9/24のブログで述べましたように、初回の訪問ではどの店にも入れず空振りに終わった銀座三越のレストランフロア。負けん気の強い友里としましてはこのままでは終わりたくないと、先日再挑戦してきました。
朝から雨が降る週はじめ。こんな日はデパートへ行く客もいないだろうと、打ち合わせ後取引先の女性担当者を連れて10:45頃(レストランのオープンは11時から)に突入したのですが、私の判断は甘かった。客なんていないと思っていたのですが、主だった店には何人かの行列が出来ているではありませんか。
どの店に入ろうかゆっくり現地で検討するつもりだったのですが、そんな余裕がないと判断して、一番突っ込みどころがあると思われる店前に直行したのです。その店とは?
主人がポルシェ・カイエンを駆使して摘み草をとっているとTV報道された美山荘の出店・石楠花(しゃくなげ)
であります。
しかし11時になっても並んでいる客を入れないんですね、この店。11時過ぎにボチボチやってくる予約客はすぐに入れるのですが、行列客はそのまま。他の店ではオープンと同時に行列客を店内に誘導していましたから、私は疑問というか疑惑を抱いたのです。
行列偽装
ではないかと。
オープン時刻から5分以上すぎた頃でしょうか、ようやく行列の1組目を店内へ入れましたが、2組目はそのまま。その後もこのペースは変わりません。イライラしながら見ておりましたが、5組目の客が店内に入ったのはなんと20分過ぎとなっておりました。
オープン20分で食べ終わって出る客なんていませんから、席は空いているのに20分以上かけて客を店内へ誘導する「石楠花」。
おかげでこの店の行列は同フロアの他店よりかなり長くなっておりました。
世には入店時刻をずらしている(予約時刻をずらしている)レストランがありますが、それは店のオペレーション上調理がスムーズに出来ない場合であります。
ところがこの「石楠花」、オープンキッチンで調理状況が丸見え。多分東京で駆り集めたスタッフばかりなんでしょう、大勢が造り置きを皿に盛りつけているだけであります。
坊主頭で偉そうに仕切っている人が多分美山荘のプロパー(煮方?)なのか。お椀(といっても単なる白味噌仕立て)と炊き合わせ(とろみのついた出汁を事前に炊いた食材にかけているだけ)を担当していましたが、これもやっつけ仕事にしか見えません。調理というよりデパ地下の弁当を盛っているような光景なのです。
オープンと同時に一気に行列客を入れても、この店のオペレーションでは充分に対応できるのです。店側のスタンスの人ではなく、客側の立場にたつ友里の目には、この入場規制は
行列偽装
にしか見えなかったのです。
肝心の料理ですが、多くの客(オバサンばかり)が食べていた限定食(3500円)を見て、また5000円のコースを食べた感想は
観光地の観光客相手の店レベル
でありました。とても京料理の「名店」の出店の料理のレベルではないんですね。
というか、もともと本店が京料理の名店と言えるのかどうか疑問でありますから、観光客料理となっても不思議ではありません。
夜は最高1万5000円コースまであるようですが、この寄せ集めの厨房スタッフで支払い額に値する料理が出せるとは思えません。
再開発ビル、リニューアル百貨店の出店にCPよい店なし
は定説です。
昨日、満席偽装の疑いがあるとブログで取り上げた「鮨 三谷」に関して、読者から香ばしい情報が入りました。
予約するため店へ電話したそうですが、そのやり取りに私はまたまた椅子から転げ落ちそうになったのです。
貴重なブログネタなので詳細は明日のブログにまわしますがちょっとだけ予告を。なんと半年先ではなく、夜の最短の予約は
8ヶ月先
でないと出来ないとか。友里ブログを意識してか店側の応対も神経質になっているようです。
明日をお楽しみに。