最近訪問した店 短評編 2011-8

今朝の「時事放談」を見て椅子から転げ落ちそうになりました。小沢側近から一転小沢批判の急先鋒となって小沢批判の舌鋒鋭かった渡部恒三氏ですが、予算案と引き換えに菅首相の退陣も選択肢の1つ、と言ったついでに

小沢さんは潔白だと思っている

と発言したではありませんか。とにかく一度党を出て無罪になってからまた党に復帰してもらいたい、とのフォローもありましたが、つい最近までは

政治と金の問題に決着

とあくまで「クロ」のように小沢氏を批判していたはず。
老齢ではありますが変節漢、もとい風見鶏、もとい是々非々で行動する渡部氏、泥船からの脱出を考え立ち位置を変えて(変えようと)きたと読みました。今まで小沢批判一辺倒だったTBSの「時事放談」も、風向きが変わったのでしょうか。

そういえば同じく小沢批判急先鋒のフジサンケイ系のフジテレビですが、「新報道2001」では民放初出演という輿石東氏を担ぎ出し

元熱血先生でブレない人

と大賛辞していました。おいおい、日教組の中心人物ではなかったのかよ、小沢氏に最も近い人を持ち上げて今までのスタンスはどうしたんだ、と驚いた人は友里征耶だけではないでしょう。
輿石氏がブレない人かどうかわかりませんが、渡部氏、TBS、フジテレビはブレているとしか思えません。

本日のこのブログを読んで、

友里は本業の利権絡みでまた小沢を擁護している

とアンチが吠えるかもしれません。でも違うんですね。
週刊誌だけではなく、TV、大マスコミ、そして菅首相支持派が立場を変えて菅批判、小沢賛辞になってきたら、へそ曲がりな友里は今までとは逆に場合によっては菅擁護、小沢批判に奔ることもあり得るからです。ブレる人、権力を持つ人を批判するのが友里の基本スタンスであります。

さて短評編です。

シェ・イノ
年に一回訪問している店でして、今年のノルマを果たしました。18時過ぎに入店したのですが、早くも半分近くの席が埋まっているではありませんか。
よく見ると軽く還暦を超えた男性グループ(女性はいない)など普通のフレンチの客より平均年齢がかなり高い。お歳を召した方は夜が早い(友里も早寝です)から17時過ぎには入店しているのでしょう。ちょっと奇異に見えるその老男性グループ(6名くらい)は、漏れ聞く話(声がデカイ)から医療関係であることがわかりました。その他、年齢の高い夫婦ではないカップル、シャチョーと秘書など独特の客層は健在でした。
いつものようにスペシャリテを集めたコースを選択。トリュフ玉子、フォアグラ、アルベール風舌びらめ、マリアカラスなど定番は相変わらず美味しい。ただしどれもディープな味付けで、年々完食するのが厳しくなってきました。友里も他人から見たら「老」の範疇になってしまったのでしょうか。

北島亭
満席ではありませんでした。食材の事前プレゼンでは盛んに今日のオススメとして「イチボ」を勧めてきましたが、これは客へのオススメではなく、店の経営としてのオススメ(早い話はやく使いたい)と判断し拒否。仔羊の岩塩蒸しを選択しました。
コンソメウニ、白子のムニエル、そしてこの仔羊とスペシャリテを選択したのですが、美味しいながらも昔のような感激は沸いてこなかった。席の埋まり具合も考えると、賞味期限が迫ってきているのかもしれません。

たまキャアノ
久々の訪問。不景気のせいか予約は半分くらいでしたが、飛び込みが次々に入って満席になりました。
来る度に見かけていたご主人、なんと奥にバーみたいなものを造ってそこで店主人として待機しているではありませんか。たまキャアノの客の流れを期待しているのかわかりませんが、トイレに立ったとき覗いた感じでは盛況ではなかった。
まあ、たまキャアノで席に座ると客が一人減るわけですから、この方がトータルの営業的としては良かったのかもしれません。豊富なメニューから次々とオーダーし続け、食べ過ぎまして今までで最高の支払い額となりました。