羽田空港国内線ゲート前の立ち食い寿司

消費税問題のおかげですっかりTPP参加問題が埋没してしまったかの日本。しかし、しっかりアメリカはやっていたんですね。今朝の日経新聞の1面には

米「軽廃止」取り下げ

と出ておりました。アメリカ大手自動車会社が日本の軽自動車への優遇措置は合理的ではないと撤廃を要求していたのですが、7日からの事前協議でその撤廃要求を取り下げるというのです。
地方に行ったら一家に1台はあるかもしれない軽自動車。この優遇措置を撤廃させようとしたら、スズキやダイハツといった軽自動車メーカーだけではなく、多くの人たちを敵に回してしまい、日本のTPP参加が危うくなるかもしれない。そんなことになったら

他の旨み(医療や化学分野など)も手に入らなくなる

と、市場価値としては魅力のない日本への自動車売りつけを諦めたのでしょうか。アメリカは車ではなく他の分野で

もっと日本人から搾り取る

と方針を変更したと読みました。
消費税にTPP、そして遅々として進まない震災復興に株安円高。永田町を見れば己の欲(名誉欲や金銭欲)を押さえきれない議員(特に与党のチビッコギャングや松下政経塾出身者)ばかり。日本脱出を考える富裕層が増えてくるのも仕方ないことであります。

さて先日博多への出張で羽田空港から飛行機に乗ったのですが、出発ゲート近くになんと「立ち食い寿司」があることに気がついたのであります。

又こい家

とありまして、小さなカウンターで外人が寿司をつまんでおりました。ここは話のタネにと出発まで20分ほどあったので友里も入店(ドアがないので入店ではなくカウンター前に立っただけ)したのであります。

セットもあるようですが、1ヶ120円から500円までの握りや巻物に日本酒をちょっと。赤身、中トロ、トロと鮪はミナミマグロ、その他のタネも産地が書かれておりまして驚きました。
マグロは冷凍そのもので提供温度は低すぎ。しかし赤身は120円を考えると仕方ないか。中トロも240円なりのお味。大トロは360円だったと記憶しておりますが、見た目は真っ白でして、ミナミマグロというよりスーパーに出ているメバチやキハダ系と見間違う色合いでありました。面白かったのは

中落ちこぼし(500円)

何なのかと頼んだところ、自称中落ちの軍艦巻きでして、皿にはその自称中落ちがこぼれ落ちておりました。見た目お得感があるように感じさせる一品であります。
日本酒500円の飲みながらの15分、お支払いは〆て

2,560円

でありました。鰺や白身を入れて食べた寿司は7ヶ。日本酒入れての支払額ですから、食後感はまずまずであったと報告させていただきます。

しかし日本だけではない昨今の寿司ブーム。アルバの田舎町にも寿司屋があったくらいですから、本場の空港出発ゲートに寿司屋があっても不思議ではないのかもしれません。
大阪&北日本ではなく、九州はじめ西日本向けのゲート付近(しかもJAL)にある立ち食い寿司屋。出発まで時間がある方は、話のタネに面白いかもしれません。
しかし握り手のオヤジさん、レジでしっかり現金を触っておりましたが、あの後どのような処理をしたのかちょっと心配であります。