最近訪問した店 短評編 32

衆院選や覚醒剤問題ですっかり影が薄くなったのが甲子園の高校野球大会でしょうか。そろそろ決勝かなと新聞をはじめてチェックしたら、まだ2回戦ではありませんか。
NHKでは相変わらず放送しているようですが、昔のような注目度がなくなった高校野球。酒井法子と選挙のお陰でますます埋没してしまったようです。
しかし大マスコミなどの既得権益への執着のお陰で、この大会ほど選手やファンにとって真に意味のないものは珍しい。
なぜこの暑い時期に甲子園でしかも1つの球場でやらなければならないのか。
選手もファンも最高のパフォーマンスを望むなら、北海道で数カ所の球場を使って最低中2日はあけるスケジュールを組むべきではないでしょうか。競走馬だってこの時期は、北海道など涼しいところで試合をやっているのです。何を好きこのんでこの暑い中、兵庫で毎日野球をしなければならないのか。
高野連や朝日新聞、そして甲子園関係者は高校球児を競争馬以下にしか思っていないという証左であります。
政府のご用学者たちの天下り先(わたり先)にも見えるカビが生えたような古くさい高野連、ここは1つ、みんなが脱退して新しい団体の下、涼しい北海道でゆっくり気持ち良く競い合ったら選手の故障も激減するでしょうし、選手生命を失う危険も減るはず。
既得権益の連中も、そろそろチェンジが必要だと考えます。
さて3店です。
青木 銀座
実はこの訪問の前、昼間にふっと立ち寄った時でした。帰り際に珍しく主人がエレベーターホールまで見送ってきて、「友里さんですよね」と話しかけてきたのです。さすが東京の鮨屋では天敵扱いになっている友里、青木でも手配写真が回っていたということでしょうか。内容は店や青木氏本人についてのクレームではないので、ここでは開示できないことをご了解下さい。
面と向かって友里と認める訳にもいかず、うやむやにしてその日は帰りましたが、「友里にかましてやった」と業界に吹聴されたらたまらないので間を置かず(といってもアメリカ出張で数週間あきましたが)夜に訪問したのです。
「他の江戸前鮨屋とは違ったタネも使うがCPは良くない」が私の一貫した「青木評」なのですが、なぜか年に何回か訪問してしまう「青木」。
そろそろ同業者も含めて「チーム青木」を組んで、バーベキュー大会をやる頃ではないでしょうか。
古家庵
100年に一度の不景気の影響は、赤坂のこの韓国家庭料理にまで及んできているようです。
以前は満席だった店も、週末だというのに客は疎らでありました。
私的には好みのカムジャタンを出す店であります。
桃の木
「めしとも」麻婆特集で取り上げる可能性があったので訪問しました。ミシュラン騒動も終息したようで、この日の昼はフリでも簡単に入れました。
コースだけではなく単品注文も復活しております。
肝心の麻婆、私は好きになれません。豆板醤とトーチを使わなくても美味しい麻婆、との触れ込みですが、麻もまければ辣もない緩いもの。八角のような香り付けは余計ではないか。
皿は熱いのですが、料理自体が熱くなかったのも不思議でありました。
この店の料理、その他も含めて「過大評価」だと私は考えます。