最近訪問した店 短評編 2011-25

完全に官僚の操り人形になってしまったのか。それとも関連する大きな利権に目が眩んでしまったのか、海江田経産相。昨日のTV番組で

線量計をつけず作業、日本人の誇り

との発言をしたようです。

http://www.asahi.com/national/update/0723/TKY201107230699.html

現場の人たちは線量計をつけて入ると(線量が)上がって法律では働けなくなるから、線量計を置いて入った人がたくさんいる

大きな勘違いをしてしまったのか、野末陳平元秘書。師匠に習って一般庶民のために節税や財テクを訴えて

税金党で初出馬

した初心をどこへ忘れてきたのか。線量計をつけず事故現場で必死に作業すべきは東電下請け企業や臨時採用者など一般庶民ではなく?

東電プロパー、経産省役人、そして安全と吹聴してきた御用学者ふくむ原子力村の住人

であると私は考えます。原子力村への住民票移転を完了してしまったようですが、次期総選挙、選挙に強くない海江田氏の地元東京一区には

ビジュアルな才媛(自民党) 前区会議員(みんなの党) 

たちが出馬すると言われております。
もしかしたら、ワタミ創業者や前神奈川県知事、そのまんま氏も出てくるかもしれません。与謝野さんやドクターは出馬しても泡沫候補で終わるでしょうからカウントしないとしても、海江田氏にとってはチョモランマよりも高い壁が立ちはだかっている現実。
このままでは否応なしに初心に戻って節税&財テクのコメンテーターに戻らざるを得ないと私は予想します。
解散勅書に署名しないとい発言の本音がわかるというものでしょう。

私は違憲だろうが何だろうが菅さんは石にかじりついても

脱原発解散総選挙

をしてすっきりするべきと主張したい。
朝鮮製の下着を着ているのか、中国で散髪しているのか、アメリカ製のスーツを着ているのかわからない、親北朝鮮、親中国、「なんちゃって保守」の3種の名刺を持つ前原誠司氏が大きな顔をしている民主党の不思議。
松原仁氏などのような右から人権弁護士の仙谷由人氏や枝野幸男氏が同じ政党に寄り集まっている矛盾。右派とか左派といった色分けを超えた、完全なイデオロギーの不一致であります。
脱原発解散は、嫌原発と親原発の色分けをします。右や左の思想での色分けと同じような結果になると思われるので(旧利権者と親利権者との色分けも)、政界再編を早める良いチャンスであると考えるからであります。

さて3店です。

喜作(麻布十番)
赤坂にある超高額和食「もりかわ」出身がウリキャッチのおかげか、人気店と聞いていた麻十の和食店。しかしこの日は我々以外飛び込みがわずか一組でありました。疫病神と揶揄される友里の予約が入ると他の客が寄りつかなくなるのでしょうか。
赤坂主人とは従兄弟同士と聞いて驚きましたが、コース価格が1/3程度であるため両店の比較は無理。天草の鱧、郡上八幡の鮎など価格(1万5000円)を考えるとちと質的に物足りなかった。この時期驚いた大間の鮪も友里には理解不能。
時期を変えて再訪してから評価してみたいと考えます。

もりかわ(赤坂)
久しぶりというか、2回目の訪問。今回はカウンターでありました。
以前の記憶がほとんどなく印象に残った料理を思い出せないのですが(単になかっただけかも)、今回は結構満足してしまいました。
この店の特徴はスタートと同時に10皿ちかくも出る小皿料理でしょうか。でも量はしっかり盛られていて、これだけでお腹一杯になりそうです。
吸い地はやや濃いめながら、厚めの大きな鱧のお椀はまずまずで、あこう(造り)も東京で食べたものの中ではトップレベルと感じました。カツオが味濃い調理で天然鰻も蒸し過ぎに感じましたが、その他の料理は満足するものでありました。
客単価は飲み代を入れて5万円前後と、料亭以外では東京でも最高値に位置する高額和食店であります。

ラ・グラップ(西麻布)
前を通る度に、客入りの少なさを感じていたフレンチ。予約でアルザス料理のベッコフを出してくれると聞きましての訪問です。
ザワークラフトとシャキュルトリー(2100円)は量も種類も充分。鎌倉野菜(2100円)もまずまずでした。
主役のベッコフ(2人前 6720円)は仔羊、牛バラ、豚肩肉に  人参・玉葱・ジャガイモと量もたっぷり。思ったより繊細な味わいでありまして、悪くはなかったけど私はジョンティの方が好きかも。
再訪して他の料理を確認したいと思います。