新書「グルメの真実」(宝島社)の最終著者校正がやっと終わりました。後は出版社の最終チェックで明日校了となります。
原稿を書き出したのが8月半ば。途中色々なことがありましたが、2ヶ月ほどかけてやっと出版することが出来ました。
書いた本人が言うのもなんですが、結構面白いのではないかと。今回の新書、最大の特徴は
実名表記
であります。「グルメの嘘」(新潮社)では俯瞰的に著すことを優先したため実名表記をしませんでしたが、今回は解禁。
ここの部分はやめておいたらという編集サイドからの提案を再度説得するなどの繰り返しのおかげで、ある放送作家と女性作家の2名を除いてみなさん実名で登場いただいております。
この2名の方、友里ブログでは常連の方。女性作家はすぐわかると思いますが、放送作家は小山薫堂さんではない方と申しておきましょう。先日週刊誌の取材を受けた時ついでに聞いたのですが、今の出版業界ではこの放送作家をネガティヴに取り上げるのは不可能だそうです。ジャニーズ以上の影響力があると聞きますから驚きであります。
それでは「グルメの真実」、よろしくお願いします。
さて3店です。
小十
1年ぶりの訪問か。煮方が独立したのでどうかなと思っていたのですが、影響はないようです。
今回は小上がりだったのですが、カウンターではわからないことを見ることが出来ました。若い衆がかなり多いんですね。3つ星和食と言うことで全国から志望者が殺到するのでしょうか。分店や大きなキャパへの移転は仕方ないのかもしれません。
「小十」自体の移転は来年になるのでしょうか。昔オストラルが入っていたカリオカビル(分店はすでにオープン済み)だそうです。
龍水楼
「絶品レストラン」の増刷祝いで訪問。今回は奮発してスッポン+1品がつくという最高値コースにはじめて挑戦。仔羊のしゃぶしゃぶにたどり着く前に結構お腹が張ってしまいました。
でも一番安いコースに仔羊の追加をバンバンした方が大食いな方には良いかもしれません。今回も薬味を全部、しかもおかわりまでしましたから、翌日のブレス、大変でした。
美かさ
当日の都内の高額天麩羅店の穴子入荷を確認してからの訪問。結論から申し上げますと、今回は小さかったですが穴子が出てきました。
刺身は相変わらずイマイチでしたが、前回(浅利 慶太夫妻と遭遇したとき)と違って、天麩羅は良く感じました。といっても連れの一人は
どうってことない普通
と言っていましたから、何ら傑出したものないのでしょう。
支払額は結構飲んで1万円ちょっと。エビが2尾、キスも前回と違って厚めになっており、マツタケや鱧(質は別にしてアイテム稼ぎ)まで出ましたから、価格的にはリーズナブルな店ではないでしょうか。
17:30スタートと使い勝手は悪いですから、宮崎台では他に連れて行く店がないという「接待」と、都心には出て行きたくないという地元の方限定の天麩羅屋であると考えます。わざわざ都心から訪問する必要はありません。