東京ミッドタウン 1  ヒルズとの違い

なかなか行けなかった「東京ミッドタウン」、やっと何回か訪問することが出来ました。六本木ヒルズと違って数回の訪問で飲食店エリアはほぼ理解できました。今日はまず、訪問しての全体的な印象、六本木ヒルズとの違いなどを友里的に述べてみたいと思います。
週末などはかなりの人出だったと感じるのですが、歩き回るのにそれほどの混雑感がありません。通路が広くヒルズのように迷路のように曲がりくねっていないからでしょう。
飲食店は主に2つのエリアにあります。比較的廉価でキャパの小さな店は「プラザ」という区域、比較的高額な店は「ガーデンテラス」という区域に集中しております。ガーデンテラスはB1から4Fまで分散しているのですが、プラザは店舗が集中しています。
六本木ヒルズとの大きな違いは、再開発ビルや駅ビルでお馴染みの店が少ないということでしょうか。「串の坊」、「寿司清系列」、「サルヴァトーレ」、「トラジ」、「和幸」といったどこでも見かけるような多店舗展開の店はあまりありません。新鮮さを出したかったのでしょうか、別にミッドタウンでなくても食べられるといった店を選ばなかったのはよかったと思います。観光スポットと言っても、京都などとちがって永遠に観光客が訪問し続けるものではない再開発ビル。新しい話題のビルができるまでの短い賞味期限であります。よって、どこでも食べられる店を入れるより、希少性のある店を入れた方がその店を目的に訪問する客が来ますから、再開発ビルの寿命も延びるというものです。もともと本当に、CP良い店、美味しい店はわざわざ高い地代の再開発ビルに入らなくても客は来るというもの。再開発ビルの必然性は繁盛店にはあまりないと考えます。
また、ヒルズと違って、「デリ」、「イートイン」などの店が多い。テイクアウトして通路脇のテーブルで食べられる無料のスペースや、かなり大き目のフードコートまでありました。客の色々なニーズに対応できる形態です。いずれは来る再開発ビルの「賞味期限切れ」に対しての延命対策がヒルズと比べてかなり考えられているのです。
スーパーもヒルズよりかなり充実しているでしょうか。三井不動産はかなりヒルズを研究したというか、反面教師にして満を持してオープンしてきたと考えます。
超高額店は招致しておらず、鮨屋や焼肉屋なども見当たりません。数ヶ月後はこなれて予約も取りやすく飛び込みでもかなりの店へ入れるようになると思いますが、賞味期限が切れるまではヒルズに圧勝し続けると思います。六本木ヒルズへ客が帰るのは難しく、テナント、特に飲食店はこれからも苦戦が続くでしょう。
個別の店のコメントは後日アップしていきます。