海外でも覆面ライターは嫌われ者?

「月刊めしとも」がなくなってマスコミ露出の道が途絶えたJ.C.オカザワ。邱永漢さんのHPで4年以上もせっせと無償でコラムを書き続けているということは、無償以外の仕事がほとんどこないということ。コラムの内容も「居酒屋巡り」ばかりですし、肝心の文章にヒネリや毒がなく面白みがまったくない。
有償のオファーが来ないのは当たり前で、これでは邱さんの無償仕事を止めるに止められない(世間への露出がなくなるので)というものです。
そんなオカザワが以前から友里征耶に毒づいていたのが

薄毛の噛みつきブラッシー

であります。店だけではなく誰にでも噛みつくと思い込み、往年のプロレスラー(噛みつきが得意技)・ブラッシーに例えたようですが、彼が揶揄したかったのはその中での「薄毛」であります。
本人(友里)は自覚がないのですが、オカザワ以外の他人もそう思っていたというのがわかったのが、先日の関西訪問でありました。
あるイタリアンで久々にお会いした女史から

○○さん(友里の本名)、見違えるほど毛が濃くなったわね

と言われたのです。良く言えばあっけらかん、はっきり言えばデリカシー欠如のこの女史の発言に、その場にいた他の人からも

そう言えば濃くなったかも

と賛同の言葉が続いたのです。取り立てて高額な養毛剤を使用しているわけではなく、1000円前後の普通の育毛剤を振り掛けているだけ。そんなに効果が出るとは思えないのですが、後でマジマジと鏡を見て

抜けが止まったかも

と感じたのです。この歳(50歳台)でこの生え状態ということで、何とか踏ん張って最悪の状態は回避できたと自分の髪の毛を褒めてやりたくなりました。
今後は仕事がないプータローライター・オカザワから突っ込まれることもなくなるでしょう。

さて昨日、友里掲示板の書き込みで面白いネタを見つけました。まずはご覧下さい。

http://www.sponichi.co.jp/society/flash/KFullFlash20101225031.html?feature=related

ロサンゼルスの地元紙でレストラン批評を書いている覆面ライターが、反発する店主に写真を撮られて追い出されてしまったとか。

彼女にわれわれの店を批評してほしくない。彼女の批評は不必要に厳しく理不尽だ

私はこの店主の主張を読み、勘違いした(自分勝手な)店主は日米問わず存在するのだとあらためて感じたのであります。彼女の批評が

不必要に厳しいのか
理不尽なのか

は、その地元紙の読者が判断することであって、批評対象側が判断することではありません。どうしてレストランサイドの人はこんな当たり前のことを冷静に受け止められないのでしょうか。
この記事を読んで私自身のことを思い出したのは言うまでもありません。

そう言えば「すし処 しみづ」、清水氏は私の会社に乗りこんで来て

京都で女性と歩いていた
我々にご教授いただきたい

とか殴り書いた紙を置いて行きながら、私がそのお礼に店を訪問した際、空席があっても(読者がその直後フリで訪問して座れた)

予約で一杯

と一度座ったにもかかわらず追い出されてしまった。六本木の「鮨 なかむら」では

下品な女性と来ていた友里を隠し撮りした

とネットで勝利宣言されてしまった。

ロスの女性ライターも友里と同じく、一般読者の目線で店評価をしているがために店側から恨まれているから邪険にされるのでしょう。
同じ覆面でも歓迎される

ミシュラン調査員

とここまで待遇が違うのは何なのか。それはミシュランガイド(日本版だけではなく欧米版も)が、

一般読者側ではなく店側に立ち位置を変えてしまった

からだと私は考えるのです。

読者の目線で活動する覆面ライターは日米問わず大変であります。