最近訪問した店 短評編 21

友里掲示板に書き込まれていた情報を確認するため、先日六本木ヒルズの「けやき坂通り」へ行ってきました。「パ マル」がどうなっているかの確認です。
やはり情報通り5/21で閉店となっておりました。集客が芳しくないための閉店なのか実情はわかりませんが、この数年間、ここまで閉店を続出させて森ビル関係者の心は痛まないのでしょうか。
特に「パ マル」の高橋シェフは、「アピシウス」を辞めて自分がやりたかったという小さなスープ主体の店を神田でやっていたはず。それをどう口説いたかわかりませんが、六本木ヒルズの高額店ゾーンへ引っ張り出してしまった。
おそらく高橋シェフは六本木ヒルズに来て、最初のオープン時期を除いてまったく良い思いをしなかったのではないでしょうか。
元グランメゾンの料理長とは言え、市井の小さな店のオーナーシェフを契約で縛って自ビルへ誘い込む営業方針、そろそろ修正するべき時期に来ているのではないかと考えます。
再開発ビルの賞味期限が1年単位であること、高額店は継続が難しいこと、は歴史が証明しております。
個人で頑張っているシェフたちには、今後再開発ビルから自尊心をくすぐる甘い誘いが来たとしても舞い上がらず、ぜひ慎重な態度で臨んでいただきたいと思います。
真面目な弁護士に契約書をチェックしてもらうだけではなく、シビアな経営感覚を持っていると思われる常連客に相談するのも良いと思います。大手デヴェロッパーが主張する「予想メリット」ではなく、「リスク」を検討できるブレーンが必要です。
さて3店です。
チャコ 六本木
久々の訪問。ここのところ1キロ以上の塊を焼いてもらうブロックステーキに嵌っています。というか大勢ではこの方が安上がり。
サシを嫌うので北米産したのもコスト低減に役立ちました。(損害賠償金の支払いで懐が厳しいのかと言われそうです)
冷静に肉自体の味を考えると、アメリカ牛でも純粋なアンガス牛に比べるとかなり質は落ちると思いますが、家族で行くならこれで充分でしょう。当然ワインは3000円レベルの冷やした赤ワインを合わしました。
フレンチ キッチン
巷では友里が大好きと言われている「ブッフェ」です。しかーし、今回訪問してがっかり。
前菜は確かに食べ放題なのですが、メインに当たる肉料理は4種類くらいからのチョイス、つまり1皿で終わりなんです。
サラダなど前菜類もパワーダウンしているように感じました。相変わらず酒類のサービスは鈍くさいほど遅く、今後再訪するかは疑問です。
びのむ
西麻布の隠れ家的な高額オデン屋。鴨の出汁で煮込んだオデンにワインを合わせて食べる店です。ビールはあるけど日本酒はないとか。
ちょっとした小料理がいくつかでてからオデンを食べるのですが、不思議な味わいでありました。美味い、不味いのどちらとも言えない変な味。
しかし勧められるままに飲んだグラスワインの数々、総支払額は、コース価格の3.5倍を超えてビックリです。
調子に乗ってワインを飲み続けると大変な額になりますから自制が必要です。