最近訪問した店 短評編 2011-2

この時(内閣改造)を待っていたのでしょうか。今までも一部のマスコミでやっていたそうですが、この週末で大マスコミが一斉に内閣支持率などの世論調査を発表してきました。
いつのまのか政権中枢に食い込んだ大マスコミの世論操作が功を奏したようで、内閣支持率は軒並み30%を超えてしまったようです。
「廃材内閣」とも揶揄されているようですが、今後の菅民主党が反転攻勢に出られるのか、それとも

蝋燭の炎

のように消える直前、俗に言う徒花なのか。支持率は上がったけど誰もが結果を

期待していない

と言われているだけに菅政権(民主党も)は時間の問題と考えます。

さて今年から模様替えした短評編です。

鮨 青空
相変わらず満席です。知り合いなども急な訪問は出来ないと言っておりますが、それでも以前の過熱感はなくなってきたのではないか。常連が多いのは承知していたのですが、今回は隣に座った常連の質が悪かったのが悲劇でありました。
主人に向かって蘊蓄を言いたがる、といった程度なら可愛いものなのですが、連れの女性にアピールしたかったのでしょう。大きな声で、主人も知っているという知人の自慢話をしまくるのです。しかし世の中狭いもので、そのうるさい常連曰く

食関係のハーバードと言われるアメリカの大学(CIA)を出た人

は、友里も知っている男性だったのです。
独特の雰囲気(蝶ネクタイを常用)でお笑い芸人の雰囲気を持つ方。港区でフードコンサルのようなことをしているようで、一度飲食店をやろうかと言っていた人へのオファーを見たことがあるのですが、内容はまったくの

机上の計算

でありまして、客が入り続けることを前提にした計画に私は笑ってしまったのです。この手の人の存在が

誘いに乗って支店を出してしまい、結果泣いているオーナーシェフが後を絶たない

大きな要因ではないか。世の中「言ったもの勝ち」でありまして、口がうまければ(しかも学歴?があれば)、実績がなくても信じる人が出てしまうのでしょうが、こんな人と親しいだけで

人気鮨屋でいい顔

が出来るとしたら、東京の客レベルは低いというものです。
隣がギャーギャーうるさかったので、鮨自体の印象はほとんど残っておりません。

アロマフレスカ
銀座に移転してからの初訪問。3ヶ月待っての入店でありました。
17:30を指定されたのですが、この時間帯の客はゼロ。18時を過ぎてからポツポツと客が入って来ましたから、入店制限をしているとしか思えません。厨房の能力に限界があるので入店時刻を指定しなければならないようです。料理は移転前より更に

無国籍化

しておりました。
蒸し鰻、セイコ蟹、スジアラなどの食材にビックリ。一応パスタは2種(リゾット入れて)出てきましたが、

この料理のどこがイタリアンなのか

が私の感想であります。原田シェフは不在のようでしたが、彼は本場イタリアはじめ海外で

まともなイタリ料理

を食べたことがあるのか。イタリア旅行に長けた方ならば、

この手の崩し料理(イタリア風創作料理)

をたまに口直しとして食べても良いのでしょうが、あまりイタリアへ行ったことがない人たちがこの過大評価の自称イタリアンを訪問して

これが美味しいイタリアンか

と勘違いしてしまったら、彼らの長い外食人生にとって大きなマイナスとなります。ヨイショライターや料理評論家は世に

アロマフレスカは真のイタリアンではない

と発信するべきと私は考えます。

オギノ
4名で訪問したのがいけなかったのか、2卓だけ隔離された奥のスペースに案内されてしまいました。青空の時と同じく、隣の4人組がうるさかったことがこの日の悲劇。驚いたのはいくら食べ放題の

お好きなだけパテ・ド・カンパーニュ

と言えども、4人でたらい回しして食べきってしまって良いのか。好きなだけ食べて良いと言ってもそれは原則

一人が前提

であるはずです。席でそのまま携帯を使用するなどマナーは最悪な4人組。移転前から、料理は美味しいけど客層にはちょっと疑問を持っていただけに、心配が現実になってしまった。
客が店を育てると言われますが、

店も客を育てる

ことが必要かと考え直したオギノ訪問でありました。