最近訪問した店 短評編 5

郵政民営化の「悪」の部分が最近注目されています。
「オリックスへの一括払い下げ」だけではなく、1万円→6000万円で転売された「宿」まであるようですから、この「郵政民営化」による国民資産の「買いたたき→高値売り」、いわゆる「国有地転がし」のビジネスモデルを考えた小泉内閣及び竹中大臣は天才であります。
物にはまず裏表があると言っても過言ではないでしょう。友里も正面では一般客の為と声高に言っておりますが、裏では自身の「自己顕示欲」を満たすというモチベーションが主体です。
あの「郵政民営化」で表面的に発表されたメリットの裏に、美味しい「儲け話」が潜んでいたということです。
今の政治屋が本気で「国」や「国民」の為だけに行動を起こすはずがありません。必ず裏に何かあると疑うことが必要です。
ですから、「さとなお」さんのような方は彼らにとってはカモ、もとい大事なお客、純粋な方が多ければ多いほど、彼らは安泰であると考えます。
さて3店です。
シェ・イノ
1年ぶりに訪問。今回もスペシャリテ満載のコースを頼みました。
ミシュラン脱落、未曾有の不景気と逆風の中、まずまずの客入りでありました。
ワインも意外に高くない。銀座の某店よりかなり安いと思います。
丸安
甲子園口の高額ふぐ屋。噂は聞いていましたがはじめての訪問です。
8キロ級の大物を用意してくれました。
工夫された突き出しや珍味が何品か出て刺身、焼き(とうとうみ 頬など)、白子焼き、唐揚げ、ちり鍋、雑炊とフルコースでの支払いが3万数千円。この高CPは東京ではあり得ません。
一見で入れるのかわかりませんが、シーズン毎に再訪したい店であります。
直心
西宮市の小さな和食店。若い主人は吉兆出身と聞きました。
今回は「クエ」を主体にした特別コースであります。
京都吉兆系とは違う、本来の「湯木料理」の流れをくむ料理で支払額(1万円台後半)を考えると満足した夜でありました。
おまけ
得仙
名古屋の「アンコウ鍋屋」。昼夜とも1日1組しか客を入れず、シーズンはすべて常連客で埋まっているそうです。と言いますか、毎年割り当てがあって訪問できる日時が決まっていて、キャンセルすると翌年から権利を失うそうです。昔のジャイアンツのボックスシートのようなものですね。
ちょっと怖そうな女将がすべて仕切りますが、裏漉し?した肝を溶かしながら食べる鍋、美味しかったです。
来年もボックスシートへのお誘いをお待ちしております。