野党の立場だからこその正論なのか

今さら「レベル7」と言われてもシラけるだけの福島第一原発事故。ボロボロの原子炉建屋を2つも3つも毎日見せつけられたら、事の重大さはサルでない限り小学生でもわかると思うのですが、政府は日本国民をサル並みだと思っているのでしょうか。
アフォ、もとい、純粋無垢だから騙し続けられると軽く考えていたのでしょう。しかし

レベル4→5→7

との自己判定の迷走振り。世界に日本の恥を晒してしまった。外部へ放出してしまった放射性物質が

67万テラベクレル(テラは1兆倍)

と天文学的な数字を聞いても、放射性物質に関してド素人の友里にはただ「エライ事になった」くらいしかわかりません。現在でも1時間当たり

1万テラベクレル

が放出し続けていると言いますから、この先どこまで放出量が伸びるのか、どこかの大臣ではないですが

神のみぞ知る

領域になってしまったと私は考えます。
今の段階でさえ、アフォ、もとい純粋無垢ではない普通の国民には

避難地域の人たちはもう家に戻れないのではないか

と気付いていると思うのですが、政府はいつ頃このような「見立て」を発表するのかしないのか。
今朝のTVでは、元キャリア官僚、現在俳優と自称する人(芸名:早坂実)がコメンテーターとして

この国の一大事にトップを替える必要はない

と気張っておりましたが、私はこの純粋無垢な彼に言いたい。

そのトップがサル並みだとわかっても替えずに我慢するのか

と。毎年国のトップが変わるのはいかがなものか。この一大事にトップを交替させてよいのか、とのつまらない理屈に私は納得できません。
ダメなものや有害なものは、気付いたらすぐ摘出するのは医学では常識のはず。毎年手術をしてきたからといって、新たにガンを発見したのに

毎年手術してきたからもうガンの手術はできない

と手術を回避する人は、手術に耐える体力がなくなった人か、近藤医師の信奉者くらいではないでしょうか。世には

過ちを正すに憚(はばか)ることなかれ

という言葉もあります。間違ってサル並みの人をトップにしてしまったことを素直に認めて速やかに交替させなければ、日本の悲劇は終わりません。
元キャリア官僚との触れ込みですから、東大出ではないかこの自称俳優さん。(今調べたら東大法学部卒業)

東大に合格するような人でも純粋無垢(はっきり言ってアフォ)な人が居たんだ

と友里は驚いたのです。

友里掲示板で、野党自民党の河野太郎議員のブログ紹介がありました。最近めっきり露出が減って埋没してしまったと思っていたのですが、今回の原発事故でまたスポットが当たったようです。

http://www.taro.org/2011/04/post-977.php

一貫して原発の危険性を訴えていたからか、原発ムラからTV局に圧力をかけられてマスコミから干されていたと聞いていましたが、この一大事で復活。そのブログではまったくの正論を展開しております。
原発で飯食っている人の末端に位置する友里でさえ

もしかして原発がなくても電力は足りるのではないか
電力は金(広告料)でマスコミに圧力かけて批判を封じ込めている

と思っていただけに、膝ポンでありました。
自民党内でも変人と言われている河野氏ですが、この対原発姿勢がウケたのか党内での存在感は復活してきたそうです。
野党の身では美味しい利権にありつけないので正論を吐くことが出来るのは野党時代の民主党も同じ。果たして自民党が与党に返り咲いたときも

河野氏を支持する自民党議員が残っているかどうか

に注目であります。