本日も「グルメの真実」出版延期に関して

昨日のブログで、宝島社から出版予定の新書「グルメの真実」の発売延期を発表しましたところ、掲示板やメールで読者の皆様から多くのご意見をいただきました。

実名掲載&減ページ反対

のご意見ばかりでありまして、中には「直ぐざま出版社を変えろ」という過激なアドヴァイスもありました。
今、昨日のブログを自ら読み返してみて、あらためて怒りがこみ上げてきたのです。

こんな無能で責任感のない、いい加減な編集者を野放しにしていた編プロ経営者の罪は重い

と私は声を大にして言いたい。そして

こんな編集者に気づかなかった己のアフォさ加減に嫌気がさした

のであります。大マスコミやヨイショ料理評論家、ヨイショライターに「検証精神がない」と批判している友里でありますが、己も同じでありました。

昨日から色々とアドヴァイスやお考えをいただきましたので、本日はこの新書に対する友里征耶の出版スタンスを再確認させていただきます。

実名掲載については、宝島社も認めるところとなりました。
過去の拙著や友里ブログ、店評価ブログでお馴染みの店や人物に実名で登場していただくことは友里本の必須事項(除くグルメの嘘)、古い言い回しでありますが、友里が実名掲載をやめると言うことは

クリープのないコーヒー

みたいなものであります。こんな古い言い回しでなく最新の例えとするならば

タダ飯をやめた関谷江里さん

でありましょうか。

自己陶酔を封印した佐藤尚之さん

ともいえまして、己の存在価値を否定してしまうことになります。いずれもまったく面白みがない。
宝島社からではなく、他の出版社を模索する場合でもこの

実名掲載

は譲れないのであります。実名での掲載を認める出版社が出ないなら、この原稿はお蔵行きとなるかもしれません。

そしてもう1つの「減ページ」でありますが、私はページ数(字数)を減らすこと自体は拒否しておりません。
文章力、語彙力に乏しい友里ですから、無駄な形容や文が多いのではないか。重複する描写もあるでしょう。そのようなものを削り取るのは当たり前なのですが、史上最強の編集者であった件の編プロ担当者がとった

項目丸ごと削除

には、絶対に反対であります。
私が思うに、彼には時間と編集能力が足りなかったのでしょう。余分な文字数を削ることが出来ず、一番安易な

丸ごと削除

でページ数を合わせようとしたことが大きな問題となったのです。
知名度が劣り、売れ行きも期待できない副業ライターだからといって、心血注いで(大袈裟)書いたものを

無断で削除

はあまりに著者をバカにしているとしか思えません。
贅肉を削るだけでは当初予定の190ページに到達できず、宝島社が増ページに転向せず項目削除を再び要求してきたら

宝島社からの出版を諦める

ことも考えなければなりません。今回無断で削除されたものは、自分で言うのもなんですが

面白い、切り口斬新、他に誰も書いていない

といったものが多い。残された項目には、過去の友里本で取り上げたものがありますだけに、どうしても譲れない一線なのであります。

週明けに果たして一からやり直した校正原稿が出来上がってくるのか。昨日も書きましたが、今週中に苦しい決断をすることになるかもしれません。