があるとか聞きましたが、これほど国内で反対があるのに歴史が証明するとこのままドジョウは押し切ってしまうのか。

数週間前でしたか、TBSの日曜朝の番組でTPPについてコメンテーターが賛否の意見を語っておりましたが、慎重派の金子勝氏の以下の発言でスタジオ内は凍てつき、推進派は言葉が続きませんでした。

カナダがなぜ参加しないのか。それは「酪農」除外を条件に参加を希望したら、アメリカから参加を断られた

日本と違ってカナダはハードネゴシエーターだとアメリカは思っているのでしょうか。酪農除外ではうま味がなくなると考えたのでしょうが、中国や韓国の不参加理由だけではなく、カナダの不参加についても報道するマスコミがないのが残念であります。

参加してルール造りから協議するべきと推進派は言っておりますが、カナダ式に

米など農業、そして金融、サービス、そして医療、郵貯

などを除外の条件で参加を希望したらどうか。
参加宣言してからルール造りで論争するより、まずは自国の主張を全面に出してから参加を宣言するのが国家間の交渉のイロハではないか。国民にもその方がわかりやすい。

TPP反対派を懐柔、もしくは斬り捨てるのではなく、TPP反対派と

除外項目を決める

ことが一番の国益であると友里は考えます。私は推進派に問いたい。

なぜ参加宣言前に除外項目で国内一致を目指さないのか

その理由は簡単。そんな事をしたら

?アメリカが得をしない

からであります。国益ではなく、己の儲け(新既得権)や権力保身を第一に考えている連中は

日本が損してもアメリカが得すれば、結果的に己が得する

と計算しているからであります。
読者の方から、なぜ韓国や中国がTPPに参加しないかをわかりやすく説明したQ&Aを教えていただきました。

http://www.nochuri.co.jp/skrepo/pdf/sr20110217tpp.pdf

皆様にはぜひ、?章の「韓国・中国のTPP」だけでも読んでいただきたい。
米の除外のため、他の件で譲りすぎたと国内から大きな批判がわき出した韓国でありますが、アメリカとの個別交渉であるFTAに関して

韓国に出来てなぜ日本に出来ないのか

をTPP推進派の国会議員、役人、そしてマスコミは説明する責任があると私は考えます。理由は簡単なんですけどね。私なら

アメリカが日本とFTAを結んだら、TPPに日本を引き入れるよりアメリカの儲けが激減するから

と本当のことを語ってしまいます。要はアメリカに気を遣って日本は

FTAを自主規制

してしまっただけであります。

TPP推進派の大新聞社。もしかしたらTPP参加によって生命線である

宅配制度や再販制度

がTPP参加国企業の参加や利益を損なうと訴えられる可能性を想定していないのか。

公共事業で喰っている大企業(ゼネコンや上下水道設備メーカー)。JISマークや水道協会認定マーク、建設業免許が海外メーカーには不公平だとグローバルスタンダード化されても、今までの売り上げを確保できると思っているのか。

地域で殿様気分の電力会社。地域独占はアメリカスタンダードではないと、アメリカ並みに電力会社が乱立してしまう可能性を想定していないのか。

TPP参加国内で関税が撤廃されても、もともとアメリカの関税が5%程度だから

輸出は伸びない

というTPP慎重派の主張は、TPP推進派も認めるところであります。

日本企業で大儲けできるのは

大量の化学肥料などを扱う
遺伝子操作した農産物を輸入する

といった化学工業会社や商社くらいではないか。
経団連のアフォ会長の住み家は確か化学工業だったはず。その提携先のアメリカ企業(モンサント社)はベトナム戦争でアメリカが散布したという

枯れ葉剤

を製造していたと聞いたことがあります。
ネットではこんな情報は常識なのですが、なぜマスコミはこのような事を報道しないのか。その理由は日本の権力者と同じく

住友化学、もとい、アメリカが怖いから

としか友里は思いつきません。

カナダに見習ってTPP参加宣言する前に国益を考えて除外項目を宣言しろ

との問いかけに、TPP推進派は答えられるのでしょうか。