茶寮 あら井

一昨日のブログにつきまして、読者の方々から沢山の情報をいただきました。ここに御礼申し上げます。
今年はじめから賃貸物件として出回っていた(相場以上に高い賃料設定だったとか)、以前から経営が厳しいと言われていた、数年前に長年務めていた板長が辞めていた、などの情報をいただきました。無期限の「休業」か「閉店」で間違いないと思います。
私はミシュランに飲食店の経営状態を察知しろと言っているのではありません。経営が苦しくなってきた店は、必ず「クオリティ」が下がるはずで、そんな店の料理に星を付けるなんて「自分たちは味がわからない」と言っているようなものだと料理自体への彼らの調査能力を疑問視しているだけであります。
恵比寿の「レトワール」も良い料理でしたが、最後の数年はクオリティの低下を感じるとブログに書いた記憶があります。「ジョージアン」もしかり。
経営が苦しくなれば、原価率や厨房・サービススタッフの経費をカットするのは仕方なく、クオリティを保つことは不可能です。まして「あら井」は数年前に板長が辞めたそうですから、かなり料理が変わったのではないでしょうか。
「とうふ屋 うかい」や「小笠原伯爵亭」など見せ掛けの「箱物」に弱いミシュラン調査員が、またまた店構えだけでひっかかってしまった、という証左と言えます。
しかしミシュラン調査員、デビュー前は経験不足の過食のオコチャマ・来栖けい氏や化学調味料大好きのJ.C.オカザワよりも味がわからない人たちのようで、来年度版のミシュランガイド、大丈夫なのでしょうか。
ミシュランがこけたら友里の存在価値が半減しますので、非常に心配であります。