新聞の社説、皆様しっかり読んでいらっしゃるでしょうか。私は家に来る新聞が嫌いな読売ということもあり、見出しをちょっと見るくらいであります。
実は幼なじみも社説論者の一員なのですが、それも読み飛ばしております。昔から頭が難いというか、ちょっと変わっておりまして文章が面白くない。思考も読売的(そうでなければ雇われない)で考えが合わないからであります。
本日の読売社説、見出しだけ読んでいつも以上に違和感を覚えたので、珍しく中身を読んでしまいました。
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20110716-OYT1T00953.htm
細かい内容について突っ込むのではありません。私は問題提起というか、読売が財政危機の収束を急げと投げかけている先が
欧米当局
であることに笑ってしまったのです。
純粋無垢で何も疑うことを知らないお目出度い日本国民を相手に、時の権力のために世論のミスリードに血眼になっている大マスコミ。
記者クラブというぬるま湯につかり、押し紙という制度を未だに維持している極東にある島国の新聞社の提言など
欧米がいちいち相手にするはずがないではないか
これは純粋無垢な人を信奉させる常套手段でありまして、とにかく権威あるもの(今回は欧米)に提言するフリ(実際には届かないというか存在も知られていない)をして己の権威付けをしているだけ。
さすが読売。欧米当局にも物言っている
とアフォな読者を勘違いさせたいだけでありましょう。こんな紙面でいくら吠えても、欧米が気にするはずがありません。
さて3店です。
魯山(新宿伊勢丹)
アメリカ出張で手配が出来なかった中元を手続きしたついでに立ち寄りました。不景気の真っ最中だというのに、相変わらずいわゆる「伊勢丹的富裕層」でカウンターは満席でした。
この店のスタッフの役割ですが、一番偉いはずの店長はカウンターの「お好み客」に対応していないんですね。せっせとテーブル席の「お決まり」を、切り置いた別質のタネを使って握っております。
カウンターは、中堅といいますかトークがうまい職人が奥の常連席を担当。比較的若い職人数人がその他のカウンター客を相手にしております。
友里の定説の一つ、鮨の修業は長期間必要ない、をいつも証明してくれております。
いつものことですが、伊勢丹的富裕層をウオッチングしながら、海鮮系寿司を食べました。
USHIO(六本木)
週刊文春で、自称遊び人の外車ディーラーが、味で20点満点をつけていた浜松風お好み焼きです。六本木の交差点近くの雑居ビルにあります。
特徴は、油と山芋を使わず、フワフワに仕上がった生地の食感でしょうか。そしてお好み焼きの中身が、
田舎焼→沢庵
イタリアン→トマト、チーズ、ウインナー
アメリカン→生卵にハンバーグ
と変わったものばかりであります。
美味い不味いは個人の嗜好で大きく変わりますから敢えて20点満点をクソミソに批判しませんが、わかりやすいというか、今の若い人にウケる
大味
なお好み焼きでありました。
この自称遊び人、プロファイルでは30歳代だったかな。今後この人の店評価は、さとなおさん(佐藤尚之氏)と同じく「濃い味好き」のフィルターをかけて受け止める必要があるでしょう。
二戀(西麻布)
友里が買うと下がる、売ると上がる株と同じく、オススメしたら客が離れるのでしょうか。週末とは言えこの日の客は我々だけでありました。
安い1万数千円のコースを頼んでいればそうは間違いないと思うのですが、この日がたまたまなのか、いつも集客に苦しんでいるのか。
最近はオーナー(ビジュアル的な女性)が店に出ていないとのこと。彼女目当ての常連男性客が来なくなったのも原因の1つかもしれません。