来栖けいさん、和食店の出資募集をしているって本当? 2

「公式ブログ」と自称しているのに、契約がないと言っている「風間氏」を未だに取材の問い合わせ先とし、メールアドレスや携帯電話番号を掲載している来栖けい氏。不思議です。
http://www.kurusukei.com/

友里さま

ご連絡ありがとうございます。
当方は来栖けい氏と契約はなく
ブログ上のメールアドレスが残ってしまっている
状況でございます。

現在は来栖本人が法人を立ち上げており
そちらで対応しているとおもいます
大変恐縮ではございますが
質問等は直接本人へお問い合わせください。

風間

としっかり返事をいただいているからです。
まあそのような細かいことは置いておいて、本日は来栖氏の「元赤坂 ながずみ」出資募集に対して、なぜ友里は問題にするのかを述べたいと思います。おそらくご本人である来栖けい氏は、なぜ問題にされるのかをまったく理解していないと思うからであります。
根本的な問題ですが、「来栖けい」とは何者なのか。TVなどマスコミでタレント活動のようなことをしていますが、「大食い」や意外性のある外観をウリにする「変わり者キャラ」の人ではなく、本来は多数の外食経験(デビュー前は有名高額店にほとんど行ったことがなかった、海外へ最近まで行ったことがなかった、などの話はありますが)をベースにした、飲食店や料理の評論活動をする人のはずです。
和食やフレンチなど違ったジャンルの料理を一緒くたにして「ベスト200皿」なる無味なランキングをしておりますが、いわゆる「料理評論」を志向している人であると思います。
「オールアバウト」のガイドになって紹介業色が濃くなり、「宣伝屋」のイメージが強くなりましたが、「東京最高のレストラン」で毎年料理店の評価をしていることからも世間は単なる「宣伝屋」とは思っていないはずです。
問題点はオコチャマにも理解できるように簡単に2つに絞ります。
1.料理人との関係を考え直せ
料理や料理店をいかにも第三者的にランキングや点数をつけて評価している人が、その評価対象となり得る料理人を「個人的」に応援してしまって、冷静な評価が出来るのか。
「元赤坂 ながずみ」だけではなく、他店も含めて真っ当な評価が出来るとは思えません。私がヨイショライターと称している自称料理評論家や自称レストランジャーナリストたちも陥っているこの料理人との「癒着」。
番記者と政治屋の関係と同じで、「貸し借り」が発生する関係で一般読者に利益ある評論や記事が書けるはずがないのです。
2.応援したいなら個人で出資しろ
来栖氏は多分、「才能ある料理人を手助けしてなぜ悪い」と思っていることでしょう。
私は、料理人の独立への援助が「悪」だと言っているのではありません。オーナーシェフと雑誌で紹介されながら、実は自己出資金はほとんどなく(自分名義の借入金もなし)、ほとんどスポンサー頼りでオープンした「似非オーナー」が多いのは周知の事実であります。
相撲に限らず音楽界、美術界など芸術や文化の世界でも「タニマチ」なるスポンサーが存在していますから、私はそれ自体を否定するものではありません。
本当にその才能を理解して応援したいと思ったなら、店に「タダ券」を発行させて純粋無垢な自分の信奉者にチマチマと5万円単位で出資を募るのではなく、自分でド?ンと出資したら良いではないか。(但し、店評論活動を封印してから)
若いときから自腹で毎日外食している身分なら、6000軒とも9000軒とも店訪問回数を自慢するほどの身ならば、充分可能ではないかと他人は思うでしょう。
そのような余裕の貯蓄がないとしても、自腹という毎日の外食費を削ったら、出資は可能になるのではないでしょうか。
百歩譲って店評論活動を封印しなくても結構。小河氏に「タダ券」を発行させて負担をかけることなく、読者はじめ誰にも自慢せず、資金提供するのが「粋」というものではないでしょうか。
もしくは黙ってスポンサーを見つけてきて紹介すればいいのです。
勿論、今年末に発売される「東京最高のレストラン 2010」のニューカマーの章で一切取り上げず無視を決め込む「矜恃」も必要であります。
私は「ぴあ株式会社」に問いたい。「東京最高のレストラン 2010」で評価人が出資募集をした店をどう扱うつもりなのか。
出版社としての「矜恃」も問われる問題であると考えます。
友里掲示板
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